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S2-7★ゲスト出演回がお蔵入りするのを防ぐ!主役はゲストです。

誰でもできる!ポッドキャストの作り方(シーズン2)


ポッドキャストについて何も知らないMayuちゃんが、ラジオディレクターのデンスケと一緒に、自分の番組を制作配信していきます。

★シーズン2
パーソナリティー:デンスケ@ラジオD
アシスタント:Mayu

Spotify、AppleMusic、AmazonMusic、GooglePodcastで配信中!
ぜひお楽しみください。


Season2‐7★ゲスト出演時の注意事項(ポッドキャスト)

デンスケ@ラジオD
皆さんこんにちは。ラジオディレクターのデンスケです。テレビ局やレコーディングスタジオで経験を積み、現在はラジオ局で番組制作や音声編集をしています。この番組は誰でもできるポッドキャストの作り方をお伝えします。ぜひあなたもトライしてみてください。

Mayu
こんばんは。アシスタントの『こころのおふろやさん』番頭まゆです。

デンスケ@ラジオD
まゆちゃん、よろしくお願いします!今回から自己紹介が変わりましたね。

Mayu
ついに番組の準備ができたので、今日はそれを使って自己紹介しました。

デンスケ@ラジオD
次回の収録では、まゆちゃんが配信した番組『こころのおふろやさん』の話をしたいと思います。

今回はまゆちゃんの番組に時々ゲストが来るということで、ゲストが出演する場合の収録とか打ち合わせの注意点をお伝えします。

Mayu
お願いします!

デンスケ@ラジオD
まゆちゃんの番組『こころのおふろやさん』では、次回のゲストとかこの人に出てもらいたいな?とか思ってる方はいますか。

Mayu
1回目のゲストは私の10年以上の親友に出演してもらおうと思ってます。

デンスケ@ラジオD
どんな感じで進めてますか。

Mayu
今はまだ何も進めてなくって。状況としては、こういう番組を作りました~とか、趣旨とか、どういう思いで~とかの話をして「ぜひまた出演させてね!」で終わってます。

デンスケ@ラジオD
わかりました。そのお友達以外で、ゲストの声をかけていたりとか、この方にお願いしようかな?って思っている方はいてますか。

Mayu
はい。それこそ番組を作るきっかけになったデンスケさんにもぜひ出てもらえると嬉しいなと思ってるんですが笑!

デンスケ@ラジオD
僕ですか笑!はい、喜んで出ます。

Mayu
ぜひぜひ!

デンスケ@ラジオD
わかりました笑!他の方はどうですか。

Mayu
はい。他にも仕事で人とお付き合いすることが多いので何人か声をかけたいなと思う方がいます。

デンスケ@ラジオD
皆さん大体どんな方々ですか。結構ゲストで出演経験があるような方が多いですか?

Mayu
どうでしょうか。起業されてる方、代表されてる方が多いので比較的人とお話しすることが多い方に声をかけていこうかなと思ってます。

デンスケ@ラジオD
わかりました。では今回はまゆちゃんの番組にゲストが大体1~2人とかのイメージですかね。

Mayu
はい。基本的にはそうですね。1対1のお話にしようかなと思ってます。

デンスケ@ラジオD
わかりました。では番組にゲストが1~2人出演して、トークを中心に組み立てていくイメージでお話しますね。

Mayu
お願いします。

デンスケ@ラジオD
まずは大きく3つのシーンで、相手と打ち合わせを進めていきましょう。

・出演前の打ち合わせ
・本番中
・その他の注意点


で説明していきますね。


『打ち合わせ』で注意するポイント5つ

をお伝えします。

【1】番組を説明する
自分がやってる番組、出演してもらう番組はこんな番組ですということを相手に伝えます。 

もちろん番組のリスナーにも配慮して、番組の趣旨に合ったゲストを調整してください。

【2】トークテーマを事前に確認する。
出演前にこういうお話をしたいですとかトークテーマとかを明確に共有して、あらかじめどんなトピックでお話を進めていくかを確認しておくと収録がスムーズに進みます。

【3】固有名詞や数字、読み仮名を確認する。
よくあるのが氏名の読み間違いとか肩書き、あとは固有名詞や数字ですね。できる範囲で自分で事前調査をして相手に聞いたり確認しておきましょう。

