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シュトーレンを食べるようにエヴァを作る



海洋堂から1996年に松本しのぶ氏原型のエヴァ初号機のガレージキットが発売された。生物的でエヴァのグロテスクさが表現された造形に子供の頃の私は衝撃を受けた。
96年当時、自分は小学生。
ガレージキットがそもそも何なのかわからず、どこで売ってるかも、作る方法もわからず模型誌を眺めていた。

時は経ち海洋堂のARTPLAシリーズにてこのキットがプラモデルとして発売された。こんなに嬉しいことがあるだろうか。小学生の頃に憧れたエヴァがその辺の量販店で買える!箱を開けるとウネウネしたパーツがみっちり。正直圧倒されてそのまま箱を閉じてしまいそうだった。気を取り直してランナーのパーツを眺める。

どう作ろうか塗ろうか考えを巡らす。塗料が揃ってるか確認する。ランナーを眺めていたら我慢できなくなり深く考えず組み立て始めてしまった。今までガンプラやカーモデルしか組み立てた事がないので少々毛色が違う。ちょっとゴツめのゲートをニッパーで切ってナイフで整え、接着剤で貼っていく。ベースとなる使徒の部分を組んで初日は終わり。ちょっと組んだだけで満足してしまった。たまたまテレビのシュトーレン特集を見ていて、シュトーレンみたいなプラモだなと感じた。

しばらく寝かせてしまったがちょっとずつ再開しようと思う。右足のパーツを部位ごとに切り出してゲートを削って接着剤で貼り合わせる。ゲートをキチンと削ってやれば綺麗にピタッとはまっていく。

順番に同じ工程を繰り返して小一時間で片足が組み上がる。この工程がプラモ作ってるな〜って気分で楽しい。シュトーレンを食べるように少しずつ組んでいきたい。

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