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ブラキシズムの症状〜その2〜

皆さんこんにち歯🦷
予防歯科企画12日目
昨日のブラキシズムの症状の続きです。

まだご覧になっていない方はこちらをcheck!↓

それでは続きです。

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⑤詰め物や被せ物がはずれる

詰め物や被せ物はセメントでくっついています。
繰り返し力がかかることで
少しずつセメントがはがされていきます。

そうすると二次的なむし歯になってしまったり
詰め物・被せ物を脱離させたりにつながります。

インプラントの被せ物のネジ固定緩んでしまう事もあります。

⑥痛みを感じる

咬合痛と言って
噛んで歯に痛みがでる事があります。
マウスピースを装着する事や噛み合わせの調整で
改善する事も多いです。

あとは神経の炎症である歯髄炎が生じてしまう事も……
あまりひどいと
神経をとる処置が必要になるかもしれません😓

入れ歯を使用している人のブラキシズムでは
粘膜の痛みにつながる場合もあります💦

⑦歯の位置が変わる

力のかかり方によっては歯の位置が
動いてしまいます😢

前後や左右の位置関係がずれてしまったり
圧下と言って沈み込んでしまったりする
恐れがあります。

ブラキシズムを慢性的にしている方では
過蓋咬合という深い噛み合わせの所見を
認めるケースがあります。

⑧エラが張る

噛む筋肉は咬筋と言います。
食いしばった時に顎の外側で硬くなる筋肉です。
ブラキシズムが強い人は咬筋が鍛えらるため
エラが張った見た目になります。

⑨顎の関節のトラブル

・大きく口を開けにくい
・口を開ける時に音がする
・こめかみ部分が痛い時がある

これらは顎関節症で認める症状です。
顎の関節部分に力の負担がかかっている
可能性があります。
注意が必要です。
放置していると口が開かなくなったり
逆に開いた口が閉まらなくなってしまったり
する事があります。

以上
歯ぎしり、食いしばりなどのブラキシズムで
見られる可能性のある症状の
代表的なものをまとめました❗️

ブラキシズムがどんなものか
どんな事を引き起こすかについて
3つの投稿でご説明してきました。

次回は
ブラキシズムの治療法や予防法について
お話しします。

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