もし不安な場合はこちらから紹介するよりも、ゲストに自分から話してもらうという方法もあります。

【4】必ず番組で伝えたいことを確認する。
番組にゲストが出演していただくことで話が盛り上がったりとかトークが横道にそれて時間がどんどん過ぎていくのはよくあることです。

その場合も必ず紹介しないといけない事項だけは事前に打ち合わせ段階で確認しておいて、これは原稿を用意しておきましょう。

たとえどんなにトークが横道に逸れたり、時間が差し迫ったとしても最後に一言でもこのマスト事項を紹介するだけでゲストの方も満足してくれます。

例えばイベント告知で、今週の土曜日にイベントやりますよ!というお話の出演時は、そのイベントの立ち上げとか普段してる活動とかで話が盛り上がったとしても、最後に一言イベントの紹介をきちんと入れておくことで、そのゲストもリスナーも満足するようなコーナー展開ができます。 

【5】エピソードの公開時期を確認する。
いつ放送の収録か、またその番組のプロモーションはいつから開始するかのタイミングすり合わせが大事です。

公開時期やプロモーションの時期を一緒にシェアして告知を依頼するのもいいと思います。


▼以上、打ち合わせ段階での注意点を5つお伝えしました。

1、番組の説明をする。
2、トークテーマを事前に確認する。
3、固有名詞や数字、読み仮名を確認する。
4、必ず番組で伝えたいことを確認する。
5、エピソードの公開時期を確認する。


まゆちゃん打ち合わせの時の注意事項5つ!
こちらは大丈夫ですか??

Mayu
最後の公開の時期とプロモーションっていうのはなんでしょうか。

デンスケ@ラジオD
そうですね。よくあるのは例えばタレントや企業で『情報解禁』の日時が決まってるものがあります。

来月1日からサービスをリリースするにあたって、それより前に番組SNSやブログなどで公開してしまうと、それはプロモーション時期の違反になってしまいます。

この番組にいつ誰々が出てくれますよ!という告知時期であったりとか、番組内容の公開の時期を確認しておくのがいいですね。

Mayu
はい。ありがとうございます。


デンスケ@ラジオD

『収録中』に注意するポイント5つ

をお伝えしますね。

【1】交互に話す
今私たち2人みたいにこうやって収録が開始したとします。こういう収録の場合は交互に話すことがとても大事です。

2人で同時に喋ってしまうとどっちが喋ってるか聞き取りづらくなりますので、ゲストと互いに遮らずになるべく交互に話すように心がけてもらいます。

これによってリスナーがとても話を追いやすくなってきますので覚えておいてください。 

【2】合図を使う
同時に話すのを避けるために合図とかサインを使ってコミュニケーションを取りながら、一方が話してる時にはもう一方が待つように調整した方がいいですね。

例えば「(手のひらを相手に向けて)まゆちゃん!ではお願いします」という形で『手を差し出す』のも合図になりますし「では続いてまゆちゃん、ここはどうですか?」と『名前を呼びかける』と、対話しやすく返しやすいですね。

【3】話す順番を決める
話す順番を決めてしまうのも1つです。
例えばイベントの告知でゲストが2名以上の複数だとします。その場合はAさんにはこれを答えてもらって、Bさんにはこっちの質問を答えてもらいます。

イベントの準備の話はAさんに話してもらって、イベント当日の内容はBさんに話してもらいます。というような形で、話す順番を事前に打ち合わせの段階で決めておくことで収録中に会話がぶつかることなくスムーズに収録ができます。

この時に先ほどの合図を使えば「Aさんお願いします」とジェスチャーをつけたり、名前を呼んだりすることでスムーズに収録が進んでいきますね。

【4】バランスをとる
ゲストが複数になった場合は、バランスも必要になってきます。トークがなるべく割合が同じになるように。1人が過度に話すことを避けて、バランスが取れるようにサポートしていきましょう。

「Aさんこれについてはどうですか?」と喋ってない方に話を振ってみたり、残り時間を配慮しながら「ではそろそろBさんこちらどうですかね?聞かせてください」と進行しながら振っていきましょう。

「収録の時間の限りもありますので、では最後にBさんから一言もらいたいと思います」みたいな感じでゲストの方同士のバランスを取っていきましょう。

【5】主役はゲスト
最後1番大切なポイントです。ゲストが出演するときの主役はゲストです!

