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あなたが第四の道を開くために。

2/12に下北沢CREAMで『第四の道』というイベントをNordOstと共同開催した。特異な日だった。感謝しかない、本当に。当事者としては、イベントが一回きりで終わらない為に、第四の道以上のイベントが乱立されるために、ノウハウなどを言語化しておく。パクれる点は全てパクっていただいて構わない。というかパクれ!!!!!!! 奇怪電波倶楽部を使いたかったらTwitterのDMに連絡もらえれば。

快楽には、準備が必要。

スケジュール

12/16 nordostに共同主催を持ちかける

12/17 候補の箱及び出演可能な人に連絡を取り始める

12/27 八幡山のバーミヤンで会議:イベント名、出演者、箱、予算、スケジュールを仮組み、さらにZINEを作ることなどを決める

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1/2 出演者最終決定

1/11 告知開始(2~3日前までに各メディアにプレスリリース配布)

プレスリリース文章:https://docs.google.com/document/d/1RgfomKqjpLkdLd_JlrgwnH4DJclIAPkA57-FnXKk3rs/edit?usp=sharing

1/14 discordで会議:ZINEの中身決定

1/15 出演者他イラストレーターさんなどにZINEご参加のお願い、ZINEのデザインを進める

1/18 第2回告知

1/25 第3回告知

2/4 原稿揃う

2/5 pixiv factory経由でサンライズ様に原稿提出(2日間寝ずに50Pデザインしたらなんとかなったけど、普通は1、2週間かけてじっくりやった方が良い)

2/10 タイムスケジュール公開

2/12 本番

メモ:告知スケジュールを事前に設定しておくと便利。原稿は基本的に遅れるパターンがほとんどなので、ZINEを作る際は、原稿の提出期限は本〆切の1~2週間前に設定する。コミュニケーションはめちゃ大事。分かっている事でもちゃんと確認して、連絡は取り続けるべき。運営はできるだけオフラインで大事なことを決めて行った方が結果早い。

告知関連

僕よりも顔の広いNordOstさん経由で複数メディア様方にプレスリリースを送った。AVYSS /Ghz/AVE様方に掲載していただいた。SNS関連はできるだけやってみたけど、もっとしつこいくらいやった方が良いなと思った。

プレスリリース文章:https://docs.google.com/document/d/1RgfomKqjpLkdLd_JlrgwnH4DJclIAPkA57-FnXKk3rs/edit?usp=sharing

今後やってみたいこと:イベント関連の企画記事を作ってみたい。雑誌に掲載していただきたい。

予算

・出演者様に希望通りのギャラを極力出せることを目標にした。
・上記目標を絶対に叶えるために、収益はチケット、ZINE、DJ広告、フリマなど複数用意した。

支出:約6~7万円
・出演者ギャラ
・イラストレーターさん依頼費用
・ZINE制作費
・当日の雑費、ドリンクチケット費用など
収入:11万円くらい
・チケットバック
・ZINE
・フリマ
・DJ広告欄関連

今後の課題:引き続きお金をしっかり回せるイベント作りをしていく。箱の規模はもちろん、運営サイドの人員確保(カメラマンさんやライターさんなど)ができる余裕をあらゆる手段を用いて作り出していく。ギャラの平均値の底上げ。タダ/交通費のみで出演は正直ダメだと思う。上げる場で疲弊させてどうする。

出演者さん

出演者さんは僕とNordOstで話し合って決めた。多分ダラダラと呼びたい人の候補を挙げていくよりも、メインの人を1~2組決めてから周りを固めていく方が順番としては正しいと思う。

当たり前だけど、最初からギャラの話もちゃんとするべき。なあなあにしてはいけない。

持ち込み設備等

・プロジェクターとスクリーン:今後現地に来れないようなDJ/アーティストさん(海外の方など)を呼んだり、VJさんに出てもらうために使えるようにしたかった。設置に戸惑ったので慣れている人に頼んだ方が良いかも。

・ビデオカメラ:本当は配信をやりたかったけど、配信ノウハウがない/カメラマンさんを雇う余裕がなかった為、お客さんに撮影してもらう形にした。たまたま僕の趣味がビデオカメラ収集だったので、機材はなんとかなった。

