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臨床皮膚科トピックスとは?

デルマ侍です。
今日は臨床皮膚科のトピックスについて。

以前こんな記事も書いています。


皮膚科専門医試験対策


皮膚科専門医試験対策で勉強するもので先輩方からですとか、風の噂的なもので、
「トピックスを読んだ方がいい」「あとセミナリウム」
そんなふうに聞いた方もおられるでしょうか。
知らない方には、トピックスってなんだよ、株か?って思う方もいらっしゃいますかね。

トピックスとは


トピックスとは、TOPIXではありません(笑)
臨床皮膚科が年に1回出している増刊号のことです。

まじめな先生は読んでいます。



04月号増刊号でvol5
病院によって届く時期が異なるとは思いますが、6月くらいには手に入るかと思います。


トピックスの得点寄与率はあまり高くない


このトピックス、数年前から皮膚科専門医試験対策として非常に有名でした。
過去問を解いたのち、トピックスとセミナリウム、講習会テキストを勉強する、といった先生が多くおられました。

お読みになるとわかりますが、
このトピックス、非常に勉強になります。
その名の通り、数年で話題になっていることや新しい知見が非常にわかりやすく、また比較的コンパクトに解説されており、読み応えがあります。
しかし、ではここから試験にでやすいか、というと全くそんなことはないのです。

2021年の皮膚科専門医試験に対して、2021年のトピックスを読んで解ける問題はほとんどありませんでした・・・。

2019年のトピックスに関しては、過去問と関連した話題が6項目程度あるように思えます。しかしその年に直結するか、というとそういうわけではありません。

こんな記事も書いています。

皮膚科専門医試験は、日皮会が発行しているものから出題される

皮膚科専門医試験は、日皮会が発行しているものから出題されやすいです。
もちろん、他の媒体からもでますし、話題になっていることは他の雑誌でも掲載されますから、でないわけではないです。

しかし、やはり専門医試験委員の先生たちも、日皮会が発行しているものから出題しています。
試験問題作成の裏側についてこちらで検討しています。


JDA letterにも日皮会発行のものを勉強せよ、とかいてある

JDA letterにも日皮会発行のものを勉強してくださいね、と実は書いてあるのです。

2014年平成26年度前後のJDA letterでは、数年にわたり、出題方針について重大なことが書かれていて、

・日本皮膚科学会雑誌の原著
・セミナリウム
・JDに掲載された症例
・診療ガイドライン
・講習会テキスト

から出題としました、と書かれています。

セミナリウムは、白&青のにっぴかいしに掲載されている、原著論文とは別のお勉強の掲載シリーズになります。こちらはまた解説していきます。

おわりに

臨床皮膚科の増刊号トピックスは、皮膚科専門医試験直前に読むもの、というよりは普段からの勉強で取り入れていきたい題材になっているかと思います。

お読みいただきありがとうございました。

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