【全文無料】ロスト双龍~ロストヌメルゴンで行き着いた回答~
はじめましての方ははじめまして でると(@aorarennreru)と申します。
主に湘南エリアで活動しているプレイヤーです。
今回は2024年シティS2で使ったロスト双龍(ロストヌメルゴンの派生)のリスト解説、各カード不採用、採用理由等を残せればと思い筆をとりました。
シティの結果は4勝1両負け 9位ではあったものの
5戦目でS1優勝、WCS出場経験のある方とも当たって勝てた現環境への回答として自信のあるリストです。
シティ以外にも直近参加した自主大会の戦績を記載しておきます。
※はーしゅカップではあなぬけのひもを3→2にしてミカルゲを入れてました。
シティリーグ2024シーズン2
悪リザ 後 0-1✕(両負け)
サナ 後 6-4〇
サーフゴー先 6-3〇
赤月ロスト先 6-4〇
ロスギラ 後 6-5〇
9位
12/16ラッシュCS
パオカイナ後 6-5〇
ピジョリザ後 5-6✕
青月ロスト先 6-4〇
ターボ月 先 6-4〇
ミュウ 先 1-6✕
クエスパトラ後6-1〇
赤月ロスト後 6-5〇
ピジョリザ先 6-2〇
67位/512
1/6はーしゅカップ(チーム戦)
ロスギラ 先 6-2〇
アルギラ 後 6-1〇
ピジョリザ後 6-4〇
ピジョリザ後 6-2〇
アルギラ 先 0-6✕(種切れ)
ピジョリザ後 4-4✕(両負け)
チーム19位/48
ここから本題に入ろうと思います。
1.シャイニートレジャーex環境とロストヌメルゴン
古代未来環境でまず、一番意識したポケモンは、トドロクツキ、その次にテツノカイナでした。
従来のロストヌメルゴンのデッキリストだと上記2体をワンパンできる火力が出せません。
そこで考えなければいけなかったのが、230ラインをワンパンできるカードでした。逆に言えばこの課題をクリアできれば割といい立ち位置のデッキになると考えてました。
げんきのハチマキ+ザマゼンタのかたきうちで230を取ることも可能ではありますし、それもそれで強いのですが、2回この動きをしたい局面も多くそのプランは不採用としました。
カイナ入りパオジアンを意識してテラキオンを入れたり、カイナ入りミライドンを意識してカラミンゴ(闘)を入れたり迷走してました。
その結果シャイニートレジャーの環境になってすぐのかつたCSで2-5とボコボコにされました。
それを踏まえ、自分が最終的にこのデッキに求めたのは以下3点
・230ラインをワンパンで取りたい
・返しで取られにくいポケモン(できれば居座りたい)
・後1でごっつぁんを打ってくるミライドンに対し先2でカイナを取る動きをしたい。
そして候補に上がったカードが2種
かがリザについては赤月ロストで230ラインを狩れ、かつ返されても1枚しかとられない優秀なカードとして採用を見受けてました。
デメリットはかがやくゲッコウガが入れられない分不安定になる点。
カイリューについてはカイリュー自身がHP230とカラミティストームを耐える点、居座れればかがリザと異なり入れ替えに頼らず連打出来る点が魅力です。
かがやくゲッコウガの採用もできますし、S1で使っていたリストからおおまかな使い勝手を変えずに運用できると考えたのとロスバレで主にチーム戦の自主大会に出ているロストバレットつよつよのねぎさん(@19ryuji0202)からの提言もあり今回採用するに至りました。肝心のカイリューVも手元になく貸してもらってBIG感謝
リスト解説でもう少し深堀した内容を記載します。
2.不採用カード
採用カードより先に不採用カードに触れておきます。
【ポケモン】
・ミュウex
S1では採用し大活躍でした。わざゲノムハックも特性リスタートも優秀で、逃げエネも0
主にゲノムハックしたい技としては、終盤のロストインパクト、スターレクイエム、バーニングダーク
これらは終盤であればわざマシンかじばのいっぱつでほぼ代用が効く、スタジアムなしカラミティストームで取られる、くるいえぐるをゲノムハックしても相打ち等を考慮し、不採用としました。
・ドラピオンV
ミュウVデッキや、サナに対して心強いカードです。
ミュウVに強く出ることを意識するのであればほしいカードではありますが、なくても全く戦えないわけではないので優先度が下がり不採用としました。
【サポート】
・セイボリー
サナに対して刺さるときは刺さるカード。
ロトムV採用のリザ、ミライドンに入っているイキリンコ等
相手にとっては逆にトラッシュしたいカードも増えてきている環境なので不採用としました。
・クララ
釣り竿3で事足りる為不採用。終盤でヤミラミなどをこの1枚で使いまわし出来るのは強いですが。
・ナンジャモ
ナンジャモについては採用は正直かなりアリだと思ってます。
