【EDH】機械兵団の進軍
使うか使わないかの微妙なラインカードが多い。
どこかで見たような能力は露骨に制限が掛かっていて面白くない。
しかし中にはバグの予感がするカードもある。
使えるかもしれない=基本的には採用されないので、いつも通り自分の使用デッキ目線で具体的な使用法を検討していく。
《金属の徒党の種子鮫》
![](https://assets.st-note.com/img/1681481467525-VXXs9ygIve.png?width=800)
サンドバッグになりがちな青単に嬉しいタフネス。
《ティムナ》にカードを引かれ続けるのは青単の負けパターンの1つ。
また基本的に青単は長期戦狙いなので、ライフが落ち込むとせっかく終盤に強スペルを連打しても皆に殴られてあっさり負けてしまう。
そのため壁は大事。
もちろん《意思の力》《徴用》などのピッチスペルに反応して5/5や7/7を展開できると殴り勝ちも狙える。
《否定の力》《精神壊しの罠》でもEDHの戦場では十分大きい。
《時を超えた探索》のような探査系カードもいいね。
最近自分が愛用している《ジェイコブ》では高コストカードが多いので、更に強さを発揮できる。
微妙に達成しにくい金属術への貢献、《ウルザ》がいればマナ加速になるし、幅広く活躍できるカードだと思う。
《フェアリーの黒幕》
![](https://assets.st-note.com/img/1681481541031-nsEaWbBqRa.png?width=800)
《ティムナ》と相性の良い軽量の飛行生物。
EDHの主要な統率者はドロー能力を持っているため、2マナのくせに4~5枚引けることも期待できる。
起動型能力も自分が手詰まりになることを防げるし、相手に引かせるとより追加ドローも狙える。
1枚で大量ドローの期待から詰み回避まで出来る、本当に隙が無い強カード。
《お告げの行商人》
![](https://assets.st-note.com/img/1681481597050-ttzaSur0bs.png?width=800)
この手の能力は《モノリス》や《Candelabra of Tawnos》を通すことで普通の呪文を使うためのマナに変換できる。
《ジェイコブ》の変身能力に使えないのが、本当に惜しい。
青単デッキだとマナ加速が限定される上、起動型能力を使うカードは多いので、統率者がマナを有効活用出来るなら採用アリだと思う。
《溜め込む親玉》
![](https://assets.st-note.com/img/1681481682665-8qZrPgG0tm.png?width=800)
《ルーン傷の悪魔》と同じく、普通に唱えることは少ないと思う。
サーチしたカードを召集で少なくとも黒1マナ軽減できるが、真価は大量展開出来たとき。
黒では生け贄とリアニメイトを繰り返すことも容易なので、例えば《バルソー》のように、まとめて生物を場に出せる場合には、サクリ台や能力でリアニできる生物と合わせてとんでもなく楽しいソロプレイが出来る。
《古の放漫トカゲ》
![](https://assets.st-note.com/img/1681481791500-1Np2ln0MHn.png?width=800)
浪漫トカゲ。
パワー10を超えると特定のプレイヤーを追い詰めるには十分脅威。
出来ればパワー16くらいで出したいが、用済みの《ウッド・エルフ》、タップしてても関係なくマナ加速を支援する《クウィリーオン・レインジャー》など組み合わせると、緑単なら狙える範囲。
護法2が強くて、除去しようとすると実質的に1ターン失ってしまうし、ギリギリまで構えて温存という動きを取らせにくい。
殴るだけに見えて、突出した高パワーはコンボ的な動きにも生かされる。
《原初の狩人ガラク》《リシュカーの巧技》など緑単特有のパワー参照のドローに貢献し、護法のおかげで妨害もされにくい。
《東の樹の木霊》目線では、能力で次々展開していると、召喚酔いのマナクリなどを持て余すので、それらを使って0マナで展開し、別のパーマネントを踏み倒して場に出す動きが可能。
特に《世界を揺るがす者、ニッサ》《野生語りのガラク》など土地を起こせるカードを《東の樹の木霊》の能力で踏み倒せると、使用済みの《ガイアの揺籃の地》や《ニクソス》を起こしてマナを復活させられるので更なるチェインに繋がる。
強いな。
《星界の飢餓》
![](https://assets.st-note.com/img/1681481873384-UOm4vMvppa.png?width=800)
緑単で使いやすいピン除去。
バトルは後述するが、EDHで有効なカードもあるし、《ナーセット》など倒したいプレインズウォーカーもいるので《強行突破》よりも良いかも。
《強行突破》に劣る点としては、ダメージを与える対象は自分のクリーチャーでもよいので、《偏向はたき》で変えられると痛い。
《復讐する大地》
![](https://assets.st-note.com/img/1681481946630-OFEy9yNmCa.png?width=800)
《セルヴァラ》《マーウィン》に速攻を与えつつサイズアップでマナも増やせる。
召喚酔いのために立て直しが厳しく、中盤以降に攻める時に隙丸出しのこれらのデッキにおいては希望のカードになれる。
単なる速攻付与だけだとマナが増えないからサイズが大きくなるのが良い感じ。
問題はサーチ困難なこと。
クリーチャーのETBでこういう能力出てくれないかなあ。
《碑出告と開里》
![](https://assets.st-note.com/img/1681482045555-ErEOgCxkHb.png?width=800)
ETBでカードアド+1。
まず、これは統率者として、えらい。
チューターと除去を組み合わせると《無限への突入》を踏み倒せるので、受け口の広い2枚コンボになる。
相手からすると除去しにくいので、ブロッカーが少なくて殴られがちな青黒の弱点をカバーしている。
悪くはないんだが青ダブルシンボルのせいで、《暗黒の儀式》《魔力の墓所》などの定番マナ加速でぶっ飛ばしにくく、すごく微妙な感じになる気がする。
