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イノベーションの種あつめ

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国内外の技術革新事例を気ままに収集し、短くまとめていきます。 Photo by Amador Loureiro on Unsplash https://unsplash.com…
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記事一覧

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“薄くて軽い”期待の太陽電池ペロブスカイト via ANNnewsCH

薄くて、軽くて、発電効率もいい次世代の太陽電池として注目されているのがペロブスカイト。発明者は桐蔭横浜大学の宮坂特任教授。 中国ではひと足早く大量生産に向けた動きが進んでいるようです。インタビュー先企業の副社長いわく、2024年には安定生産が見込まれているのだとか。 他方日本では、積水化学工業が2025年の段階で製品化・量産化を目指しているようです。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%AE%E5%9D%82%E5%8A%9B https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC14AJS0U3A410C2000000/

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3Dプリンター製のサーモン!美味しいかどうか試食して確かめたい

日本にはカニカマという、魚肉をカニの肉に似せるという技がありますが。この動画でピックアップされているのは、キノコ由来のタンパク質からサーモン風の肉を「印刷」する技術。 環境負荷低減・サステナビリティの観点で注目される「代替肉」ですが。わたしは結局「美味しさで圧倒的に本物の肉を凌ぐ」ことが、スケールのきっかけになるような気がしてなりません。 https://news.tv-asahi.co.jp/

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Amazonが物流拠点にて二足歩行ロボ"ディジット"を試験導入

正式導入はまだのようですが、その光景に私は未来を感じました。Amazonがいくつかの物流拠点にて二足歩行のロボットを導入したようです。 ポイントは二足で歩行できることだけでなく、モノ運ぶべき場所にちゃんと運べるのもスゴイな。。と思います。もしかすると、街を行き交う物流網にもロボットが登場する世の中がくるのでしょうか。

3Dプリンターで指の神経再生 / 京都大学医学部附属病院が発表

一ヶ月ほど前(4月24日)のニュースですが、京都大学医学部附属病院が、バイオ3Dプリンタを使って、神経再生に成功したと発表しました。 遅かれ早かれ3Dプリンタで人間の細胞や臓器をつくれるようになるとは聞いていましたが、まさかこんなに進んでいるとは思わず驚き。 3名中3名の神経が回復し、経過も良好というのは素晴らしいですね。 出典Cover photo by Sebastian Dumitru on Unsplash 参考

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パデュー大学が緑内障の早期発見に役立つスマートコンタクトレンズ技術を開発 #ヘルスケア

パデュー大学の研究者らが、市販のソフトコンタクトレンズを、眼の健康状態をモニタリングするためのツールとして使用できる新技術を開発。 この技術により、極薄で伸縮性のあるバイオセンサーを市販のソフトコンタクトレンズに組み込むことができ、緑内障を含む多くの眼科疾患の痛みを伴わない診断や早期発見が可能になります。本技術は特許を取得済み。 詳しくは上記動画や、EurekAlert記事にて。 Source: EurekAlert! (https://www.eurekalert.org/news-releases/976013) https://boomerang.vc/

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100%生物由来でリサイクル可能な3Dプリント住宅のプロトタイプが公開 #米メイン大学

アメリカのメイン大学のAdvanced Structures and Composite Centerが、建設スピードと持続可能性を両立する3Dプリント住宅のプロトタイプを発表。 製造時の廃棄物をほとんど出さず。3Dプリンターで4つのパーツにプリントされ、現地で組み立てられたものだそう。 窓ガラスも生物由来ってのが直感ではすごく難しそうなところですが、実現してしまっているからスゴイ。 ■3D Printed Home Made with All Bio-based Materials Unveiled by UMaine / 3D PRINT.COM https://3dprint.com/295959/3d-printed-home-made-with-all-bio-based-materials-unveiled-by-umaine/

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便利ではない「弱い」ロボットはマシンとの共生の姿を提案する #弱いロボット #あわわ

豊橋技術科学大学の学生さんたちが開発したのは、「あわわ」と談笑するロボや、ゴミを見つけても、自分で拾うことはできないゴミ箱型ロボットなど。 どれも「便利ではない」ことで人の優しさを引き出すのだそう。 通常、ロボットが構想される際にはつい「強く」設計されがちだというバイアスへの気付き。そして、ロボットとの共生のあり方の提案。様々な面で素敵なイノベーションだなと思いました。 ■「あわわロボ」35万回再生 なぜ「便利じゃない」開発? / FNNプライムオンライン https://youtu.be/ECyJhUkLdJM ■豊橋技術科学大学 情報・知能工学系 ICD-LAB https://www.icd.cs.tut.ac.jp/

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タンパク質の謎を解き明かす機械学習マシンたち #AlphaFold

生物学には、タンパク質フォールディング(Protein folding)という難題がある。 ざっくりいうと、タンパク質が、鎖状から生物学的に機能する立体構造(三次元)へと変化するプロセスなのだけれども。その初期状態に、三次元状態を予測するのが困難を極めるらしい。 そこに登場するのがコンピューターの手助け。たとえばAlphabet社傘下のDeepmind社によるAlphaFoldは、機械学習によりこのタンパク質フォールディング問題をとき、様々な病気の理解に役立っている。 また、Folding@homeというプロジェクトは新型コロナウイルスの内部にあるタンパク質の解析もおこなっているのだそう。 ■Beyond AlphaFold: AI excels at creating new proteins https://newsroom.uw.edu/news/beyond-alphafold-ai-excels-creating-new-proteins ■タンパク質の「フォールディング問題」とは何なのか? / Gigazine https://gigazine.net/news/20201202-what-is-protein-folding/

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ドローンで建築物を3Dプリンティング #英研究者チーム #NATURE誌

Imperial College LondonやUniversity of Bathなど複数の組織からなる研究チームが、建物全体を3Dプリントできるようなロボット群を作っているようです。どんなロボットかというと、「ドローンに3Dプリンタ機能を搭載」したもの。 ドローン3D建築工法は、山や災害地など、アクセスが難しいエリアでの建築物設計に強いようです。また、ロボットを何台か組み合わせれば、さらに高速に作業が可能。 研究者たちは、複数の空飛ぶロボットが効率的に協働できるように、スズメバチなど自然界のそらとぶ生き物も研究したのだとか。難しくて大変そうだけど、刺激的で楽しそうですね! ■Aerial additive manufacturing with multiple autonomous robots / NATURE https://www.nature.com/articles/s41586-022-04988-4

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MITの研究チームがシール状のウェアラブルセンサーを開発中 #MIT #eskin

Jeehwan Kim氏などからなるMITの研究チームが、セロテープのように人間の皮膚に貼り付けることができるセンサー(e-skin)を開発中。 ユーザーの心拍や汗に反応・振動し、電流が生まれるようです。近くに携帯電話のような受信機があれば、無線で読み取ることができ、常に生体情報をモニタリング可能。 まだサイエンス誌に研究成果が発表されたばかりのようですが、ゆくゆくは身近で簡便なセンサリングデバイスへと溶け込んで健康リスクを下げてくれる技術となってくれるかもしれませんね。