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世の中を良くする不快のデザイン展を終えて(全11回)

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「世の中を良くする不快のデザイン展」企画チームのメンバーが、それぞれの視点から振り返る連載コラムです。
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記事一覧

「世の中を良くする不快のデザイン展を終えて」 #01 クリエーティブディレクター・中沢俊のつぶやき

「世の中を良くする不快のデザイン展」を企画した、クリエーティブディレクターの中沢です。 まずは、「世の中を良くする不快のデザイン展」にプロダクトをご提供くださった各企業の皆さまに心から感謝を申し上げたい。こんなタイトルの展示会にしておいて何だが、世の中を不快にしたくてモノ作りに携わっている人など、この世に一人もいない(と信じたい)。 “不快のデザイン”という尖ったネーミングの展示会は下手をすると、自社の商品がマイナスのイメージに受け取られる可能性がある中で、展示会の趣旨に

「世の中を良くする不快のデザイン展」を終えて #02 コピーライター・佐々木千穂のつぶやき

「世の中を不快にするデザイン展」企画チームのコピーライター・佐々木千穂です。今回はこの展示についてコピーライター視点で語りたいと思います。 記憶をさかのぼると公募のためにチームが発足したのは2022年7月でした。開催にいたるまで約8ヵ月間。一昨日の夕飯さえ思い出せないのに、この8ヵ月間のできごとは細胞レベルでメモリーされていて、ちょっと思い出すだけでも胃のあたりに込みあげるものがあります。 タイトル、やっちまったな自分で書いておいてなんですが、企画選出されてから「やっち

「世の中を良くする不快のデザイン展」を終えて #03 アートディレクター・浅岡敬太のつぶやき

「世の中を良くする不快のデザイン展」企画チームのアートディレクターを担当しました浅岡敬太です。展示のキービジュアルなどをアートディレクション、デザインさせていただきました。 普段は人に読んでもらうような文章を書くことなど滅多にないのですが、このような機会をいただいたので、今回の展示のデザインがなぜ花をモチーフにしているかなどデザインまわりについて書いていこうと思います。 “世の中を良くする”「世の中を良くする不快のデザイン展」という、コピーライターの佐々木さんが考えてくれ

「世の中を良くする不快のデザイン展」を終えて #04 デザイナー・江口光希のつぶやき

この度は、「世の中を良くする 不快のデザイン展」に興味を持ってくださり、また本コラムを読んでいただきありがとうございます。デザインを担当した江口です。 クリエーティブディレクターの中沢さん、アートディレクターの浅岡さんのもと、デザインの検証をしたり、展示内容の挿絵となるイラストを作成しました。 当時は社会人2年目で、普段の業務ではまだまだ修行中の身。ましてや、展示のデザインなんてやったことがないので、右も左もわからない状態でした(もっと色々な展示を見て、見せ方をストックし

「世の中を良くする不快のデザイン展」を終えて #05 映像ディレクター・畑野亮のつぶやき

「世の中を不快にするデザイン展」企画チームの映像ディレクター、畑野亮です。企画段階から参加し、本展示のPVを制作しました。 当時は社会人2年目で、紆余曲折しながらのPV制作となりました。PV完成までの経緯を書いていこうと思います。 迷走し続けた企画まず、クリエーティブディレクターの中沢さん、コピーライターの佐々木さんにPVの企画を見てもらうことから始まりました。一発目に出した案がこちらです。 ぜ、全然違う…。デザイン展なのにオシャレさは皆無です。オナラしています。ここで

「世の中を良くする不快のデザイン展」を終えて #06 映像ディレクター・松元良のつぶやき

「世の中を良くする不快のデザイン展」企画チームの映像ディレクター2人目の松元良です。昨日の畑野さんと同じ、「りょう」という名前でやらせていただいております。 僕は企画から参加させていただき、展示のひとつにあった「モスキート音」のミニゲーム映像演出を担当しました。ゲームの演出をするのは初めてだったので新鮮で楽しかった記憶があります。 まずはゲームの設定からまず、クリエーティブディレクターの中沢さんをはじめ、皆さんとゲーム自体の設定を決めるところから始まります。モスキート音の

「世の中を良くする不快のデザイン展」を終えて #07 テクニカルディレクター・村田洋敏のつぶやき

「世の中を良くする不快のデザイン展」にテクニカルディレクター/エンジニアとして参加しました、村田です。普段は、電通クリテーティブXが運営母体となるDentsu Craft Tokyoで、インスタレーションやライブ演出などテクノロジーを使った体験コンテンツの制作を行っております。 この記事では、主に私の担当したイメージハンプのコンテンツについて書いていこうと思います。 体験コンテンツの必要性私が今回の企画展に参加したタイミングで企画内容はほぼ固まっており、展示を行うにあたっ

「世の中を良くする不快のデザイン展」を終えて #08 エンジニア・石川達哉のつぶやき

「世の中を良くする不快のデザイン展」にテクニカルディレクターおよびエンジニアとして参加しました、石川達哉と申します。電通クリエーティブXが運営母体となっているDentsu Craft Tokyo という組織で、エンジニアとして活動しています。この記事では、私が主に担当したモスキート音体験装置について解説いたします。 モスキート音とは展示にご協力いただいた日本騒音調査ソーチョー様のWebページには、「モスキート音(高周波音、超音波)」と記載されており、今回の展示では高周波音(

「世の中を良くする不快のデザイン展」を終えて #09 プロデューサー・井口英哉のつぶやき

「世の中を良くする不快のデザイン展」企画チームプロデューサーの井口英哉です。皆さま、この度は、貴重なお時間を割いて足を運んでいただきありがとうございました。そして、この企画にご協力いただきました企業の皆さまには、改めてお礼申し上げます。ありがとうございました。 2022年10月、中沢CDからの電話昨年10月、クリエーティブディレクターの中沢から1本の電話。「この企画でプロデューサーに入って欲しい」との依頼がありました。突然でしたが、企画公募に参加していることは知っていたので

「世の中を良くする不快のデザイン展を終えて」 #10 プロデューサー・鈴木創太のつぶやき

こんにちは。鈴木創太と申します。ありがたいことに、本展示のプロデュースを担当させていただきました。 普段は、電通クリテーティブXが運営母体となるDentsu Craft Tokyoで、デジタルコンテンツ、映像、Web、インスタレーションやライブ演出など、テクノロジーを使った体験コンテンツのプロデュースをしています。 全体の進行をしていたこともあり、正直書くことが多すぎて、まとまらない文章もあるかと思いますがご容赦ください…! なんとか論点を絞って… 上記をテーマに、備

「世の中を良くする不快のデザイン展」を終えて #11 PR・荒砂義治のつぶやき

はじめまして、「世の中を良くする不快のデザイン展」のPRを担当しました荒砂義治です! 連載コラム最終回は、私がPR担当として本企画展にどのように向き合ったのか、どんなことに取り組んだのかをお伝えできればと思います。 まずはPRの効果をご紹介WEBメディアやテレビ番組、ラジオ番組などで約20媒体で紹介いただき、Yahoo!ニュースにも掲載されました! 以下、一部抜粋して紹介します。リンクを貼っておりますので、よろしければご覧ください! CINRA 日経デザイン ITme