見出し画像

あん摩マッサージ指圧師?! #6(専門学校合格発表編)

「頑張る」ということから逃げ続けて十数年。
実家を出て一人で暮らしながらも会社員にもならず(なれず)39歳となった秋。
紆余曲折を経てあん摩マッサージ指圧師になるための専門学校の入学試験を受けました✍️

当時、水道検針員をしておりました。
水道メーターを見て検診票を各家庭に投函していく…あれです。なかなか大変な仕事ではありました。雨、風、寒さ暑さ、常に野外でバイクで移動しながら或いは歩いて回っていきます。
自ら志願して片道一時間近くかかるお山の上のキャンプ場がある地域を担当したり。車の下にあるメーターボックスを開けるため車の下に潜ったりなんて日常茶飯事💪

泥だらけになったりもしつつ、あの仕事をしていて訓練されたことはお客さんとの会話。そして忍耐力。
顔を合わせたら挨拶することはもちろん、使用水量が多かったりすると確認を取らなければいけない為、色々な方と会話する機会が大変多いのです。おかげさまで人様とのコミュニケーションが上手になる訓練になったのではないかと今思っています🤔

あん摩マッサージ指圧師の専門学校を卒業するまでの実に約16年間、ひたすら水道メーターを見続けたことになるのでございますが…🧐
雨の日も風の日も検針し続けたことで培われた謎の忍耐力が私の身体には染み込んでいるようです。

その水道検針員、働いていたところでは月末に少し休み期間がありました。

休み=旅!!✌️

愛車のオフロードバイクにキャンプ道具を積み込み野宿を重ねながら全国各地を放浪。
日本中の風景とにおいを全身で感じながら走ってキャンプ場などなどで出会った旅人や現地の方たちと語り合ったり…それが本当にとても楽しかった😊

でもこのままでええのか?やりたいことってなんなんやろ?…そんな思いを抱えながら旅を繰り返していました。

初代の旅の相棒"Kawasaki KSR-1(50cc)"
北海道オホーツク海沿いにて。

長い間活躍してくれた旅の相棒"Kawasaki KLX250ES"
北陸に向かう途中の琵琶湖畔。

とにかく長かった。
やりたいなと思えることが見つかるまで。
初めて真剣にやってみたいと思った「あん摩マッサージ指圧師」の仕事。

祈る気持ちで迎えた合格発表の日。
郵便で届くというので郵便屋さんが来るのを待ちました。

……!!!
小さな薄っぺらい封筒を郵便屋さんに渡される。

こ、こ、これは落ちた?…😱

そう思いました。合格ならもうちょっと大きく厚みのある封筒ですやろ!


おそるおそる封筒を開けてみる…

「合格」

😳😂🥺😭
ほんまかいなーーー!!

なんやねん!薄い封筒であかん思いましたやん!

え、え、え。
ということは次の春から学生??
ええ歳こいて学生になっちゃう!!!

だ、だ、大丈夫か!このだめにんげん!
三年間やで大丈夫か、このだめにんげん!!

はやる気持ちを抑えつつ春までの半年間、心の準備をしながら京都仏眼鍼灸理療専門学校選科の入学に備えることにいたしました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?