植物性残渣物をバイオガス発電に利用いただいております!
2022年7月からデンソー山形では、食堂で発生した植物性残渣物(生ごみ)を飯豊町(いいでまち)の「ながめやまバイオガス発電所」に引き取っていただき、バイオガス発電にご利用いただいております。
このご縁で2022年10月27日に、「ながめやまバイオガス発電所」を見学させていただきましたので、見学レポートをお送りします。また、当社のSDGsへの取組みについても合わせてご紹介します。
ながめやまバイオガス発電所とは?
当日は、「ながやめまバイオガス発電所」の事業者である「東北おひさま発電株式会社」の二瓶様(トップ画の右側)にご案内いただきました。
この発電所は、当社から約6kmほど離れた飯豊連峰を見渡せる「眺山」と呼ばれる場所に立地しています。また、ここ飯豊町では、日本三大黒毛和牛の一つと称される米沢牛の約4割を生産しており、この米沢牛や乳牛の排せつ物を資源として活用し「バイオガス発電」に取り組んでいます。
バイオガスができるまでの大まかな流れは、以下の通りです。
専用畜舎から発電所にパイプラインで排せつ物を移送します。
上記の排せつ物と食品残渣を約40日間ほど発酵させ、「メタンガス」を発生させます。
そのメタンガスで電気・熱・バイオマスたい肥・バイオマス液肥を生産し、再び地域に還元します。
また、このたい肥と液肥は無償で提供している場所が施設内にあり、多くの地元の方からご愛用されています。
詳しくはこちら:
東北おひさま発電株式会社|地域エネルギーを活かす。 (tohoku-ohisama.co.jp)
当社の取組実績について
2022年7月以降、デンソー山形からの植物性残渣物の提供実績は以下の通りです。
また、植物性残渣物をなるべく出さないように「昼食を仕込みすぎない」、「昼食の見本サンプルをデジタル化する」等の取組みも行っております。
最後に・・・
このながめやまバイオガス発電所の事業は、エネルギーを地域の中から生み出し、地域へ還元し、より安心して暮らせる持続可能な社会づくりに貢献されていると感じました。また、この飯豊町でこのような素晴らしい事業があることに感動し、誇りにも感じました。
これからも当社では、バイオガス発電への燃料提供に取組みます。そしてCO₂排出量削減と廃棄物量削減につなげ、地域のエネルギーの自給自足に少しでも貢献させていただきたいと考えております。
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