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イノベーションの種あつめ

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国内外の技術革新事例を気ままに収集し、短くまとめていきます。 Photo by Amador Loureiro on Unsplash https://unsplash.com…
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#イノベーション

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[講演録] David Graeber - "Basic Income and Innovation"

人類学者デヴィッド・グレーバーは、シリアルアントレプレナーのピーター・ティールとの対談で、ベーシックインカムとイノベーションの関係について語りました。 1. イマジネーションがイノベーションの鍵: Graeberは、社会の進歩や新しい発明には、クリエイティブな考えを持つ人々が重要だと言っています。しかし、現在の社会では、こうした人々が活躍する場が限られており、多くのアイデアが埋もれてしまっていると指摘しています。 2. 競争よりも自由を: 現代のシステムでは、人々は自分のアイデアを証明するために時間を費やさなければならず、それがイノベーションを妨げています。Graeberは、人々に必要な資源を与えて自由にさせることで、予想外のブレークスルーが生まれる可能性が高まると考えています。 3. ベーシックインカムが創造性を解放する: ベーシックインカム(無条件の基本所得)を導入することで、人々が生活の心配をせずに、自分の好きなことに挑戦できるようになります。Graeberは、これにより新しいアイデアや文化的な革新が生まれる可能性が高まると主張しています​。 4. 文化的な革新の消失: 例えば、かつてのイギリスでは、社会福祉制度に支えられた若者たちが音楽やアートで世界的な影響を与えましたが、こうした制度が削減された結果、文化的な革新が減少したとGraeberは述べています​。 5. すべての人にチャンスを: Graeberは、現在の経済システムが、多くの人々の創造性を抑え込んでいると考えています。ベーシックインカムによって、すべての人が自分の能力を最大限に発揮できるようにすることが、社会全体の進歩につながると彼は提唱しています​ 。 まとめ: このように、David Graeberはベーシックインカムが人々の創造力を解放し、社会に新しい発明や文化的な革新をもたらす可能性があると考えています。 ソース: https://davidgraeber.org/videos/basic-income-and-innovation-david-graeber/

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“薄くて軽い”期待の太陽電池ペロブスカイト via ANNnewsCH

薄くて、軽くて、発電効率もいい次世代の太陽電池として注目されているのがペロブスカイト。発明者は桐蔭横浜大学の宮坂特任教授。 中国ではひと足早く大量生産に向けた動きが進んでいるようです。インタビュー先企業の副社長いわく、2024年には安定生産が見込まれているのだとか。 他方日本では、積水化学工業が2025年の段階で製品化・量産化を目指しているようです。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%AE%E5%9D%82%E5%8A%9B https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC14AJS0U3A410C2000000/

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3Dプリンター製のサーモン!美味しいかどうか試食して確かめたい

日本にはカニカマという、魚肉をカニの肉に似せるという技がありますが。この動画でピックアップされているのは、キノコ由来のタンパク質からサーモン風の肉を「印刷」する技術。 環境負荷低減・サステナビリティの観点で注目される「代替肉」ですが。わたしは結局「美味しさで圧倒的に本物の肉を凌ぐ」ことが、スケールのきっかけになるような気がしてなりません。 https://news.tv-asahi.co.jp/

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パデュー大学が緑内障の早期発見に役立つスマートコンタクトレンズ技術を開発 #ヘルスケア

パデュー大学の研究者らが、市販のソフトコンタクトレンズを、眼の健康状態をモニタリングするためのツールとして使用できる新技術を開発。 この技術により、極薄で伸縮性のあるバイオセンサーを市販のソフトコンタクトレンズに組み込むことができ、緑内障を含む多くの眼科疾患の痛みを伴わない診断や早期発見が可能になります。本技術は特許を取得済み。 詳しくは上記動画や、EurekAlert記事にて。 Source: EurekAlert! (https://www.eurekalert.org/news-releases/976013) https://boomerang.vc/

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100%生物由来でリサイクル可能な3Dプリント住宅のプロトタイプが公開 #米メイン大学

アメリカのメイン大学のAdvanced Structures and Composite Centerが、建設スピードと持続可能性を両立する3Dプリント住宅のプロトタイプを発表。 製造時の廃棄物をほとんど出さず。3Dプリンターで4つのパーツにプリントされ、現地で組み立てられたものだそう。 窓ガラスも生物由来ってのが直感ではすごく難しそうなところですが、実現してしまっているからスゴイ。 ■3D Printed Home Made with All Bio-based Materials Unveiled by UMaine / 3D PRINT.COM https://3dprint.com/295959/3d-printed-home-made-with-all-bio-based-materials-unveiled-by-umaine/

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ドローンで建築物を3Dプリンティング #英研究者チーム #NATURE誌

Imperial College LondonやUniversity of Bathなど複数の組織からなる研究チームが、建物全体を3Dプリントできるようなロボット群を作っているようです。どんなロボットかというと、「ドローンに3Dプリンタ機能を搭載」したもの。 ドローン3D建築工法は、山や災害地など、アクセスが難しいエリアでの建築物設計に強いようです。また、ロボットを何台か組み合わせれば、さらに高速に作業が可能。 研究者たちは、複数の空飛ぶロボットが効率的に協働できるように、スズメバチなど自然界のそらとぶ生き物も研究したのだとか。難しくて大変そうだけど、刺激的で楽しそうですね! ■Aerial additive manufacturing with multiple autonomous robots / NATURE https://www.nature.com/articles/s41586-022-04988-4

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MITの研究チームがシール状のウェアラブルセンサーを開発中 #MIT #eskin

Jeehwan Kim氏などからなるMITの研究チームが、セロテープのように人間の皮膚に貼り付けることができるセンサー(e-skin)を開発中。 ユーザーの心拍や汗に反応・振動し、電流が生まれるようです。近くに携帯電話のような受信機があれば、無線で読み取ることができ、常に生体情報をモニタリング可能。 まだサイエンス誌に研究成果が発表されたばかりのようですが、ゆくゆくは身近で簡便なセンサリングデバイスへと溶け込んで健康リスクを下げてくれる技術となってくれるかもしれませんね。