成田悠輔の魅力

2021年あたりからちらほらとYouTubeを賑わせている、成田悠輔。
最近では地上波でもみられるようになり、その知名度はうなぎのぼりに上がっている。
そんな彼のファンは多いのではないだろうか。
そんな私もにわかファンの一人だ。

彼が今、
世間の注目を浴び、人々の興味を惹きつけてやまない理由はどこにあるのだろうか?

自分も含め、人々が彼に興味をもつ所以を考えてみた。


①歯に衣着せぬ物言い

我々日本人は、他者からの目や、世間体を気にしやすい民族だ。
顔が知られている人であればなおさら、自分の発言には注意に注意を重ねている。
気をつければつけるほど、発言に刺がなくなり、面白みがなくなっていくのはSNS界隈ではよくあることだ。


一方、成田悠輔は
「若者は選挙に行くな」
「独立国をつくれ」
「老害は自決せよ」
などと少し過激で、危ない匂いのする発言が多い。

その、一般人には使えないような堂々とした物言いに、
人々は惹かれるのだろう。

だが、そもそもその発言に信憑性がありそう、と感じさせるのは
彼が麻布中高⇒東大主席⇒イェール大学助教授といった
わかりやすい超エリートキャリアと
研究者としての確固たる実績があるからであろう。

同じように話していても、彼のようなバックグラウンドがなければ
今のように評価されたかどうかは疑問であるし、
そもそも、今回のように瞬発性をもってブームにはならなかったであろう。
凡人では到底想像もつかないことを、平気で発言する天才、といった稀有な存在に人々はじわるのかもしれない。


②読解力・言語化能力

評論家にありがちな、
自分の主義・主張だけをまくしたてるように言う、ではなく、
他人の意見を理解する頭の回転の速さ、またそれを
(理解力がそこまでよくない私、視聴者)に分かりやすく変換して
アウトプットしてくれる説明力の高さ。
これって社会人として、というより、
生きていく上で非常に重要なスキルである。
所謂、非認知能力の一つだと思うのだけど、
学歴があって世間では優秀と思われている人に備わっているってものではないし、
ペーパーテスト的なものと違って、がむしゃらに頑張れば獲得できるものでもない。
彼曰く、自身に友人も少なく、生育環境も過酷だったと聞くが、
どうやって習得したのであろうか。
この能力が、彼が専門の分野での超優れた研究者、というだけでなく
一般人でもわかりやすい、そして感じざるを得ない、
彼の能力の高さなんだろうな、と思う。

③シニカルな発言

彼の特徴として挙げられるべきはやはり、シニカルな物言いだ。
私の大好きなYouTube『日経テレ東大学』のビジネストーク番組「Re:Hack(リハック)」の締めの言葉でもおなじみ、
ゲストをディスるかディスらないのか、
もしくは、
褒めているのか褒めていないのか、
その両者の微妙なところでまとめて終わる、頭脳明晰な芸人、といった立ち振る舞いも秀逸なのである。
これも彼のもつ語彙力とユーモア性によって成り立っている芸当(?)
なのである。


④声の聴きやすさ

そして最後に挙げられるはこれ。
人に愛着を持ってもらう上で非常に大切な要素である。

声の聴きやすさ、といっても色々あるが
まず一つ目に、彼の場合、落ち着いた物言いと、絶妙な間の取り方が非常に聴きやすい。
頭の中の理路整然さが、溢れんばかりである。

そして二つ目に、声の質も、聴きやすさに関係している。
昨今、音声メディアの時代が来ているが、
声の好き嫌いは非常に大事な要素である。
これは人によって感じ方は異なるかと思うが、
苦手なタイプの声質を聴き続けるのは苦痛でしかない。
好まない声であれば、内容がいくらよくても、聴き続けることは困難なのである。
個人的には、
成田悠輔の声は低くてがかっこいい声、と認識している。
聴いていて、非常に心地が良い。
私が思うのであれば、多くの他の人も同じように感じている方もいるであろう。

少し脱線するが、
かっこいい声をきいてくるとビジュアルまでかっこよく見えてくる。
不思議だ。(そもそも、もともとかっこいか。)


以上が私の考える成田悠輔の魅力である。
こうやって人を惹きつけるんだな~と。
すなわち
「結構過激発言が多くてやばそうなんだけど、
意外に声はきれいで聴きやすくて、
キャリアとか本人の根本的なところはすごい!!」
みたいな感じのギャップに人々は萌えるんだろう。

彼は現時点で特にファンビジネスを展開していないが、
(勝手に彼を崇め奉る人は多いと思うが。)
ファンビジネスを展開する教祖の特徴がわかる気がする。

唯一無二の稀有な存在。
今までになかったような、インスパイアさせられる存在。

なるほど。

彼と同じ方向性は100%無理だが、
今後の自分のビジネスのヒントをもらえた気がする。

今後も彼の活躍が楽しみ
な一にわかファンのつぶやきである。


 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?