モブキャラを作ってみた #1

こんにちは初めまして、デンソーデザイン部の南角(なんかく)です

2021年からUXデザイン業務に携わるようになりました。そこでUXデザインの手法を学びたいと思い、UXデザイン手法の一つであるペルソナ法を応用し誰もが納得する「モブキャラ」を勉強の一環として考ていこうと思います。


これまで

学生時からプロダクトデザインを専攻し、デンソーに入社しました。
入社後工場関係の製品や車載器の製品の意匠デザインに携わってきましたが製品意匠だけではなく製品とそれを取り巻くユーザーのうれしさについて提案したいと考え、UXデザインの業務に携わるようになりました。

また個人ではイラストを制作しており、特に人の自然な表情やしぐさにこだわって描いています。

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本活動でも自分の人物のイラストを描くという特技を生かせるものをテーマにしようと考えています。


UXデザインにおけるペルソナ法とは

業務でUXデザインに携わるようになり、デザイナーだけでなくエンジニアや他業種の方と共にユーザーにとっての価値を考えなければならない場面が多くなりました。
そこではユーザーの基本情報や価値に関して、関係者間の認識のズレを防ぐためにペルソナを作成することがあります。

ペルソナはその設定した動機や目的によって、シナリオ法を使ったユーザーテストでも利用でき、さらにはデザインしたもののコンセプトをより分かりやすく表現する場合でも使うことができます。


ペルソナからモブキャラへ

ペルソナは複数の人を現地で観察したり、インタビューをして得られた情報をもとに「氏名、年齢、職業、年収、家族構成、居住地」のような基本的なプロフィールから、その人物の趣味嗜好がわかる経歴やストーリー、人生の目標のような行動原理を一人のユーザーに凝縮したものです。

実際の業務ではペルソナのような個性的で象徴的なユーザー像を立てることもありますが、より大衆的なトレンドフォロワーをユーザー像とすることあります。

そこで本活動でもペルソナ特有のストーリーをより特徴をなくし、行動原理もより個性を剥いだものにしたモブキャラを作っていこうと考えています。


なるべく人と接せず作ることは出来るのか

ペルソナでもモブキャラでも、ユーザー像を作り上げるためにはインタビューやフィールドワークのような観察を行い、現地に根差した情報をもとにすることが大切だと考えています。

私が作成するモブキャラも同様に現地の生の情報をもとに作り上げることでより共感できるモブキャラ像に迫れると考えています。

しかし、現在コロナの影響で対面で話を聞くことも、現地に赴きフィールドワークを行うことも難しくなりました。
そこでなるべく人に合わず現地に行かず、ネット情報だけでこのモブキャラが作れるか実験していきたいと思います。


さいごに

本活動はまだまだUXデザイナーとしては駆け出しの筆者がデザインの手法を通して、ネットリサーチの可能性を試行錯誤しながら実験していく過程を記事にしていきます。

不慣れな部分はありますが、皆さんのご意見やアドバイスをいただけると幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。