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『1+1=□と1+□=2の教育』号外2021/1/25

ドラッカーの警告、正しくやるから日本は変革できない

私が敬愛するピーター・ドラッカーは、こんな言葉を残した。『正しくやることが重要なのではない。正しいことをやるのが重要なのだ』*」
* 『現代の経営(下)』(上田惇生訳)には、「重要なことは、正しい答えを見つけることではない。正しい問いを探すことである。間違った問いに対する正しい答えほど、危険とはいえないまでも役に立たないものはない」とある。

1+1=□という問で問題を解いてきた教育

1+□=2という問で問題を解いてきた教育
あからさまに、発想・想像力は違ってきますよね。

どこかの誰かが、「学生はすぐググって答えを出すので、学力レベルが下がっている。」と指摘したものを見ました。
検索すれば答えが出てくる問題をわざわざ問題にするのもどうかと思いますが、仮にこの指摘をしたのが教育者としましょう。
「学習要項に則ってやっているから正しい!」「文部省が言うから」と言うなら、【間違った問に対する正しい答えほど危険なもの】ではないでしょうか。

全然関係ないですが、NHKで【ここは今から倫理です。】というドラマがあるのですが第一回放送で、「倫理」とは人倫の道であり、道徳の規範となる原理。学ばずとも将来、困る事はない学問。しかし、この授業には人生の真実が詰まっている。というセリフがありました。

もし教育者が愚弄する言葉を放つのであれば、教師としての倫理が備わって居なかったのでしょう。もちろん、学生という本分で学びも必要なので、全肯定はしませんが、生きる為に見出した行為なら、それはそれで「検索をする」という考えた結果なので良しとしてもいいと感じます。

もし良ければサポートして頂けましたら大変有難いです。お役に立てるよう精進して参ります。