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第23期モダン神挑戦者決定戦を終えて

ご挨拶

こんにちは、電基地です。この度は5/4(木)に開催されました第23期モダン神挑戦者決定戦に参加してきましたので、レポのようなものを書きたいと思います。よろしくお願いします。

デッキ選択

今回は【ハンマータイム】を使用しました。メタ上の立ち位置やらなんやらを考慮した…訳では全くありません。単純に最近回していて、紙でも折角組んだので一度デカい大会で使ってみるか~というのが、選択理由の全てです。

・使用リスト

kanisterを信じろ

ゲームデー版《メムナイト》3枚目と《灼陽大峡谷》が手に入らなかったので、《羽ばたき飛行機械》4枚と《無声開拓地》2枚にした以外はコピーして使いました。【ハンマータイム】を使うことは前々から決めていたものの、このリストに決まったのは前日です。決めた理由としては、大きく分けて以下の2点です。

・このリストが一番「速そう」だった
MO上で日々【ハンマータイム】を回してみたり平日大会に持ち込んでみたりはしたものの、どうにもこのデッキのことが理解できないまま本番を迎えることとなってしまいました。自分はコンバットや細かい相互作用の把握に自信がない為、このアーキタイプでロングゲームになってしまったら絶対に勝てない、速度でごまかすしか道はない、と思いました。

その前提に立って各リストを眺めた時に、0マナクリーチャー6枚、《バネ葉》の太鼓4枚というこのリストが輝いて見えました。必要なパーツが多く投入されているので2ターンキルの確率は勿論、1ターン目《ウルザの物語》で圧をかけられる確率も他のリストと比較して高そうです。

・解説動画が上がった
前々日くらい(?)に当のkanister本人による【ハンマータイム】の解説動画が上がりました。サイドプランもしっかり紹介してくれているものであり、日々サイドに困っている自分が利用できる指針としては最上級です。紹介されているサイドプランを参考にする以上、枚数を揃えてコピーするのがinoutのズレも無く手っ取り早いと思いました。

・当日の準備

リストやサイドプランをコピーして、とにかく速度勝ちを狙うことを決めたものの、一つだけ問題がありました。《万物の姿、オルヴァール》を持っていなかったのです。

今までこのカードを使用したことが無く、また使い勝手に若干懐疑的な部分もあったため、より広いアーキタイプを見ることのできる《神聖なる月光》にしようかな…とも思いましたが、結局前日の夜に注文して、当日《万物の姿、オルヴァール》を購入。

理由としては、《神聖なる月光》はあくまで妨害札であり、刺さったとしても勝つためには結局その後のゲームを制する必要がある、と考えたからです。速度勝ちを狙うことを決めているのに、ゲームを長引かせるカードを採用するのは矛盾です。
その点《万物の姿、オルヴァール》はクリティカルヒットすればそれだけで勝ちうるカードです。リスト選択の話にも繋がりますが、「自信がないからコピーする」と決めた以上、極力自分の色は出したくない、今回はkanisterを全面的に信じる!という思いもありました。

対戦振り返り

スイスラウンド9回戦で行われました。簡単に振り返っていきたいと思います。

一回戦:ベルチャー 2‐1 ○×○

【ハンマータイム】を握ってからは初めて戦うアーキタイプです。

メイン戦ではこちらのコンボが早い段階で整うものの、お相手も《小道の再交差》で着々とコンボを準備。ここで何気なく《ゴブリンの放火砲》のテキストを確認…プレイヤーを対象にとっている…なるほど…。
お相手のコンボターンに《救済の波濤》をキャストし、プレイヤー呪禁を得て計算をずらしたのち、こちらのコンボを決めて勝利。

サイド
in 《真髄の針》《鍛冶屋の技》
out 《カルドラの完成体》《ルーンの与え手》

とにかく速さを出したかったサイドでしたが、よく分かりません…

サイド後はもたついたところに《アイレンクラッグの妙技》から《ゴブリンの放火砲》で負け。
3本目は早めに《シガルダの助け》とクリーチャーを揃えてお相手に圧をかけていき、マナ加速からの《ゴブリンの放火砲》に対して《救済の波濤》。返しでは勝ちきれない場面ではあったものの、2枚目の《救済の波濤》を引いて勝てました。運が良すぎました。

