ホロスコープは未来を夢みる

まだまだ暑いです☆
ということはまだまだ夏休み気分でイイということか!
という明後日の方向に解釈してフラフラしています。
空が本当にキレイです!(^^)!

さて、私は独学で占星術を学んで久しいのですが。
その私も勉強をしに行くことがあります。
それは自分を占って貰うことです!

お金を払って他の方の占星術に関する知識や思考を
傾聴しているかんじです。
毎回、かなり事前調査をしていくので
まず間違いがないです。
ああ~この人はリリスに関してものすごーく研究しているな、
とか
ホロスコープそんなに早く読めるんですか?!
とか
どの占い師の方々も本当にスゴイです。
自分の脳みその限界に半泣きになりながら
痺れて帰ってきています。

この夏になぜ、このようなことを書くかというと
急に、気がついたのです。


すごい占い師の方たちに共通することがある!!!

って。
あ、誤解しないでくださいね。
これは私が好む占い師の傾向ですので
これにあてはまらない占星術師もすごい人はたくさんいます。
さて、言い訳も終わったので。
結論から言うと

未来を断占しない

これです。
断占って私が作った造語です。

占いでものごとを断定する

ということです。
自分への戒めとして頭に置いています。
占い師が未来を占わないなんておかしいだろ!
というお叱りがきそうですが、
私は積極的に占ってはいけないと思っております。
実際、頼まれてもふわっとしか占いません。

占星術は未来が見えるか?

といわれれば、高確率で占えると私は思います。
そもそも占星術は、紀元前9世紀頃からその存在を確認されています。
ただ、これには諸説ありますし、今回の要点はそこじゃないの!
( `ー´)ノ

問題は何に使われていたか、【用途】です。

占星術は、日蝕や月蝕、彗星などの将来訪れる災厄を予言するため
使われていました。
国家のための占い方法だったのです。
月がもたらす河川の氾濫、夏至や冬至は
家畜や農産物の育成に大きく影響します。
国の存亡がかかっていた。
ですから国家の運命を、当時の占星術師たちは必死に占ったはずです。
その占星術が王族用にカスタマイズされていき、
国だけではなく、人の運命を占うようになっていきます。
やがて占星術は貴族に浸透し、
そうして長い時間をかけて人々に広まっていったんですね。

紀元前に生きていた人たちも私たちと同じように
空を見上げ星の配置にドキドキしていたのか~
うーん、悠久の時を感じます。(*'ω'*)
そういった理由から個人の未来も占えるようになっています。
実際、辛い時期から抜けるのはいつですか?
といった質問に対しては私もきちんとお答えします。
ただ、あんまり先の事はいいません。
いつ結婚するとか、子供の事や、

それってNGだな、と思う

私は占星術はかなり高度な統計学だと思います。
緯度と経度と日時である程度の人物像を描き出せます。
それはデータの蓄積によるところが大きい。
東洋占術の四柱推命や紫微斗数なども
ある程度同じ仕組みだと思います。
こういうと夢が無いように感じるかもしれませんが
反対ですよ。
ある程度の人物像しか分からないのです。
つまり、

初期設定が明らかにされるだけなのです

体の初期設定は小さい頃から無理やりされてきた
健康診断で分かりますよね。
自分の身長を知らない小学生はいないのです。
でも、自分の心の隅々まで分かっている小学生は少ないと思います。
どんな異性の好みがあるか、
両親との関係性、
どんな上司に出会うか、
旅先でどんなお土産を買う傾向があるか、
お箸派なのかフォーク派なのか、
……止まらないからこの辺で。
人は自分の初期設定も知らず
いきなり人生という荒波に飲まれてしまうわけです。
そうして必死に波に立ち向かうことになる。
そして、ここで自分の設定を使うんです。
そこで自分に初めて会う。

え?わたしこんなところあったんだ
うそ!こんなことしちゃった!とか

その人の初期設定はどう使いきるのか?
反応、それこそが個性です。
恐ろしいことに、この反応は100人いたら100人違うのです。
同じアスペクトを持っている2人に、
同じ運命をぶつけても、結果はまったく違います。
似たような人はいます。
だけど同じではない。
確実にどの人も、他の人とは違うのです。
そこには人間の自由意志という太陽のかけらみたいなものがある。
だれもが唯一無二なんです。
おおげさだけどそうとしか言えない。

私たちは誰一人欠けてはいけない。
不必要な人はいないんです。

たまに、「自分の居場所が無い」と言われる方がいますが
あなたがいないと皆、世界も困っちゃうんだけどな、と思います。
世界はあなたの自由意志で何かが起きるはず。
それは予測不可能。だからこそ可能性に満ちています。
現実は常に書き換えることができるし、
占星術の統計なんて余裕でブッチぎってきます。

同時に占星術のデータは日々蓄積されていき
だから私は永久にすべてを知ることができないわけです。
(-_-)/~~~ピシー!ピシー!
でもそれでいいと思う。
世界もその理も変革し続けるべきだし、
占星術はそれを把握するべく、区分し、分類し続けます。

そして、ここに未来を占わないほうがいいという
私の主張もあります。
個人の自由意志に水を差してはいけないのです。

未来は知らなくていいんです。
頭で知るのではなく、体で行動する。
今を自分で思う通りに懸命に過ごすこと
それを積み重ねていけば最良の未来ができあがりです。

占い師の言う未来は占い師の未来です。
あなたの自由意志ではない。
あなたの未来ではない。

私が今まであった占い師の方たちで
あ!この方はプロで本物!と思う人って
私の設定をプロとして判断してくれる
転職エージェントみたいなかんじ。
あんまり未来は占わないですね。
しつこく聞いても
「○○年後にチャンスありますから、腐らず頑張って!」
くらいです。
断定的なことは絶対に言いません。
霊視も透視もしない。
あ、できる方もいましたが。
それを理由に脅したり、教唆しないってことです。

私もやっぱり未来はそっとしておきたい派です。
ホロスコープは自分の設定を知るためのもの。
未来は夢に見て今を生きていきたいと思うのです。

ホロスコープは未来を夢みる

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