番組のパーソナリティーが進行して、さっき言ったみたいに時間を見たりとか話題を振っていったりしますけど、パーソナリティーが全部を説明しすぎないように気をつけましょう。

ゲストの放送回の主役は、あくまでゲストですので主役を立てながらさりげなくフォローするぐらいの気持ちで進行していくといいですね。

例えばまゆちゃんがゲストのイベントの内容を全部知っていたとしても「何月何日どこでこんなイベントをこんなふうにやってこうやっていくんですよね」ってまゆちゃんが全部喋ってしまうと、ゲストが喋る内容がなくなってしまいます。

もしまゆちゃんがそれを知っていたとしても「Aさんこのイベントはいつどこで開催するんですか?」「イベントの内容はどんな内容ですか?」というような形で、パーソナリティはあくまで進行してフォローしていく!というイメージで『主役はゲスト』ここをきちんと抑えておきましょう。


▼では以上が収録の時の注意点です。

1、交互に話す。
2、合図を使って、ジェスチャーや名前で呼びかける。
3、話す順番を事前に決めておく。
4、トークのバランスを取る。
5、主役はゲストを忘れない。


まゆちゃん、収録中の注意点は大丈夫ですか?

Mayu
もし過剰に喋り続ける人がいる時、話を途中で遮ってしまうとどうなのかなって思っちゃって。そういう時の工夫とかどういう風にしたらいいですか。

デンスケ@ラジオD
まずは番組説明の時点で「この番組は何分の番組です」ときちんと相手に伝えましょう。30分番組の中の15分の出演になります。というところを相手とまず共通認識を最初に持っておきます。

ここの枠がないと、向こうもフリーの番組だと思って延々と喋ってしまいます。極端な話、時間制限がないとゲストも「なんでたくさん喋っちゃダメなの?」と思うかもしれませんね。

なのでまずは相手に「この番組のコーナーはこれぐらいの時間ですよ」と伝えたうえで、その番組の中のマスト事項であったりとか、トークのバランスを取るために「お話が盛り上がってますけども、ここで次の話題に行きたいと思います」というような形で話題転換や進行をしていく必要がありますね。

「タイムリミットが迫っている」をメインに展開していくと相手も気を悪くせずに話に乗って協力してくれると思います。

Mayu
ありがとうございます。


デンスケ@ラジオD

『その他』の注意するポイント5つ

をお伝えします。

【1】プライバシーに注意
収録にあたってはプライバシーに注意してください。
特にポッドキャストは世界中に配信されるのでゲストにはもちろん個人情報を避けてもらって、番組の中で公開してもいい情報がどこまでかを事前に確認しておきましょう。

【2】著作権などの確認をする
もし番組の中でゲストが紹介するものや発表するものがあれば、それはゲストが提供するコンテンツか?自分自身のものなのか?それとも著作権に影響するものなのか?の確認を事前にしておきましょう。

【3】利用許諾を得る
ゲストが出演してくれた自分の番組を、コンテンツとして使用することについて合意をとります。

これを番組で使用していいですか?
公開していいですか?
もし公開する場合はどんな風に取り扱ったらいいですか?
公開してはいけない部分はどこですか?

このあたりの利用許諾をしっかり確認しておきましょう。

特に打ち合わせ段階の話を収録されていると思わなかったみたいなオフレコトークですね。この辺りは確実に確認が必要になりますので注意してくださいね。

【4】編集の許可
もし収録したものを編集する場合は相手の許可を得ます。
相手の許可を得ずに編集したものを放送してしまうと、場合によっては、意図しない編集をされた!話した内容がカットされた!とトラブルになる恐れもあります。

もし編集をする場合でも、状況によってはオンエア前に放送内容を事前に確認してもらうのも1つの手ですね。

【5】機材のリハーサル
機材のリハーサルは必ず行いましょう。ゲストが出演する場合は基本的に収録の失敗ができません。バックアップ録音や事前にテスト録音するのもいいと思います。

