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S3-10★OPとENDは話す内容を原稿にしよう!本編は収録時間を意識すること。

誰でもできる!ポッドキャストの作り方(シーズン3)


サムライサイトー作成の原稿

ラジオディレクターのデンスケが、サムライサイトーさんのオリジナルポッドキャスト番組の立ち上げから配信までのサポートの様子を公開しています。

★シーズン3
パーソナリティー:デンスケ@ラジオD
アシスタント:サムライサイトー

Spotify、AppleMusic、AmazonMusic、GooglePodcastで配信中!
ぜひお楽しみください。


Season3-10★番組の構成(ポッドキャスト)

デンスケ@ラジオD
皆さんこんにちは。ラジオディレクターのデンスケです。テレビ局やレコーディングスタジオで経験を積み、現在はラジオ局で番組制作や音声編集をしています。この番組は「誰でもできる!ポッドキャストの作り方」をお伝えします。ぜひあなたもトライしてみてください。
では早速登場していただきましょう。アシスタントはこの方です!

サムライサイトー
はい。ギターリペアマンのサムライサイトーです!

デンスケ@ラジオD
サムライサイトーさん今週もよろしくお願いします。

サムライサイトー
よろしくお願いします!

デンスケ@ラジオD
前回は番組コンセプトシートのお話で、サムライサイトーさんが自分の番組コンセプトを考えたものを発表しました。

サムライサイトーさん、コンセプトシートを考えたりデンスケのアドバイスもあったりしたと思いますけど、いかがでしたか?

サムライサイトー
なんかやっていくうちにだんだん形になっていくというか、自分の頭の中が整理できてきてる感じがすごくしました。アドバイスもいただいてより具体化できる感じがしてます!

デンスケ@ラジオD
ありがとうございます。ちなみにサムライサイトーさんが考えた番組説明を教えてもらっていいですか?

サムライサイトー
ギターリペアマンのサムライサイトーが、ギターの構造や改造、ミュージシャンの機材などを紹介&説明する番組で、番組を通してギターや音楽の面白さや魅力を伝えていきたいですね。

デンスケ@ラジオD
いいですね!とても面白そうな番組で実際どんな番組ができあがるのかワクワクしてます!

では今コンセプトとテーマが決まりました。次はどうしたらいいの?というところですが、番組の構成を考えましょう。


番組の構成について

番組の構成は、実際に配信する時に1話の構成をどういう風に作ったらいいのか?というお話です。

番組コンセプトやテーマを考えた中でタイトル、説明文、文字数、サムネイル、音質、色々細かいことも気になってきたりとか、検索して番組を見つけてもらうのに
SEO対策とか、細かいテクニックもあるんですけど、大切なことはサムライサイトーさんもおっしゃってたように『まずは配信してみよう!』というところなんです。

色々考えることも大事なんですけども、配信してみないとわからないことってたくさん出てくると思います。

で、配信するにあたっては、やっぱりこの1話の中でただただ喋るのではなくて構成の形を作って配信しましょう!というところがポイントで今日はその形、構成のお話、番組の設計図や枠組みというところをお伝えしていきます。

以前からお伝えしているように、特に番組制作においては絶対の正解はありません。

番組の構成は、絶対にこうやりましょう!というのがあったらみんな同じような形で番組を作ってるはずです。番組自体がいろんなスタイルがあって、そこに個性が出てくるので面白いと思いますが、今日は本当に基本的な最初わからない初心者の方はこういう風な番組構成で作ってみるとやりやすいですよ〜!というのをお伝えします。

素晴らしいテーマやコンセプトができて、さらにこの構成を考えてみることによってリスナーに内容が伝わりやすくなります。これはいわゆる番組を最後まで聞いてもらうための工夫だと思ってください。

テーマとコンセプトを作って、一方的に発信してご自身が満足して時間になったらはい終わり!ということではやっぱりリスナーにとっては聞きづらい番組になりますので、リスナーを意識した番組作りとは言い難いですね。

では、よくある番組の基本的な形です。
とってもわかりやすい!
3つのパターンになってます。

①オープニング
②本編
③エンディング

この3つだけです!
これを意識して、番組の構成を考えて収録配信してみましょう。

サムライサイトー
なるほど!うんうん。


オープニングについて

特にオープニングとエンディングはあらかじめ話す内容を決めておくと、とても収録しやすいです。

例えば、ラジオ番組でよくあるオープニング、今週あったこととか雑談が多いですね。そこから本編に入って、エンディングは告知で終わるとか。

特にこのポッドキャストはSNSの一種なので、オープニングは『掴み』がとても大事ですね。

今ショート動画が流行ってますけど、ショート動画ではこの『オープニング2秒で掴め!』とかもよく言われてます。なのでポッドキャストもそこを意識しましょう。

ポッドキャスト自体が本当に数多くいろんなたくさん番組がある中で、聞いてもらうことも大変なんですが、最後まで興味を持って聞いてもらうことも大切です。

途中で違う番組を聞くこともできるからこそ、やはりこのオープニングでしっかりリスナーを掴んでいくことが大事ですね!

