DJ SHARPNEL氏の召喚に学んだVRDJさんの現場出演方法の知見
都内でイベント作りながらVJになりたい奇怪電波倶楽部です。
5/8に「斯くの如し」というイベントを開催しまして、それはそれは盛り上がったのですが、特殊な出演としてDJ SHARPNEL氏をVRDJのお姿としてお呼びいたしました。
Vの姿でDJをしたい、という願望は僕個人としても非常にわかるところがありまして、これからそんなワクワクが当たり前の一部となっていけば良いなと思うので、今回で学んだ知見をメモ程度ですが記録しておこうと思います。
今回は、事前にmp4なり動画データを送ってもらうパターンのメモになります。リアルタイム投影ではありませんので、ご注意を!
データの作成
まず、
・DJブースに立っているように投影したい
・VJ映像のように投影したい
などやりたい演出によって、また用意できる機材によって作るべきデータは変わってきます。オーガナイザーはとりあえず送ってもらうのではなく、Vの出演者の希望がどんなイメージなのか、それに応えるためにどうしていけば良いのかを事前の話し合いで決めて行くと良いと思います。
僕はまず、sharpnelさんに以前のイベントのデータをもらって、一回スタジオで投影練習をしてからデータ作成を始めてもらいました。
今回のデータは、フルHD30pのmp4(h.264→dxv/movにコーデック変換しました)で5.5GBほどの高ビットレートの動画です。
sharpnelさんのすごいところはある程度の演出/VJも動画に含めているところで、後ろのレーザーが印象的だったので、会場のレーザーも同じ色で投影することで、馴染んでいく、一要素になっていました。ここは会場・SPREADさんの照明さんに助けていただきました。
投影機材・設営
当日使用した機材は、
80インチの持ち運びしやすいスクリーンと超短焦点のプロジェクターとデータ再生用のPC(可能であれば調整用にVJソフトがあると便利、僕はresolumeを使用)です。会場設置のものがあれば揃える必要はないのですが、今回は自前の以下を持ち込んで設置しました。
多分、超短焦点である必要はないのですが、できるだけ映像に観客の影を映り込ませないためには設置の場所を工夫する必要があるとは思います。
今回はDJブースの前20cmくらいの、DJブースと同じくらいの高さの位置にプロジェクターを設置するといい感じになりました。
事前準備としては、CDJ/ミキサーなどは横一列に並べて高さを出さないように設置しました。ここは箱の大きさとの兼ね合いなどもあるとは思いますが、、、
スクリーンはできるだけDJブースとぴっちり付けるように立てないと、逆にスクリーンからDJブースまで距離があると、遠くでやってる感が出て、本当にそこに立っているようには見えなかったです。なので転換の時間を設けるか、前の出演者さんに事前にその旨話していくと良いと思います。
その他演出や音響など
下北沢・SPREADはスモークモクモクモークモクの箱なのですが、スモークがあると結構プロジェクターの光を邪魔しまして、いい感じの量で抑えておくことが大事だと思います。
あとはプロジェクターの光量にもよると思うのですが、(今回使用したのは3400lm・十分だった)箱のライティングがマッチすると馴染みが増すので積極的に色々工夫させてもらうと良いかと思います。
今回15mほどのコンディショナー付きのそれなりに良いHDMIケーブルを使用したのですが、それでもややコマ落ち気味だったのでやっぱり良いケーブルを使用するに越したことはないですね。通常見ている分にはあまり気にはならないとは思うのですが、、、
音響に関しては、デジデジするとあんまり馴染まないのですが、まだまだ改善の余地ありかなとは思っていて、使用したのはmac mini→resolume→ifi audio zen dac→卓です。映像出演の音と現場DJの音をなるべく近づけられるように音響さんと話し合って調整してもらうと良いかと思います。結構難しいです。
そんな感じです。ワクワクできる選択肢が増えたら良いですね。
それでは、また。
奇怪電波倶楽部
ブレイクコア!!