収録時間には余裕を持ってお互いにストレスのないように収録を進めていきましょう。もし話が盛り上がって、エピソードが長くなった場合は、分割して配信することも検討していいと思います。

本番収録前に「テスト確認でお互いにマイクとイヤホンが聞こえてるか声出して練習してみましょう」と機材のリハーサルを行うのもいいと思います。

別の機材を用意した上で収録をバックアップするのもいいと思います。

ゲストが出演する場合は日程調整や時間がかかってしまいますので失敗がないよう配慮していきましょう。


▼では『その他の注意点』で5つ説明しました。

1、プライバシーに注意すること。
2、著作権を確認すること。
3、利用許諾を得ること。
4、編集の許可を確認すること。
5、機材のリハーサルを行うこと。


これらの点に気をつけながら普段の放送とは違うゲストトークを楽しんで配信してください。では注意点は以上になります。まゆちゃん感想としてはどうですか?

Mayu
これらの確認は文章とか口頭とか色々方法があると思うんですけど、どう言う風に進めたらいいですかね?

デンスケ@ラジオD
これは相手との関係性によりますね。例えば、親友のお友達ということでしたら「口頭でお任せするよ」「こんな感じで進めるからもし気になることがあったら言ってね」というレベルでもいいと思います。

ギャランティーを払って専門家の方をお呼びするという場合は、やはりどこまでの公開とか事前の許諾というので書面を交わしたいという方もいてらっしゃるかもしれません。

特に決まりはありませんので、相手との関係性のうえで事前にトークテーマを確認する時とか肩書きとかお名前を確認する時に「編集しますのでご了承ください」とか一言そえてもいいと思いますね。

他はどうでしょうか?

Mayu
絶対的に確認を取った方がいい内容はチェックシートみたいなのを自分で持っておくといいかなと思うんですけど、カンペみたいな物とかってありますか?

デンスケ@ラジオD
わかりました。じゃあ僕がまゆちゃんに送ったこのメモがあるのでそれを公開しておきますね。


ゲスト出演回がお蔵入りするのを防ぐ!

さあ、まゆちゃん。ゲストを迎えるにあたっての注意点をお伝えしてきましたがどうですか。

親友の方とゲスト調整中でこれからのゲストのイメージもあったと思いますけども、この辺りの内容はイメージできてましたか??

Mayu
はい。全くイメージできてなかったので元々の関係性もなんですけど、公開するラジオを通して関係性が悪くなっては良くないなと思うので、著作権とか事前の下ごしらえはすごく重要だなと感じました。

デンスケ@ラジオD
そうですね。番組に出てもらうことで、まゆちゃんもゲストの方もすごく盛り上がっていろんな話が出ると思います。

でもいろんな話が出る分「話に熱中しすぎて言ってはいけないことを言ってしまった」「個人情報を公開してしまった」ということも多々あると思います。

そこをまた編集して放送できるようにしていくのは、まゆちゃんの側で作業が必要になってしまうので、その負担を減らすためにもできるだけ事前にすり合わせをした上で収録に挑む方が手間は少なくスムーズにストレスなく収録配信ができると思いますね。

この辺りがうまく確認が取れてなくて「放送上お蔵入りする」とかいうパターンもゲスト回はよくある話なんです。

「あそこの部分だけカットしてほしい」「そこの部分の公開にあたっては他に確認してからじゃないと放送できない」とかいう話は経験上よくあります。

なので、できるだけこの辺りを事前に確認して本番ではスムーズに楽しく収録して配信していくことを目標に頑張ってみてくださいね。

Mayu
はい。ありがとうございます!

デンスケ@ラジオD
では今回お伝えしたゲスト出演の時の注意事項は以上になります。まゆちゃんありがとうございました。

Mayu
ありがとうございましたー!

デンスケ@ラジオD
この番組はAmazon Music・Spotify・Google Podcst・Apple Podcastで配信してますので、ぜひ聞いてください。それ以外にも番組内容の書き起こしをNote(ブログ)もやっています。最新情報など気になる方はデンスケのX(twitter)をチェックしてくださいね。

「誰でもできるポッドキャストの作り方」ご案内はラジオディレクターのデンスケとアシスタントのまゆちゃんがお送りしました。
それでは次回の放送でお会いしましょう。
バイバーイ!またね〜!

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