学校では教えてくれない戦後政治③
田中は太平洋ベルトの発展の裏で取り残された日本海側を大規模な土木事業によって新潟の発展を実現しようとした。
池田内閣においては日本道路公団の設立や道路建設の財源にガソリン税をあてる道路特定財源制などを提案する。
佐藤内閣においても大臣を歴任し福田赳夫の対抗馬として存在感を、強める。
岸派の福田は国家財政の均衡を重視して税収の範囲内で公共投資、均衡財政による安定成長を掲げた。
一方佐藤派の田中は赤字国債を出してでも大規模な公共投資を、続けて高度成長を維持すべきという積極財政