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「ファイルを選択」はなくて、「フォルダを選択」の怪。

電子レセプト。
医療機関によって、ファイル名は違いますが、拡張子は共通していて「.UKE」です。
歯科医療機関ならば、「RECIEPTS.UKE」という名前のファイルです。
中身は、テキストファイルです。
オンライン請求するときに、ブラウザで、この名前のファイルを送るのですが、ファイル名を選択する局面で、ファイルが保存されているフォルダを開いても、このファイルが表示されません。

通常、拡張子を指定してファイルを検索する場合、フォルダを開いたら、該当の拡張子のファイルが表示されます。
例えば、JPGの画像ファイルを探したり、保存したりする場合、フォルダを開くと、フォルダ内にあるJPGファイルが表示されるのは、誰でも経験していることと思います。
それで、この「オンライン請求時にファイルが表示されない」問題には、結構悩みました。
・UKEファイルの作り方に誤りがあるのか?
・請求時の仕様と、自分が作った請求ファイルの仕様が、合致していないのか?
ただ、不思議にファイルが表示されなくても、エラーにもならず、ファイル送信できてしまうので、問題は解決しないまま、先延ばしになっていました。

最近になって、再審査請求をオンラインで行う場合の解説を作る必要があって、その部分のマニュアルを読んでいたら、補足として「ファイルは表示されませんが問題ありません。」の一文がありました。
それで、マニュアルの通常のレセプト請求に係る部分を読み返してみると、全く同じ一文がありました。

仕様だったんだ。

ファイルを指定せずに、フォルダ指定にしているのは何故でしょう。
医療機関は、オンラインによる請求ではなくて、CDなど電子媒体に電子レセプトが保存されたCDなどの電子媒体を審査機関に郵送などして請求することもできます。
審査機関の事務方は、送られてきた電子媒体を自分のパソコンで開くことになりますが、このとき、開いたそこに目的にファイルが無ければ、途端に混乱します。
フォルダがいくつかあったりだとか、ファイルがいくつかあったりだとかしたら、どのフォルダのどのファイルが目的にファイルなのか判断がつきません。
それで、電子媒体を開いた目の前に一つだけUKEファイルがある、という状態でないと困るわけです。
オンライン請求においても、同じ仕様であるには、
請求する段階になって保存したフォルダにUKEファイルがひとつだけある、
ファイルが一つだけなら、もはやファイルを表示させる必要はなく、フォルダを指定すれば、それ以上の操作は無用、、、。
ということになっていると思われます。

以上、仕様に関する推察でした。



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