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#servicedesign

デザインの雑談03:変化するツーリズムとサービスの再編成

第一回ではサービスデザインからサービスエコシステムデザインへの変化について、第二回はサービスデザインとサステナビリティについて「オルタナティブヘドニズム」という概念をトリガーに雑談してみました。 今回は少し話題を変えて、「ツーリズム」という切り口からサービスエコシステムの変化を捉えようという試みです。 RYU:南部隆一 MASA:武山政直 ツーリズムの仕切り直しMASA:最近、ツーリズムが面白いなと思って注目しています。それも東京のような大都市ではなく、地方都市の方に。

デザインの雑談02:サービスデザインとサステナビリティ サステナブルな価値観変容の行き先は?

ACTANT内で、最近気になっていることについて話したものを書き起こしてみました。世界中のデザイナーが試行錯誤中のまだ生煮え状態かつ現在進行中の話題をゆるゆると繰りひろげる「デザインの雑談」です。これを読んでいただく皆さんにとっても、デザイン活動のこれからを考えるトリガーになれば良いなと願いながら無責任に放り投げてみます。ここで出てきたキーワードは今後じっくりリサーチしていく予定です。皆さんも一緒に考えていきましょう。 第一回ではサービスデザインからサービスエコシステムデザ

デザインの雑談:サービスデザイン・システミックデザイン・ソシオマテリアル

ACTANT内で、最近気になっていることについて話したものを書き起こしてみました。世界中のデザイナーが試行錯誤中のまだ生煮え状態かつ現在進行中の話題をゆるゆると繰りひろげる「デザインの雑談」です。これを読んでいただく皆さんにとっても、デザイン活動のこれからを考えるトリガーになれば良いなと願いながら無責任に放り投げてみます。ここで出てきたキーワードは今後じっくりリサーチしていく予定です。皆さんも一緒に考えていきましょう。 今回の雑談は、サービスデザインからサービスエコシステム

続・サービスデザインの教科書 01 | サービスはエコシステムとしてデザインしよう

武山政直(ACTANT共同創業者 / 慶應義塾大学教授) サービスデザインの誕生から30年以上が経つが、その発展と普及の一方で、肝心の「サービス」の意味が大きく変わってきている。それは業務や事業のカテゴリー(役務提供 / サービス業)として始まり、やがてあらゆる事業で成果や体験を共創する活動へと展開し、さらにいま、多様なステークホルダー、そして社会の共生を支える仕組みとして理解されようとしている。そのような変化にサービスデザインがどのように対応し、その行先を支えて(導いて?

リモートで使える、海外のデザインリサーチツール4選

こんにちは、ACTANTの伊集院です。皆さんはデザインリサーチという概念をご存知でしょうか。いくつかの定義がありますが、「デザインリサーチの教科書」 (木浦幹雄 著)での解釈を引用すると、「プロダクトやサービスのアイデアを生み出すために実施するリサーチ」がデザインリサーチと呼ばれています。現場に赴いて行うフィールドリサーチや、ユーザーの日常に入り込んでのインタビュー実施など、ユーザーの置かれている状況や行動の洞察が、主なアプローチとなります。 コロナ禍では、現場に直接赴くこ