富山IT勉強会第17回【地方民が技術同人誌文化を活かすには】立山連峰と白えびと勉強会開催レポート
開催概要
テーマ:地方民が技術同人誌文化を活かすには
日時:2023年1月22日(日)11:00 - 16:00
場所:和食ティファニー(会食)、ボルファートとやま(勉強会)
参加者(現地):7人
参加者(オンライン):1人
発表者
ariaki
技術同人誌即売会・技術同人誌博覧会(技書博) 代表。
PHPer, Web Developer
セッション:執筆活動をはじめよう
親方Project
複数の著者が寄り集まって技術同人誌を作る"合同誌"サークル親方Projectの代表。「技術同人誌書きましょ」といろんなところで言ってる妖怪。
セッション:技術同人誌を書こう―アウトプットのススメー
たみば
北陸の技術系会社員です(^^)
セッション:メーカー勤務者の技術同人コミュニティへの期待/Q&A/etc
開催の経緯
今回のイベントは1/21(土)にBuriKaigi2023のスピーカーとして来て下さることになったariakiさんが、「翌日富山で何かエンジニア向け勉強会とかイベントないかな」と呟いておられたのを見て、主催が「作りますよ!」と軽いノリで持ち掛けたのがきっかけですw
BuriKaigiは北陸のエンジニアさんたちが毎年合同で開催してくださっている北陸最大級のエンジニアカンファレンスです。運営の方々が頑張ってくださるおかげで県外からも多数のエンジニアが参加してくださいます。
せっかく北陸まで来て下さるのであれば翌日もお祭りがしたい!というariakiさんのような方が他にもいらっしゃるのでは!ということで、開催に至りました。
開催内容について
勉強会とはいえ大規模カンファレンスの翌日まで勉強詰めはさすがのエンジニアさんたちでもつらいだろう、ということで今回は富山の「食」と立山連峰の「景観」という観光要素をメインに据え、富山を楽しんでもらうことに焦点を当てました。
冒頭の写真は会食会場である和食ティファニーが入っているアーバンプレイスというビルの最上階、14階エレベーター前のものです。そして次の写真が会食会場から見える富山市街と立山連峰。
もともとの予報は悪天候だったのですが、なんとか晴れてくれました!富山でここまで高い建造物はあまりないので街中と立山連峰をセットで一望でき、県外から来て下さった方だけでなく、地元富山から来て下さった方にも好評を頂くことができました。
「食」の方も会食会場の和食ティファニーさんが丹精込めて作ってくれました。富山といえば寒ブリや白えびなどの海産物!ということで冬に食べる富山の海の幸は絶品です。
肝心の勉強会テーマは悩んだ末、せっかく技術同人誌即売会代表のariakiさんが来て下さるのだから素直に「技術同人誌」をテーマにしました。とはいっても富山はまだまだ著者もサークルも少なく、即売会はもちろん技術同人誌を書いている人の集まりというのも難しい…
そこで【地方民が技術同人誌文化を活かすには】というテーマで、地方在住者の技術同人誌文化とのいい感じの付き合い方について語り合い、富山のエンジニアコミュニティ、その中でも技術同人誌コミュニティの活性化を目指しました。
そのためにはまず実物を…ということで、多数のサークルさんにご協力頂き、技術同人誌の実物展示を行いました。
勉強会の最初と最後を読書&交流タイムとすることで実際に技術同人誌に触れてもらうとともに、興味はあるけど執筆にまでは至っていない…という方の現実的な悩みや具体的なハードルについてお話を伺い、情報を共有する時間と致しました。
会運営的としてもこの時間は調整のためのクッション的な役割になり、予定が押した時の保険や、場の雰囲気をゆったりさせることができました。
一部サークル様より参加者全員へのプレゼントやグッズも頂いたので配布させていただきました。
ここまでくるともはやプチ頒布会のような雰囲気です。Oauth屋さん、モウフカブールさん、親方Projectさん、この場をお借りして御礼申し上げます。
そして会場の雰囲気が馴染んだところでセッション開始です。全体としてはゆったりした会ですが、この時間だけはしっかりみんな着席してメリハリのある会にすることができました。進行が非常にスムーズだったのはイベントに慣れている方が多数参加してサポートして下さったことが大きいです。
そして会場の雰囲気が馴染んだところでセッション開始です。全体としてはゆったりした会ですが、この時間だけはしっかりみんな着席してメリハリのある会にすることができました。進行が非常にスムーズだったのはイベントに慣れている方が多数参加してサポートして下さったことが大きいです。
開催所感
ということで、主催としましては良い会にできたのではないかと思っております。あとは運営視点でのちょっとしたお話を自分用のメモも兼ねて残しておこうと思います。今後イベント開催を考えている方の参考にもして頂けますと幸いです。
会食込みのイベントの開催