もしくはツツジを2にするか。
ただ、手札干渉よりも盤面を作る動きが強い場合も多く他のサポートを打ちたいタイミングと重なってしまいがちなので、自分のリストでは不採用です。お好み次第というところ。採用するなら、あなぬけのひもかポケギアあたりを自分は抜きます。
【グッズ、ポケモンの道具、スタジアム】
・葉隠れポンチョ
ボスの指令からヌメルゴンVstarを守れるカード
現環境ではヌメルゴンを出さない対面も多いため不採用
・災いの箱
S1でベスト4に入っていた方が採用してましたね。
ワンパンしにくいヌメルゴン、ワンパンしても反射で80乗るのは強いです。
自分のリストだとヌメルゴンを出さないロスギラ対面等にもヌメを立てれるのはえらいと思いますが、場面によってバレットの動きを優先したい自分にとっては枠的に厳しい為不採用としました。
・デヴォリューション
ぶっちゃけかじばのいっぱつより汎用性がある、刺さる頻度が多いという面で強いと思ってます。
PTCGLでは未収録のかじばをデヴォに変えただけのリストで遊んでましたが、使用感めっちゃいいです。
が、「かじばのいっぱつ」と言いたいが為不採用です。
・頂への雪道
手札干渉を1枚としている関係上強く使えないと判断したため。2枚以上採用となると枠的にも厳しいのとその場合全体の構築自体を変える必要があると考え不採用
3.リスト解説
ポケモン15枚(たね13枚)、グッズ22枚、どうぐ1枚、サポート9枚、スタジアム2枚、エネ11枚
キュワワなどロストデッキの主要なカードは解説省きます。
採用理由と採用枚数の理由を記載します。
・ヌメルゴンVSTAR(以降 上ヌメ)、ヌメルゴンV(以降 下ヌメ)
このデッキの主役、2枚ずつの採用
前々回のノートでも触れましたが、もちまえの耐久で場に残りながら相手を削る優秀なカード。
・カイリューV 1枚採用
迷走の末ヌメルゴンの相棒に抜擢しました。
先ほども触れましたが、従来の型で取れなかった230のラインをワンパン出来るえらい子。
カラミティストーム220を耐えられる点も評価してます。
「各対面で意識したこと」でも触れますが、ザマゼンタ、ヌメルゴンでは対応しにくい相手に対してドラゴンゲイルを使います。
・ザマゼンタ 1枚採用
非エクで220打点が出せる。
220で取れるラインはもちろんウッウのおとぼけと合わせてリザを取れます。
・ウッウ 1枚採用
つりざおを3投しているので1枚で十分回ります。
サイド落ちした場合であってもほかのアタッカーで間に合う盤面も多いので割り切ってます。
・ヤミラミ 1枚採用
ほぼ終盤でしか使わないのと使いまわしたい場面も少ないためピン採用
序盤~中盤で手負いにしたポケモンを終盤まとめて取るゲームプランをする時やサイドを取りたくない(ツツジを打たれたくない)が削っておきたい時に活躍。あくまでサブアタッカー。
・ジラーチ 1枚採用
あまり採用を見かけない為採用。
ロスト系統であまり採用を見かけない→ジラーチいない前提の動きを相手がしてきたときに刺さるんじゃないかという安易な理由で採用。
主にダメカンばらまき系のブジンエンテイ、連撃に対して、「ターンを返したらヨガループがくる」タイミングで置くと1ターン稼げることが多いです。
サナに対しても相手の盤面次第でマナフィ置くかジラーチ置くか選べるのとカイリューVのベンチ自傷ともかみ合わせもいいです。
・ネストボール 3枚採用
4枚ほしいところですが、ボウルタウンもあるので枠の関係で3にしました。
2枚での運用ありとは思いますが、安定を取っています。
・いれかえカート 2枚採用
ダメカンバラまき系が増えていたため採用
元々ポケモンいれかえでしたが、ヌメルゴン以外はたねなので使用感はほぼ変わらず。
他のメリットとしてはアマージョのアイシクルソウルを使われた場合でも対応できるようになります。
例)下ヌメシェルローリングで140をアマージョに→アイシクルソウル下ヌメにダメカン190→入れ替えカートで引っ込めて(ダメカン160)から進化モイストスター使わずにアイアンローリングアマージョきぜつ
→2体目のアマージョのトロピカルキック(軽減で100ダメ)を耐えてからモイストスター
というような動きもできます。なかなか対面しない相手ではありますが。
・あなぬけのひも 3枚採用
2枚採用でもいいかと思います。実際はーしゅカップは2枚にしてミカルゲを入れて回してました(ミカルゲは流行り始めたロトムVやネオラントV等を止められるのでジラーチやマナフィを置く必要のない対面やミュウに)。手札干渉を1枚厚くするのもいいとは思います。
・わざマシンかじばのいっぱつ 1枚採用
終盤キバナでエネ付けたポケモンorウッウとこのカードだけで280出せるロマンのあるカード。
