見出し画像

NFTアートの作り方:Robotos、BuenoによるNFTエコシステム入門

本記事は北欧のデザインメディア DeMagSign の翻訳記事です。
元記事はこちら:Interested in Creating NFT Art? Robotos and Bueno Will Help You Enter the NFT Ecosystem - DeMagSign


RobotosBuenoと呼ばれるアート生成ツールは、Blush DesignのCEO兼創業者でもあるデザイナー、イラストレーターのPablo Stanley氏が手がけた最新のプロジェクトです。 Open PeepsHumaaansAvataaarsButttsBotttsOpen DoodlesといったこれまでのオープンソースのイラストレーションからPabloのことをご存知の方も多いかもしれません。彼はまた違ったアートとデザインのツールについてYouTubeチャンネル「Sketch Together」で無料のレクチャーを公開していて、ClubpadPablito PlanetaLatinx Who DesignDreamer Storiesといった興味深いプロジェクトも手がけています。

Pabloは5月14日、15日に開催されるDesign Matters Tokyo 22にも登壇し、彼のクリエイティビティについて、そしてこれらのツールを作るに至った背景について話してくれます。

Robotosについて本当に理解するためにはまず、NFT革命とは一体なんなのか知る必要があります。Robotosとは私がデザインした、アルゴリズムによって生成された9,999体のキャラクターの集合で、イーサリアムのブロックチェーン上でNFTとして発行されています。このカラフルなアート作品は5,500人以上のコレクターの心を捉え、彼らは多彩な金属質な服装、顔、デジタルアクセサリー、バックパックや腕など、Robotosの躍動感を楽しんでくれています。

NFTのエコシステムについて考えてみましょう。NFT(Non Fungible Token、非代替性トークン)は急速に進化し、脱中央集権的な世界への動きを加速させています。最近ではNFTについてさまざまなことをお聞きになっているでしょうし、あるいは自分がどうすればこの世界に参加することができるのか、考えている人もいるかもしれません。私にとってそれは昨年の6月でした。TwitterとOpenSeaを色々見ていたときに、デジタルアートに価値を付けようとしている人たちがいることに気付いたのです。そこで、私も同じようなことをしたいと思いました。Cool Cats、CryptoPunks、Crypto Kittiesのように取引できるデジタルアートを作りたいと思ったのです。

ここ20年の私のイラストレーションの中で、ロボットとモンスターは重要な役割を果たしてきましたので、技術的にはRobotosは容易いことでした。彼らは私のクリエイティビティを刺激し、楽しませてくれます。私は彼ら1人1人の背後にある数多くのストーリーを想像しています。

アートのプロジェクト全般、特にRobotosのようなNFTの場合、ストーリー以外に非常に重要なのは、それを欲しいと思うコレクターとそのコミュニティです。私がプロジェクトをスタートさせた6月以降、Robotosのコミュニティは継続的に、順調に成長してきました。YouTubeやTwitter、Discordで製作のプロセスを可能な限りシェアしてきたからだと思っています。この非常にしっかりとしたコミュニティがあったおかげで、8月3日にこのプロジェクトがリリースされると24時間も経たずにすべて売約済となりました。

10件のRobotosを購入してくれたTyler Winklevoss氏、TIMEのプレジデントであるKeith Grossman氏、ラテンミュージックの女王Thalia氏、NBAのレジェンドDennis Rodman氏など、クリプトのコミュニティにいる多くの人の興味を集めたことは非常に誇らしいです。

私はRobotosを、単なるデジタルアートの作品以上のものとして作りました。アートに価値を認めるだけではなく、文化的な意味で皆が繋がれるようなブランドを作ろうとしているのです。また、人々をインスパイアし、彼らに私のアートを使って独自のストーリーを作ってもらうことも私の狙いです。それが実現することで、私たちは繋がることができると思うのです。アバターをひとつ買えば、その所有権が手に入り、自由に使う権利が得られますから、あなたは法的な裏付けを持って、Robotoを好きなように使えるのです。そうすることで、あなた方全員が私と一緒にRobotosの世界を作り上げることになります。

その流れの中で、私はBuenoを開発することで、世界中のアーティストが自分の作品の認知度を上げ、作品を売り、価値を認められてサポートを受けられるようになるための手助けをすることを思いつきました。このNFT生成・管理ツールを使えば、アーティストが彼らの作品をアップロードし、その希少価値をコントロールし、まったくコードを書くことなくNFTを生み出すことができます。私たちはNFTの世界に参加したいと考えているすべてのアーティストを応援し、この世界と彼らとの距離を縮めたいと思っています。

この記事を読んでいる人は、実際にBuenoをどのように使うのかを学ぶことができ、自分だけのNFTを作ることができます。このサイトを訪れて、NFTの世界への旅を始めましょう。まずは、「What’s a Crypto Wallet—All You Need to Know」、「A to Z: The NFT Glossary for Beginners」などの関連記事を読み、PhotoshopFigmaなどと併用するやり方を知るところから始めましょう。アニメーションのNFTだって作ることができますから、素晴らしい体験になります。

Written by Pablo Stanley
Translated brought to you by Flying Penguins Inc. 🐧

・・・

Design Matters Tokyo 22、チケット販売中!

Design Matters Tokyo 22、チケット販売中!

デンマーク発のデザインカンファレンスが日本に再上陸。2022年5月14日-15日に開催されるDesign Matters TokyoではGoogleやTwitter、LEGOなどのグローバル企業はもちろん、Whatever、Takram、みんなの銀行など国内のデザイン先駆者たちも勢揃いで、先端のデザイントレンドについてのトークが盛りだくさんです。プログラム、チケットなどの情報は https://designmatters.jp をチェック。

👇Design Matters Tokyo 22の情報はこちらから
WebTwitter / Newsletter

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?