見出し画像

DeNA 2軍データ(5月編)

2軍のちょっとしたデータを貼っていきます。

2軍 スタメン

↑クリックしてください

打線は5月も流動的。
投手を見ると、スターリンコルデロディアスの育成外国人3人が合流。先発では上茶谷、京山、石川、宮城が中心となって回った。
勝又が中15日、石川が中20日、ディアスが中24日と間隔の空いた日があった。
加えて肘の違和感で離脱していた平良阪口が1ヶ月前後の間隔で実戦復帰。また飯塚も1ヶ月以上離脱し今月は28日の1登板のみだった。
一方で風張浅田は5月の登板がなく、入江も右肘の痛みで戦線離脱となった。
野手では東妻が5/14のスタメンを最後に出場がない。
ちなみに5/2の試合のみDHではなく投手のロメロが打席に立った。

野手の起用法。伊藤裕デラロサ宮本細川辺りの起用機会が増えた。二軍の野手が増えたことで代打の機会が増え、現在はデラロサが最も多くなっている。一方で伊藤光が復帰し戸柱、山本が二軍に落ちたことで益子東妻は起用頻度が減少した。

捕手…山本
一塁…伊藤裕デラロサ中井
二塁…田部
三塁…小深田
遊撃…
左翼…楠本
中堅…宮本
右翼…細川
DH…デラロサ
代打…デラロサ
が中心に。

打者成績(5月)

好調だったのは楠本細川。楠本は4月は打率.235と低かったがサイクルヒットを達成するなど5月中旬から伸び、月間OPSが1.000を超えた。細川も二軍に落ちて以降は出塁率・長打率ともに高い数値を発揮。さらに特筆すべきは、2人とも四球が三振より多いこと。二軍レベルの投手にしっかりコンタクトできた。2人とも納得の一軍昇格となった。
三振率の低さでは宮本も15%をきる優秀な数字。昨年は32%と課題だったため、この低い数字を保つ事ができれば大きな成長と言える。打撃がもう少し波に乗れば宮本も一軍昇格が近そうだ。
また、育成のデラロサは既に昨年を超える打席数を経験。昨年は打率.208、OPS.550だったが5月は打率.286、OPS.674と見れる数字を残してきた。支配下まではまだ遠いが、ひとまず成長を確認できた。

その一方で苦しんだ選手もいる。蝦名は4月は絶好調で一軍に昇格したものの、降格後は打率.178と低迷。四球、三振の観点でも苦しんでいる。
山本も昨年はOPS.700台を記録したが、今季は波に乗れていない。期待のはGWの前後は好調だったがここに来て疲れが見えたか急下落。三振率が25%→33%と悪化し、ただでさえ少ない四球も5月は僅かに2つと苦しい数字に。
小深田は4月は四球率が17%と高かったが、今月は6.6%と大幅にダウン。打撃のスタイルを変えたのか、あるいはまぐれか。
開幕から打撃に苦しんでいた益子田部東妻は改善せず。田部はプロ初本塁打こそ放ったが、3人とも三振率がさらに悪化し35%超えとかなり辛い数字に。
盗塁を見ると、成功率が77%から61%と悪化。先月7盗塁0失敗だった蝦名の不在が大きかったか。しかしは昨年の50%から今年は71%、楠本は昨年僅か2盗塁だったのが先月は6盗塁、今月は3盗塁をノーミスで決め大きく成長した。蝦名宮本も交えて盗塁ランキングの1~5位をDeNAがほぼ占めている。チーム盗塁数は試合数を上回る46個で12球団トップに。6月以降も盗塁を成功率を保ったまま積み重ねられるか。

左右別成績(打者)

左投手よりも右投手に強い→楠本宮本細川
右投手よりも左投手に強い→伊藤裕蝦名乙坂
左投手に弱い→小深田田部

という傾向に。細川は打率こそ変わらないが右投手から6本塁打、四球率19.1%の一方で左投手からは1本塁打、9.1%と対照的に。また、蝦名の対右打率が大きく悪化した。

失策種別成績

一方で失策数は試合数を上回る45個。昨年と同じペースで積み重ねていて、改善は見られない。そのうち4割近くを占めているのが田部の二遊間。は昨年の11失策に早くも並ぼうとする10失策、田部は昨年の16失策のペースよりは少ないものの7失策。まだまだ課題は多そうだ。いくら守備範囲が広くてもこの多さは見過ごせない。

投手成績(5月)

投手陣は全体的に好調で、今月の防御率は2.95。チーム全体として奪三振と四球の多さが目立つ。
先発では京山今永石川が好成績。石川は5/8を最後に登板がなく、再び登板間隔が空いているが、後半戦ではある程度先発ローテで毎週投げられるようになって欲しい。先発である程度三振が奪えることは魅力。
中継ぎでは進藤池谷櫻井が好成績。進藤は毎年四球も三振も多かったが、今月は四球が1つのみ。制球が改善したのだろうか。回跨ぎもしていて、一軍に上げても良いかもしれない。櫻井は一軍を経て中継ぎに転向。奪三振率こそ9.28と良いものの、四球の多さは変わらない。
宮國も4月は防御率13.50だったが今月は改善。被本塁打がなく、多彩な球種で打者をかわしていくスタイルの宮國にとっては良い傾向。
宮城は先発3試合をこなした。三振と四球の多さは今月も変わらず。昨年は三振が少なかったが、球速が上がったことが影響しているのだろうか。
笠井勝又の四球の多さも変わらず。
田中健は4月は防御率1点台だったが、2本塁打を打たれ成績悪化。
武藤は不調から抜け出せず。イニングを上回る四球の数は正直辛い。立場としてもなんとか復調したい。

左右別成績(投手)

右打者よりも左打者に強い
勝又櫻井京山田中健
左打者よりも右打者に強い
坂本今永シャッケルフォード池谷平良笠井
左打者に弱い→武藤宮國
という傾向に。
池谷は打数の違いから分かるように左のワンポイントとして多用されているが、今のところ不向きか。進藤石川は左右どちらも被打率低く抑えられている。勝又の対左の四球の多さは変わらず。

盗塁阻止率(投手、捕手)

捕手は高城を除き全員が盗塁阻止率.300を超える優秀な成績。今月は.583(12-7)と半分以上刺した。
投手では投球回の割に武藤が走られているだろうか。池谷は1軍では盗塁の餌食にされて2軍に落ちたが、ここまでは盗塁を1度も企図されていない。田中健も17回投げているが、ワンポイント故か盗塁を企図されていない。

2軍・ホールドランキング

最後に二軍全体のホールドランキング。イースタンでは浦和ロッテ軍の多さに加え、トップ3には子猫西武軍の水上、横須賀DeNA軍の池谷が新たにランクイン。水上は育成ドラフト5位の新人だったが、接戦を抑えた実績が考慮されてか、今月見事支配下登録となった。大学時代は2年次に首位打者、3年次に最多勝と最優秀防御率を獲得した二刀流。今後の活躍が期待される。

ウエスタンは舞洲軍と筑後軍が競っている。齋藤椎野ともに一軍のキャリアもある投手なので、早く一軍で戦力となって欲しい。新たにランクインした投手では、椎野に加えて舞洲軍のサブマリンルーキー・中川颯、筑後軍の29歳・渡邉雄大、そしてTJからの復活を目指すナゴヤ軍・田島もランクインした。今月は広島日本ハムでクラスターが発生、二軍のホールドランキングはコロナ禍にかなり影響されそうだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?