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【国別デザイン】フィリピン共和国を調べて、この国でWebデザインする時のポイントをまとめてみた。

こんにちは、design51%です。

都内では全国でいち早く桜の開花宣言が発表され、自分の好きな春を感じられる季節になりました。寒さが徐々に和らぎ、木々や草などが徐々に淡い色を帯び、明るい色の服を着るのが楽しくなっていくこの感じが、なんとも好きです。特に桜は、毎年の楽しみの一つです。

さて、今回は投資家が注目している国、第一位「フィリピン共和国」について調べてみます。(下記リンクは、投資家注目ランキング)


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フィリピン共和国ってどんな国?

まずは、フィリピン共和国がどのような国なのかをざっとご紹介します。

・国名:フィリピン共和国
・首都:マニラ
・最大都市:ケソン市(約300万人)
・面積:299,404㎢(日本は377,973㎢)
・人口:1.049億 (2017年)
・GDP:3049億ドル(2016年)
・GDP成長率:6.9%(2016年)

フィリピン共和国は、7,000以上の島を領有する島国、国名のフィリピンは16世紀の旧宗主国のスペイン皇太子フェリペ(後のフェリペ2世国王)の名前から命名されたそうです。

1899年に初代大統領エミリオ・アギナルドの下で独立宣言がなされ、昨年建国120年。東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国。

少し前ですが、ロドリゴ・ドゥテルテ大統領が行なった麻薬撲滅のための超法規的殺人指令が問題となってたり、6階級制覇をしたプロボクサー(現在は政治家)のマニー・パッキャオが有名です。

また、人口の90%がキリスト教徒で、フィリピン司教協会は離婚法や人工妊娠中絶や避妊に対して反対し、かつ政治介入しており、フィリピンで人口爆発が続く一因となっているようです。


フィリピンの経済は?

フィリピン共和国は熱帯に属しており、多種多様な作物を作ることが可能であり、全人口の40%が第一次産業に従事しています。主な生産物は下記。

 ・サトウキビ
 ・ココナッツ
 ・コプラ(ココヤシの果実の胚乳を乾燥したもの)
 ・マニラ麻
 ・タバコ(主に葉巻たばこ用)
 ・バナナ

第二次産業では、かつては東南アジア有数の鉱産国であったが、1980年から約20年間で1/10の3万トンまで生産量が落ち込んでいます。しかし、現在はマニラやセブ島などで新たに金属鉱床が発見されたりと、鉱業の潜在能力は高いようです。

第三次産業では観光業(セブ島、ボラカイ島)が盛んですが、最近ではBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)が最も成長すると言われております。特に、コールセンター業が有名ですが、自分の身の回りでは英会話がとても身近に感じられます。(英会話教室でもフィリピン人の講師が多く、オンラインでもフィリピン人講師が多いです)


フィリピン共和国の食文化は?

フィリピンの食文化は、歴史上の背景から中国やスペインの影響を受けています。食事は1日に5回(朝食、間食、昼食、間食、夕食)。フィリピン料理には粒コショウ、唐辛子などの香辛料、ショウガ、タマネギ、トマトと言った香味野菜が使われ流が、比較的穏やかな味付けのようです。

特徴的な食べ物は下記となります。

・ルンピア

春巻き。揚げ春巻きは「ルンピア・プリトー」、生春巻きは「ルンピア・サリア」と呼ばれます。

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(画像著作権者:Lumpia from Lumpia Shack in New York, NY、ライセンス:CC 表示-継承 4.0、参照元リンク


・アドボ

野菜、魚介類などの様々な食材を醤油と酢で煮込み、ニンニクで風味を付けた料理。

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(画像著作権者:dbgg1979 on flickr、ライセンス:CC 表示 2.0、参照元リンク


・カレカレ

牛のテール肉(あるいは胃袋)を煮込んでピーナッツソースで味付けした料理。

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(画像著作権者:BrokenSphere、ライセンス:CC 表示 3.0 非移植 、参照元リンク


・ハロハロ

かき氷とココナッツミルクに豆、米粒、果物など様々な材料を混ぜ合わせた氷菓。

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(画像著作権者:bingbing from Quezon City, Philippines、ライセンス:CC 表示 2.0 、参照元リンク


交通手段

島嶼間移動は航空、島内移動は車による移動が主流です。鉄道もあるようですが、自然災害などで度々運休しています。車による交通手段は下記種類があります。

ジープニー - 初乗り:子供7ペソ、大人8ペソ50センタボ
 ジープが元となったいわゆる乗合タクシーで
トライシクル - 初乗り:15ペソ
 オートバイにサイドカーを付けた料金交渉制の三輪タクシー
タクシー - 初乗り:40ペソ
バス - 初乗り:10ペソ(エアコン無バス)、12ペソ(エアコン付バス)


フィリピン共和国のインターネット・スマホ事情

フィリピン共和国でのインターネット普及率(人口におけるインターネットユーザの割合)は71%、日本は94%となってます。また、その回線速度はとても遅く19.0Mbps、日本は91.9Mbps、モバイル回線では15.1Mbps、日本は30.9Mbpsです。

更に興味深いのが、1日のインターネット利用時間は約10時間と世界トップで、モバイルにおけるインターネット利用時間は約5時間と世界第2位の利用時間となっています。ちなみに日本はそれぞれ約3.75時間、約1.5時間となっています。

上記情報は、こちらのサイトの情報を参照しております。


Webサイトはどうか?