富山IT勉強会では会食込みのイベント開催は初めてのことでした。お店を予約することになるので参加人数を早めに確定させる必要があり、当初は開催の1週間前を申し込み締め切りとしていました。
最終的には会食なしプランを直前まで申し込み可能としたのですが、間違って会食付きで申し込んでしまう方がいないか内心ヒヤヒヤしていたところはあります。プランを次のように分けて表示することで対応しましたが、もっと良い方法がある気はしています。
会食→会場移動を挟んだ勉強会
勉強会→会食のイベントはたくさんあるのですが今回は逆パターンだったのでいくつか不安点がありました。
運営が主催1人なので勉強会会場に早めに入って会場設営することができない
このあと勉強会が控えていると思うと会食の開放感が物足りないのではないか
それでも会食を先にしたのはBuriKaigiに来て下さっている方から何名か参加が見込めるのではないか、そして県外から来てくださっている方は16時あたりまでが限界だろうということで、イベントに夕食を含むのが難しかったためです。
結果的にはみんなで早めに移動しましょ、という形にして頂けたため問題はなかったのですが、会食後にゆったり雑談する時間を削る形になってしまったため心苦しく思いました。改善したい点です。
現地とオンラインのハイブリッド開催
元々富山IT勉強会はノートパソコンを持ち寄り画面共有をしていたため、オンラインとのハイブリッド開催については技術的には簡単です。ただオンライン参加者への配慮や意思疎通はどうしても難しいうえ、運営が1人回しのため会場とオンライン両方に気を配るのは現実的ではないと思いました。
オンライン参加して下さる方が必ずしも積極的にコミュニケーションを求めているとは限りません。消極的に流し見したい、という需要もオンラインにはあるはずです。
オンライン参加者が積極的にコメントを下さる場合、進行役はそれを拾ったうえで会場の空気を読んで適時話題に上げることも必要でしょうし、消極的に流し見している場合も、質問はないか、進めていいかなどのコメントをこちらから定期的に投げかけておいた方が良いでしょう。
今回は会場のWifi不備でオンラインへの配信が遅れてしまったこともあり、オンライン参加の方にはご迷惑をおかけしてしまい申し訳ありませんでした。(こういった場合もトラブル対応と現地参加者へのアナウンス、オンライン参加予定の方への状況共有を同時進行しなくてはならないため1人での進行は難しく感じました)
技術同人誌の実物展示にご協力して下さったサークル様
今回たくさんのサークル様に技術同人誌の実物展示のご協力を頂きました。この場をお借りして御礼を申し上げるとともに、ご協力して下さったサークル様を改めてご紹介させて頂きます。(敬称略)
モウフカブール
明後日から使えるAWS入門
明後日から使えるDocker入門
空飛ぶエンジニア用語辞典
10分でAWS全サービスを知る本
ほか多数..ふぃーるどのーつ
Windows デスクトップでWeb開発Auth屋
雰囲気でOAuth2.0を使っているエンジニアがOAuth2.0を整理して、手を動かしながら学べる本
OAuth、OAuth認証、OpenID Connectの違いを整理して理解できる本
OAuth・OIDCへの攻撃と対策を整理して理解できる本(リダイレクトへの攻撃編)みずりゅ
PhoenixLiveViewとNervesをさわるElixirへのいざない
錬金術師見習いエリィと歩むたのしいElixir親方Project
積み基板を作らないための電子工作入門
カンファレンス参加の楽しみ方
ぼくのアジャイル100本ノック
ほか多数佐々木拓郎
AWSの薄い本 IAMのマニアックな話
AWSの薄い本Ⅱ アカウントセキュリティのベーシックセオリー
AWSの薄い本Ⅲ データ分析基盤を作ってみよう 〜設計編〜くるみ割り書房
りあクト!(第1部、第2部)mochikoAsTech
DNSをはじめよう
AWSをはじめようブライトシステム
ロストテクノロジー いちばんやさしいWeb0の話
PythonとScrapyを使ったWebスクレイピング実践編
エンジニアのための「カジュアル面談のトリセツ」電脳世界
Python3で学ぶ プログラミングはじめの一歩
Pythonプログラミングの2歩目でGUIアプリ制作をやるならTkinter
個人事業主の事業展開がだいたいわかる本
富山IT勉強会では登壇してくれる方を募集しています
富山IT勉強会では講座、LT、ハンズオンなどITに関するアウトプットをして頂ける方を随時募集しております。時間丸々でなくても、1時間でも10分構いません。あなたの知識が富山のITコミュニティを発展させる助けとなります。
2時間程度の短い開催も可能ですし、時間が余ればもくもく会などにして調整しますので、登壇希望の方はお気軽にご連絡頂けますと幸いです。
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