最後の最後にワンチャンが作れるのがえらいです。
ロストヌメルゴンを使っているとよく出くわす展開としてサイドが残り自分2相手も2で相手のバトル場の高HPのカードに殴られ返しのターンでワンパン出来れば勝ち、出来なければ負けというような場面です。
このような場面でミュウexのゲノムハックとは違い相手に依存しない高火力が出せます。2進化exに対しては削りを入れるかそもそも使わないです。
ギラティナ程安定しないので序盤展開できなかった場合の保険としての意味合いも強いです。
あとは「かじばのいっぱつ」を貼った時のお相手のリアクションを見たいため採用してます。正直デヴォリューションの方が丸いです。
・エネルギー配分 水4、鋼3、雷1、超1、ジェット2
カイリュー用に水多めにしました。
ピン刺しも多いのでエネ管理は正確にできるように意識してました。
個人的な使用感ですが、これ以上削れないギリギリの配分です。
ジェット削って基本エネを増やす構築もありますが、本構築は入れ替えグッズが少なめな為、エネルギーと入れ替えを兼ねているジェットは切れません。
4.各対面でのプラン
Tier表の上から全体的にざっくり記載します。
有利不利は体感ではなく、自主大会での勝率で記載します。
ピジョット型リザードン対面 五分(6戦 3勝1負2両負)
先行後攻問わず、ウッウで前を取らない事を意識しました。
(相手がヒトカゲ1面で取れる場合のみウッウで取るイメージ)
ロストを貯め、ウッウで殴れたとしても殴らずその分のリソースで下ヌメを準備します。(VIPパスやネストでヌメを持ってくる)
これはウッウでサイドを取ってしまった場合、ベルトやらハチマキやらを付けたリザにヌメルゴンを簡単に取られてしまうためです。
なので殴り始めはヌメルゴンからして、次ターンで取られるくらいのタイミングでザマゼンタを用意したり、あえて裏のロトムを取ったり、かじばのいっぱつを使う準備をします。
リザに非エク取られる サイド6-5
ヌメでリザと殴り合う
モイストスター→ヌメでリザきぜつ サイド4-5
殴り合う
ヌメきぜつ、200乗った2体目リザ サイド4-3
ザマゼンタかたき討ちでリザきぜつ サイド2-3
3体目リザにザマゼンタ取られる サイド2-2
ウッウかヤミラミでリザにダメージ与える→取られる サイド2-1
かじばのいっぱつでピジョか3体目のリザきぜつさせてサイド0-1勝ち
みたいな試合運びです。
ロスギラ対面 有利 (2戦 2勝)
ごめんなさい、有利は言い過ぎですが、個人的には勝ち越してます。
これに関しては回った方が勝つと思っているのと自分がロスギラ対面の経験値に対し、相手のロスヌメ対面の経験値の差が顕著に出るイメージがあります。
サウスポーのボクサーがオーソドックススタイルのボクサーに有利みたいな。
ロスト軸同士で必ずこうなるって盤面がないですが、箇条書きで意識していることを記載します。
・ヌメルゴンは出さない(相手の前上ギラティナでサイド3-1になってから下ヌメ出してかじばのいっぱつサイド1-1→返しで取られず押し切って勝ちみたいな展開もジムバではあったので絶対ではないですが)
・進化前のギラティナをザマゼンタで取れるときにとる
・進化後でもザマゼンタで殴れるなら殴る(げっしゅりでキュワワとギラティナの3枚取り目指すプラン)
・暇さえあればウッウ、ヤミラミをベンチに置く
ミライドン対面 不利(0戦)
自分はじゃんけん勝てば先行を取るので後攻特化ミライドンきついです。
大会ではあたりませんでしたが、もし当たっていたら
1、全力でロスト貯めて先2でドラゴンゲイルでカイナを取るか、かたき討ちで裏のミライドンを取る(2-2-2でとっていく。)
2、1ターン目トラッシュに水か雷エネを隠し札で送って水か雷エネをカイリューに手張り、2ターン目キバナ使ってドラゴンゲイルでカイナを取る。
どちらかが出来なければほぼ負けです。
その他ロスト 青月、赤月 有利(3戦 3勝)
対ロスギラ同様回った方が勝ちます。
シティでは赤月ロストからカイナが飛んできてツツジ+ドラゴンゲイルで返して押し切りました。
悪エネが見えたら相手のウッウに対して下ヌメのシェルローリングをすると返しで大体くるいえぐるされるのでツツジしやすいのとロストマインでサイドレース逆転できます。
仕事の合間などに書いていてたらもうあと5日でレギュ変更となってました為、雑かつ中途半端ですが投稿します。少しでも参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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