では具体的にオープニングの内容ですが、例えばこんな形がいくつかあります。

《オープニングの例》
・タイトルコール
・自己紹介
・今回のトークテーマ
・それに対するオチ回答


このあたりがオープニングの候補になりますね。
例えば、タイトルコール、自己紹介、トークテーマ、それのオチ回答の流れで作ってみると、

60歳からの初めてクッキング!(番組タイトル)
1度も料理したことなかったけど定年退職して料理を始めましたデンスケです。将来は喫茶店マスターを目指してます。(自己紹介)
今回は卵焼きを作りました。(トークテーマ)
でも3回失敗してなんとか成功しました。(オチ回答)

この流れで本編に入ると、そのテーマでどんな人が喋ってるのか、今回のお話オチ回答がオープニングで見えてきて、あ!この番組はこういう配信してるんだ〜!っとリスナーを掴みやすくなりますね。


本編について

そこから本編に入って、さあデンスケです。こんにちは。今日はちょっと卵焼き料理の作ってみたチャレンジのお話をしますね〜…と本編に入るとリスナーもすごく中身に入りやすいですね。

本編については、

・収録時間を意識すること
・リスナーにとって『学びと共感』を意識すること
・リスナーに語りかけるように話すること

がポイントです!
本編の最後には、今日のお話はここまでです。などのように本編が終わったことをお知らせしてあげましょう。
では今日の本編は以上です。
今日のお話はここまでです。


エンディングについて

さあではここからエンディングのパートになります。
エンディングの中身を作るときのポイントはコンセプトで考えた内容ですね。

配信の目的は何でしたか?狙う効果は?このあたりをきちんとエンディングで伝えましょう。

番組を聞いてくれてありがとう。
来週のテーマはこんなお話をします。
ぜひ興味がある方はフォローしてくださいね。
お問い合わせはこちらになります。
ではまた来週、お楽しみに。


こんな形で、ご自身の配信の目的や狙う効果をエンディングに盛り込むことで番組自体が非常に引き締まってきます。

オープニングでこれらを入れてしまうと、ちょっと宣伝効果が強くなってしまうので、あくまで番組を楽しんでもらった方への追加情報としましょう。ただ情報もきちんと番組の中に入れておかないと、狙う効果や配信の目的が薄れてしまいますので、きちんとあらかじめ盛り込んでおくことを構成の中で考えておきましょう。

このエンディングは、例えば次回のトークテーマであったり、エピソード自体が1話完結でない場合は、次回はこんなお話をします!と次回のお話しへのフリを入れてイイと思います。

例えば、クイズ番組だとエンディングで問題を発表して、じゃあ答えはまた来週〜!というような形でエピソードを繋げていくストーリーもできますので、ここはテレビドラマやアニメの次回予告みたいな感じをイメージして楽しんで考えてみてください。


デンスケ@ラジオD
では、番組の構成はオープニング・本編・エンディングという形で、コンセプトとテーマを元に考えてみましょう!というお話でしたが、サムライサイトーさんどうですか?番組の構成は?

サムライサイトー
はい!この3つっていうのが、すごくわかりやすくてなんか作れそうだなって感じがします。

ちょっと疑問点なんですけど、ポッドキャストっていつでも聞けるものじゃないですか?これって毎週聞いてますっていう形でやった方がいいのか、時系列関係なく聞いてもらってる形で考えた方がいいのか、どちらの方がいいのかな?っていうのがちょっと疑問点ですね。

デンスケ@ラジオD
そうですね。そこはやはり番組のイメージするリスナー像によりますね。毎週決まった時間に、決まった曜日で聞いてほしいという番組でしたら、それこそやはりリアルタイムの「今週は〜」とかいうお話で進めてもらうのがいいと思いますし、本当に空いてる時間に、いつでも聞いてもらればいい、という番組内容であれば、特にその毎週のタイムリーなイメージではなくて「今回は〜」とかで話してもらうといいと思います。

デンスケのこの番組については、例えば来年・再来年に聞いてもらってもいいようなリスナー像をイメージしてますので、特にタイムリーな情報っていうのは入れてません。

毎朝のニュース番組とか、時事ネタとか、例えばサムライサイトーさんでは最新ギターを扱うとかいう部分であれば結構毎週の話っていうのは入れてもらうといいと思いますが、特にこだわりがないのであればコンテンツの1つとして「いつでも聞いてもらって楽しめる」というところの方が1回配信したらずっと置いておけるので、配信者にとってはお得な部分があるのかなという気はしますね。

サムライサイトー
それも全部じゃあ番組コンセプトによりけりってところなんですかね??