赤が入ってたら《波止場の恐喝者》でカバーされていたんだが、碑出告なんだから赤も含んでてくれよ…
《ジン=ギタクシアス》
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EDHでも護法はかなり強く、護法2もあると除去が大変。
これは、1:1対戦と違って出来れば除去は自分が使わずに他人に使わせたいという心理と、護法のコストまで構え続けることが難しいという理由から。
即死するカードは除去せざるをえないが、そうでないなら手を出したくない…
《ジン=ギタクシアス》は即死しないレベルのカードで、《玄武岩のモノリス》《リスティックの研究》などで地味に手札を補っていく。
しかし爆発力もしっかりあって、裏返ることが出来れば7枚ドロー以上で手札上限がなくなってカウンターを沢山抱えられるので一気に優位になり、章を進める手段(増殖や追加ターンなど)があれば勝ち確。
《侵攻の伝令、ローナ》
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![](https://assets.st-note.com/img/1681482276876-jQ0mcF5oPv.png?width=800)
ルーター、6マナで裏返って呪文の踏み倒しは《ジェイコブ》みたい。
黒という強カラーが増える代わりに、踏み倒すためにはダメージを与える一手間がキツい。
色的にはダメージより除去や生け贄が得意と考えると、それこそ《碑出告と開里》の方が踏み倒し向き。
ドローカードで手札を増やすと狙ったカードを使えなくなるし…
しかし2マナルーターの強さは《ジェイコブ》で実感しているが、デッキが歪んでいても相当安定するので魅力的。
どうせ作るなら偏ったデッキが良い。
裏面は単なる抑止力として使うだけでも十分なのかも。
ちなみに伝説を唱えてアンタップは、チェインするには条件が厳しすぎる上に手札が増えないので、本当にオマケだと思う。
《イコリアへの侵攻》
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バトルは縦にするととても読みにくい。
手札に来たときにウッカリ傾けて見るとバレる。
実質《破滅の終焉》のようなサーチ。同じく墓地も対応している。
人間以外という制約はそれほど気にならない。
緑単で良くサーチする《クウィリーオン・レインジャー》、多色デッキで《タッサの神託者》にアクセス可能なので使い勝手は問題なし。
《永遠の証人》に対応していないことは、たまに問題になるかも。
《破滅の終焉》とは違ったエンドカードとしての能力も裏側にある。
早速採用。
《ヴォリンクレックス》
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場に出ても影響力はなく、裏返っても10枚めくる程度だと当たり2枚を引くことは難しいかもしれないし、+1/+1カウンターを載せても何かイマイチ。
しかし最後の章まで進むと戦場を荒らし、この時点のアタックはトドメになる可能性が高い。
森2枚で確実に展開のサポートをしつつ、目立たないように場を整えて気付いたらやばいことになってるパターンは、狙われにくく強い動き。
長期戦で勝つのはこういうでっき
しかしデッキ内に入れるには弱いかなあ。
《騎士の団結》
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《ティムナ》と好相性…なのか?
全除去後にもクリーチャーを展開できるし悪くないカードなのだが、爆発力が無いし、これ自体がクリーチャーではないので展開が遅れるのが難点。
最近は自分のティムナは1~2マナのクリーチャーをサッと並べて早々に2~3ドローエンジンを組むことを目標としている。
これは素早く展開して引き始めないと速攻デッキとやり合えないし、《審判官の使い魔》や《悔恨する僧侶》のような軽量生物はフルタップの隙をカバーしてくれるため、2KILL阻止のために毎ターン打ち消し用のマナを浮かせるという負けムーブをしなくて済むから。
こういったカツカツの展開の中では出番はないかな。
《謎の道》
![](https://assets.st-note.com/img/1681482736532-OyafnxvsBo.png?width=800)
《連絡》と違って対象をとる弱点があるが、色拘束がゆるい。それだけで少し使いたくなる。
余談だが《偏向はたき》が出てから対象を取るカードの価値は本当に変わったと思う。
《誤った指図》は誤差レベルだったのに…
青単では茶加速が主体となって、そこに《古の墳墓》など無色土地が混じるので更に色マナがキツい。
青マナを使いすぎると手数が減ってしまうので、色拘束が減った改変は大きい。
採用しようかなあ、迷うカード。
《災厄と踊る》
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使ってみたいカードではあるが《むかつき》を使っている時を考えると、13ってすぐ達してしまうから微妙な気がする。
《炎の儀式》など儀式系カードを捲ってしまうと、次に繋がらずに無駄うちになる可能性もあるし、8マナ使って何も起こらない可能性があるってヤバイ。
《深淵への覗き込み》を見習って欲しい。
《紅蓮術師の道》
![](https://assets.st-note.com/img/1681482915027-dlGfQ1kNAl.png?width=800)
なんか中途半端なカードな気がする。
《むかつき》で大量ドロー後に《死の国からの脱出》に繋がらなかったときに手札を回転させる手段として強そうだが、そもそもこのカードを捲って5点のライフを失うことが弱いし、5マナ捻出できるなら他に何でも出来そう。
大して手札がない状態から使うと、ただの手札入れ替え程度で終わり、マナの収支はトントンからマイナスになる。
うーん。
というわけで新セット考察でした。
今日はこんなところで。
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