ぐにゃぐにゃ

昔のことを最近はよく思い出します。
いい人の顔をしている人、笑顔が張り付いている素敵な方、見て見ぬふりしている人、人に興味なんてない人。
みなさんとてもいいと思います。この世は無常といいますから。
何をするにも皆くるしいし、皆つらい思いをして生きている。
その苦しみは誰にもわかりはしないし比べるものでもないし自分だけの抱え込んだ傷ですので。

皆それぞれ傷を負っておりそれをひた隠しに生きている、魅力的にそれはそれは映りますね。わたしなんかもそう、昔をふと切り絵のように映画のように頭の中で繰り返しシーンが流れる。それはもうクラシックのように優雅に流れ、ヘビーメタルのように急に爆音で止まり、私の耳はもう聞こえなくなってしまった。

だけど繰り返し流れるシーンはいつもいつもいつも同じで、それはどうしてなのでしょうか。
自分がつらかったのかも、楽しかったのかももうわからないのです。
ただぐにゃぐにゃしたゴムのように伸び縮みを繰り返しべちゃべちゃと脳みそへ絡みついてくる。感情なんて脳みその信号だとどこかで聞いたような気もしますがこのぐにゃぐにゃヘロヘロしたものは脳みそが何を言いたいのかさっぱりわかりません。
それがわかるときはくるのかな。
それがわかるときはもう私じゃなくなってるだろうけど。
それだけは真摯に理解しています。



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