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英語の訛り②〜アナと雪の女王〜ウェーゼルトン公爵


アナ雪FROZENの英語アクセントについてです。

ウェーゼルトンの公爵 Duke of Weselton

また、ウェーゼルトンの公爵Duke of Weselton(眼鏡をかけていて小さいおじいさん)も英語に訛りがあります。日本語吹き替えではよくあるおじーちゃん声です。

ちょっとかつらなの?

(たしかに目のくりっとした感じが進撃の巨人のロッド卿に似ているのか!?笑)

名前のウェーゼルトンは、weasel ウィーゼル イタチにも聞こえます。
英語圏ではイタチはずる賢いイメージです。

声優さんはこの方

Alan Tudyk アラン・デュディックさん

この方も生粋のアメリカ人。テキサス生まれ、テキサス育ちです。
(ズートピアに出てくるイタチ役、シュガーラッシュのキャンディ国王もこの方)

上の画像、ズートピア 右側にいるのがイタチですね。

こちらはシュガーラッシュにでてくるキャンディ国王声優はアランさんです。

こちらはドイツ北部訛りではないかという意見が多数でした。ウィーゼルトン公爵が本作中に冒頭 Ah, Arendelle, our most mysterious trade partner.

や、

As your closest partner in trade, it semms only fitting that I offer you your fist dance as queen. 

「貿易を通してつながりの深いこの私と最初のダンスを踊っていただけませんか?」

と言っているところから、アレンデールのモチーフがノルウェーのため、アレンデレールの近くの国として、スウェーデンの公爵ではないか、との意見もありました。英語のアクセント的にはオーケンほどの強いアクセントではありません。ややBritish Englishだ、と感じる人もいたようです。

実際に調べると、声優のアランさんは、複数のEnglish accentを使いこなすことができると、アメリカの映画評論家の記事にも書かれていました!・・・レジェンド山ちゃん(山寺宏一さん)みたいなものですかね(笑)テキサス生まれなのにBrithis accentも完璧とのこと。奥さんのCarissaさんは振付師のようで、ヨーロッパ育ちなのかどうかなども、自分のリサーチではあまり情報が得られませんでした。

アランさんは、ローグワンのドロイド役もやっています。これがBritish English accentなのでしょうか。ローグワンみたいなー。見たらまた追記します。

ウェーゼルトン公爵の衣装

アナ雪ウェーゼルトン公爵の服装がドイツの皇帝にそっくりなことから、ドイツがモチーフなのでは?という意見が多かったです。


確かに衣装が似ていますね。おもしろいですね!衣装と英語の発音から、ドイツがモチーフで間違いがなさそうです。

オリジナル英語のWeseltonとWeaseltown 

翻訳のウェーゼルトンとウイルスタウン

※英語ではDuke of Weselton このおじさん自身はWeselton「ウェッセルトン」的に発音していて、アレンデールのおつきの人(カイ KAIさん 太っていて禿げています。戴冠式なのにお寝坊のアナを起こすシーンと凍りつきそうなアナを城に迎え入れるシーンでもでてきます。)はWeaseltown「ウイーゼルタウン」と発音しています。個人的には、この公爵のWeseltonの発音は確かにBritishに感じます。ただ他の部分はドイツ訛りっぽいですかね、少なくともイギリス英語には感じられませんでした。ドイツ語読みではヴェーゼルトンです。

ちなみ、日本語の吹き替えでは公爵自身は「ウェーゼルトン」、カイさんは「ウイルスタウン」と言っています。英語圏ではweaselとはイタチのことで、はずる賢くイメージが悪いのです。つまり、Weaseltownウイーゼルタウンも、「ずる賢い

イタチのような国」のようなイメージで、あまりいい響きの国名ではないようにNativeには感じられます。それを少しでも日本語で表現しようとしたのが「ウイルス」タウン 病原体の街 みたいな聞こえにしたのでしょう。面白いですね。


おわりに

アナ雪 1作目の方の、American Englishでないキャラクターについて検討してみました。

今回はウェーゼルトン公爵をクローズアップしてみました。

他にもアクセントが少し特徴的な方々がおられますので、まとめていきます。

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