今後の課題:一人で運べる量の限界を考慮する。せめて旅行用トランク一個に収まる範囲にとどめるべき。本当は配信したかったけど、配信やってたらきてくれなかった人も多いと思うので難しいところ。

ZINEの制作

原稿数をNordOstと半々で受け持ち、デザインは電波が担当した。実はインデザインをちゃんと触るのが初めてだったけど死に物狂いでいじってたらなんとかなった。デザインのデの文字も分からなかったので片っ端から雑誌のデザイン構造を勉強しまくった。奥付とかノンブルとか裁ち落としとか知らないことが沢山あった。

奥付:本の本文が終わった後や巻末に設けられる書誌に関する事項(書誌事項)が記述されている部分。これがちゃんと書いてないと印刷してもらえない。

ノンブル:本や冊子のページ端に記載されているページ番号を指すもの。これがちゃんと見やすくなってないと印刷してもらえない。

裁ち落とし:写真や絵柄などをページの仕上がりいっぱいにレイアウトして、余白をなくしたものをいいます。実際の範囲よりも大きく配置していないと印刷してもらえない。

モラル関連:今回収録の漫画でちんぼうがリアルすぎるという理由から直前に電話がかかってきた。「男性器のことでご相談なのですが」という留守電が入っていて、風俗案内かと思った。

言葉にして残しておくべき事って沢山あると思う。薄れ消えていく記憶とデータの流れの中で、少しでも引っ掛かりを残して次に繋げていくために、どんなに拙くても語って語って形にしておいた方が良いと思う。その為なら、。

出演者様方にご協力いただいて記事を作成し、イベントを開くだけだと関われないような漫画家さんイラストレーターさんにもお声がけした。

pixiv factory経由でサンライズ様で印刷。ギリギリの提出で50部/2万円ほど、もっと早く出していればもう少し安く作れたと思う。

今後の課題:もっと早めに作り始める。他業種の方が参加できる媒体にする。定期的に作れる体力づくりと慣れ。もし何もない状態からZINEを作りたくなったら僕を呼んでください。

DJ、出演者として

今までよりも欲望に忠実にプレイリストを組んだ。バイレファンキかけ子さんとHAIZAI AUDIOさんに挟まれて中途半端なことはできないので、奇怪電波倶楽部としてできる限りのことをやり尽くす事を目標にした。急に叫ぶ系のキ印オタク→ニコニコmadナード〜ガバ/シュランツ/スピコアの反復横跳びの間にブレイクコアを詰め込んで、全体としてブレイクコアになるようなイメージで。それを頭で考えるんじゃなくて勃起的に選曲した。madとか古の曲は音圧が足りなかったので、FLで擬似リマスタリングしたりした。wavesのmaxx系のプラグインが使いやすかった。

しかし、結果は正直ダメダメだった。DJやめようと思った。midiコン壊れて縦フェーダーが効かなかったので、トリムだけでやることになった。その場で首括りたかった。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。悔しいのでもう少し生きてDJ頑張る。

当日のTODO

正直当日はバッタバタであまり記憶がないのだが、せっかく来てもらったからには来てもらった人同士何かのきっかけになる場所になれば良いなと思ったし、振り返ってみてオフ会的な性質が良かったなと思った。ギャラ渡したり挨拶したり機材セッティングしたりやるべきことを最初にババっとやってイベントを楽しみつつ目を配りつつが良いのかなと思う。

終わりに、いや終わらない為に、

正直こんなボーナスタイムが人生に待ってるとは思わなかった。

僕の部屋と妄想と現場が繋がった瞬間、僕は、僕は、まだ死にたくないと思うことができた。これはマジ。

自分の話ばかりで申し訳ないけれど、でも本音でやって良かったと思えたし、これからも爆発を起こしていく側でいたいと思う。道連れ。さようなら、くだらない日常。さようなら、つまらない日常。

僕は、爆裂な非日常をもう何回か経験したいなと思っています。

それでは。

ブレイクコア!!