生成AIを使用して自キャラのミニオンを作成する~FFXIV~
前書き
「QteaMix」を使用して自キャラのスクリーンショットからミニオン風の画像を作ります。
準備
Stable Diffusion web UI環境とPhotoshop
環境面は依然の記事とほぼ同様です。
こちらを参考にしてください。
Qtea Mix Check Point
ちびキャラの画像生成に特化したマージモデルです。
こちらからダウンロードして配置しておいてください。
veryBadImageNegative
Qtea MIX推奨のEmbedingです。EasyNegative等では消えやすい輪郭線を残してくれます。
こちらからダウンロードして配置しておいてください。
作業
基礎SSの撮影
キャラクターのみを使用するため背景が切り抜きやすい形で撮影します。
AIに入れる前準備
キャラクター部分だけを切り抜きます。白背景であれば「被写体を選択」でほぼキレイに切り抜けるはずです。
ミニオン(ちびキャラ)を作る際に頭身を調整する為に頭部と首から下の部分を切り分けます。
AIに入れる画像を作っていきます。新規作成で正方形(ここでは2048*2048)のキャンバスを作成します。
ここに先ほど切り分けた頭部と胴部を貼りこみます。
胴部の高さを縮めていってキャンバスに入るくらいにします。その後、頭部の大きさを調整して全体が3~4頭身になるようにします。この画像を保存してAIに読ませていきます。
AIに画像を読み込ませる
Stable Diffusionのimg2imgに読み込ませます。
チェックポイントはQteaMixを選択。
解像度は1024*1024。(解像度を小さくするほど、元画像を無視して描いてくれます。)
Denoising strengthは0.5~0.7。(小さくしすぎると輪郭線が破綻してしまいます。)
ControlNetはtile_resampleを選択しControl Weightを「1」、Control Modeは「ControlNet is more important」を選択します。
プロンプトは以下の通り。「chibi」を指定して画質プロンプトを指定、その後に特徴プロンプトを指定します。
chibi, masterpiece, best quality, highres, 1girl, brown eyes, hair over one eye, grey hair, au ra, horn, scales, white back glound, simple background, closed mouth
ネガティブプロンプトはverybadimagenegatieのみを指定します。
verybadimagenegative_v1.3
何枚か生成していい感じの絵ができたらSeedを固定してDSやプロンプトを調整してパーツ取り用の絵も生成していきます。
Photoshopでこれまでの生成画像を結合する
複数の画像を組み合わせておかしくない形に仕上げます。この画像を一旦PNGで保存し、アップスケーラーで拡大していきます。
アップスケールして最終出力画像を作る
Sampling stepsを「20」、Denoising strengthを「0.25」にしてUlttimate SD Upscaleに読み込ませます。解像度は「2048*2048」としました。
ミニオン紹介を作成する。
被写体を選択を使ってキャラクターを切り抜きます。
ミニオンの台紙を作ります。ゲーム内のイメージから持ってきてもよいのですが、解像度的に足りない感じがあるので自作します。皮張りのテクスチャを探してきて破線を描いて~となんじゃかんじゃして完成です。作るのは手間なので出来たPSDを共有しておきます。
https://drive.google.com/file/d/1a9so_DMaPrCEySppe_3ulUKhy5-gJXAp/view?usp=drive_link
これにキャラクターを貼りつけて、台紙に合わせて縮小。選択範囲を読み込んで拡大(ここでは16px)。影を塗り込んでエンボスしてレイヤーモードを「オーバーレイ」に、ミニオン名称と解説を編集して完成です。
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