フィリピンの概要を調べたところで、実際のWebサイトをみてみたいと思います。今回はフィリピン共和国で大手企業にスポットを当ててみていきます。

【小売業】SM Prime Holdings

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ショッピングモールを展開するSMグループの親会社。フィリピンにおいて最大手の小売業者、そしてショッピングセンターとして認識されています。

白をベースに、コーポレートカラーをアクセントカラーとしてデザインしています。情報が整理されており、とても分かりやすいサイトになっています。RWD(レスポンシブルWebデザイン)。


【情報通信】PLDT (Philippine Long Distance Company)

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フィリピンの情報通信産業における最大手。「SMART」という名前の携帯電話子会社の方が認知度が高いかもしれません。SM Prime社同様、とても見やすいサイト。RWD。


【複合企業】JG Summit Holdings

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業種は様々で、航空交通、銀行、食品製造、ホテル、石油化学、発電、出版、不動産、不動産開発、電気通信など。複合企業ということでか、情報量が非常に多く、煩雑な印象があります。特にグローバルナビはwidth1300pxでもハンバーガーメニューになってしまうほど。スマホサイトはなさそう。。。


【不動産】Ayala Land

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メガワールド社と並んでフィリピンにおいて最も大きい不動産開発業者の一つ。全体的に情報がまとまっており、レイアウトやフォントなどにデザインのこだわりが見受けられる。RWD。


【電力】MERALCO (Manila Electric Railroad, and Light Company)

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https://www.meralco.com.ph/

1891年に創設され、フィリピンで最初の発電業を担った企業。ロゴの橙色をアクセントに使用したデザイン。フィリピン国内の回線速度が遅いためか、画像はretina非対応。RWD。


【食品】Nestle Philippines

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世界的なこの企業は、フィリピン全土に何千もの正社員がいるほど、最も雇用の多い会社のひとつ。日本のサイトと同じデザインなので、内容をローカライズしている。RWD。


【食品】San Miguel Foods

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この企業は国内で最も大きな食品会社として知られており、会社の様々なオフィス、製造、配送、加工・処理、農場施設において3000人以上もの正社員が従事しています。濃い青をアクセントとして、敢えてロゴカラーと合わせていない。RWD。


【携帯電話】Smart Communications

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これは先ほど紹介したPLDTの子会社であり、携帯やインターネットサービスのプロバイダーです。スマホのアイコンのような画像が印象的。RWD。


【石油精製】Petron Corporation

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フィリピン国内で最も大きい石油精製会社。実際に国内の石油のニーズに対して30%以上の供給があります。こちらのサイトも、ロゴカラーの濃い青ではなく、明るめの青をアクセントカラーにしています。「How can we help you?」が特徴的なサイト。RWD。


【飲食】Jollibee Foods Corporation(ジョリビー)

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この会社はトニー・タンというフィリピン人が設立した会社で、ファーストフード店を多く展開しています。マクドナルドと同じようなハンバーガーのジョリビー、中華、ピザなど多数。サイトデザインは少し古さを感じるが、リトル・ジョリビーのキャラクターでブランディングしている。スマホサイトはない。


デザインのヒント

歴史や食文化、気候などからインスピレーションを膨らますこともあります。また、国民誰もが知っている建物や食べ物、伝統工芸品などは、サイトをデザインする時のアクセントのヒントになる時もあります。

Webサイトのデザインは日本でも同じですが、基本的にはその企業の伝えたいメッセージや商品などをヒアリングして情報を早く正確に伝えることが重要です。そのためにデザインでどうするかを考えます。

今回確認したサイトでは、下記がポイントかなと思います。

・フォントタイプはサンセリフ体

・言語は左から右に読むので、日本と同様(英語)

・色使いは、ロゴと外したカラーもアクセントとして使用している

・スマホサイトがないサイトは10サイト中2サイトと少なく、スマホファーストと考えても良い

また、国内のインターネット普及率や回線状況などにより、画像サイズなどの工夫は必要かなと感じました。


終わりに、

最後まで読んでいただいてありがとうございます。次も別の国を調べてみたいと思います。よろしければ、下記にご感想やご意見などいただけると幸いです。


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