デンスケ@ラジオD
おっしゃる通りですね。

サムライサイトー
そこをなんか自分の中でパチっと決めるのが難しそうですね笑。ぶれちゃいそうです。「今回は〜」って話してて、その次回とかに「今月の何々の記事が出ました〜」みたいなことを言っちゃいそうですね。毎回変わちゃいそうな気がします。

デンスケ@ラジオD
そこが例えば「もし今月の〜」となった時でも、それが実際に聞いてる人にとっては1年前のお話であったとしても「内容自体がタイムリーじゃないと理解できない内容でなければ問題ない」と思います。

例えば、取り上げる話がビートルズのような昔のテーマであったら、別にビートルズの話を、来年聞いてもリスナーは違和感ないと思います。

ただ、昔のビートルズじゃなくて「今年しか活動してないバンドの今月の話」とかになってくると、来年の時点でその話を聞いた時に「そんなバンド聞いたこともないし今いないよ〜」とかいうのでリスナーもついていけなかったりする可能性がありますね。

サムライサイトー
はいはい、わかりました!

デンスケ@ラジオD
ではオープニングとかエンディングは具体的にイメージできましたか?このあたりは事前に原稿とか形を作ってもらう方が話しやすいと思います。

サムライサイトー
そうですね。なんとなくオープニングは先に録ったやつを編集で貼っていこうかなっていうぐらいで考えてました。そこに付け足していくイメージなのかなって思ってます。

デンスケ@ラジオD
お伝えしたように狙う効果とか配信の目的をきちんとこのオープニングエンディングで盛り込んでもらうというところが大事になってきます。

あとはサムライサイトーさんは、音声編集とか得意だと思うので、後から切り張りもできると思いますがこの番組自体は誰でもできるということで、スタンドFM自体でボタン1つで収録配信ができますので、ボタン1つピッて押して、そのまま収録スタートした時に、このオープニングとエンディングの原稿を作っておけば、毎回それを読み上げるだけで収録ができます。

編集なしにそのまま配信するっていうパターンもオススメです!

サムライサイトーさんも慣れるまではあまり手をかけずに、とりあずやってみるのもハードル低くしておすすめです。
いい番組を作る上では、やっぱり編集とか音質にこだわってみるのも大事ですが、最初の1〜2か月はテスト配信みたいな感じで、パイロット版を作ってみるっていうのもアリだと思いますね。

ではこれからは実際にサムライサイトーさんが自分の番組を配信していくことになりますが、どうですか?コンセプト、テーマ、番組の構成などをお伝えしましたが、実際に配信できそうでしょうか??

サムライサイトー
そうですね。多分オープニングとエンディングはすぐ決まりそうな気がするんですよね。本編がどれぐらいの長さになるのかな?っていうのが未知数ですね。ほんとに喋り始めると多分膨大な量になっちゃうこととかもすごく多いと思うんで。あと思いつきで話しちゃったりすることがあるんで、その横道に逸れてってちゃうのがあるんで、どう軌道修正を自分でしていくかっていうのが難しそうですね。

デンスケ@ラジオD
そうですね。そのあたりは実際やってみないとわからないところがあると思います。それでは、今日のお話は番組の構成を考えよう!でした。

サムライサイトーさんの番組配信楽しみにしてますね!サムライサイトーさんの番組チャンネルも、またこの番組を書き起こししてるNOTEとかにリンク付けしていこうと思いますので、ぜひ配信頑張ってください!

サムライサイトー
はい、頑張ります!!

デンスケ@ラジオD
次回はサムライサイトーさんが作成したコンセプトシートのブラッシュアップについてのお話です。お楽しみに〜!!

この番組はAmazon Music・Spotify・Google Podcst・Apple Podcastで配信してますので、ぜひ聞いてください。それ以外にも番組内容の書き起こしをNote(ブログ)もやっています。最新情報など気になる方はデンスケのX(twitter)をチェックしてくださいね。


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