二回戦:タイタンリアニ 2‐1 ○×○

《敏捷なこそ泥、ラガバン》や《レンと六番》、《思考囲い》などを早い段階に撃たれ、ジャンドかな…と思いましたが《原始のタイタン》や《残虐な執政官》を《頑強》で釣る様相でした。

メイン戦は早い段階でコンボが揃って勝利

サイド
in 《ヴェクの聖別者》×3、《真髄の針》×1、《火と氷の剣》×1、《鍛冶屋の技》×1
out 《メムナイト》×2、《羽ばたき飛行機械》×2、《バネ葉の太鼓》×2

墓地対策がなく困ってしまったサイドです。《原始のタイタン》を捨てられた場合に役に立たない《ヴェクの聖別者》は悩みましたが、基本のカラーがジャンドなので対処され辛さを買って投入。《レンと六番》や《耐え抜くもの、母聖樹》の存在から《真髄の針》や《鍛冶屋の技》も投入。ハンデスに対してリソース回復を狙って《火と氷の剣》を投入。

サイド後は早いターンで《原始のタイタン》を釣られて敗北してしまいました。

3本目は悩ましいハンドでしたが、並べた《ヴェクの聖別者》が4点ずつ与えてくれて勝てました。

三回戦:不屈の独創力 2‐1 ×○○

メインは速度を出せないまま《不屈の独創力》が決まって負けてしまいました。

サイド
in 《万物の姿、オルヴァール》×2、《鍛冶屋の技》×1
out 《メムナイト》×2、《羽ばたき飛行機械》

サイド後はこちらが並べた《シガルダの助け》やクリーチャー達を《碑出告が全てを貪る》で流されてしまいました。手札に1枚《万物の姿、オルヴァール》を握っていましたが、盤面に残ったのは《平地》×2と《墨蛾の生息地》のみ……。
返しのドロー次第で投了も視野だったのですが、そこで2枚目の《万物の姿、オルヴァール》を引いたので続行を決意。
X=2で撃たれた《不屈の独創力》で出てきた《残虐の執政官》2体に対して《万物の姿、オルヴァール》2枚を捨て、《墨蛾の生息地》をデコイに使ってコピーを2体とも維持することに成功し、勝てました。

3本目は早いうちにコンボパーツが揃い、《鍛冶屋の技》や《救済の波濤》もうまく引けて勝てました。

四回戦:白黒ハンマー 2‐0 ○○

メイン戦はこちらの《シガルダの助け》《巨像の鎚》《墨蛾の生息地》で勝てました。

サイド
in 《冥途灯りの行進》×4
out 《救済の波濤》×2《メムナイト》×1《鍛冶屋の技》×1

サイド後はお互いに《石鍛冶の神秘家》からの《カルドラの完成体》。こちらが先に《影槍》と《巨像の鎚》を細菌トークンに装備出来たので勝てました。

五回戦:青黒トロン 2‐0 ○○

メインは《虚空の杯》をX=1で置かれてしまいましたが、《ウルザの物語》や《石鍛冶の神秘家》などを良く引けて《虚空の杯》をすり抜けてコンボパーツが揃って勝てました。

サイド
in 《真髄の針》《鍛冶屋の技》《火と氷の剣》
out 《カルドラの完成体》《メムナイト》《羽ばたき飛行機械》

これもサイドに困りました。効きそうなものを入れて、《撤廃》に弱いカードを抜いてみました。

サイド後はこちらのコンボパーツがすぐ揃ったため勝てました。

六回戦:レン&オムナス 0‐2 ××

メイン戦は《虹色の終焉》をケアしたつもりで《シガルダの助け》を2枚置いたら《拘留代理人》でまとめて流されてしまい、速度を出せないまま《レンと六番》《耐え抜くもの、母聖樹》ループが成立して負けてしまいました。

サイド
in 《真髄の針》《鍛冶屋の技》《火と氷の剣》
out 《メムナイト》×2 《羽ばたき飛行機械》

サイド後は痛恨のダブルマリガン。それでも《ウルザの物語》を《救済の波濤》で守ったり頑張ってみましたが《機械の母、エリシュ・ノーン》からの《孤独》や《発現する浅瀬》などで差を広げられて負けてしまいました。

七回戦:御霊エムラ 1‐2 ○××

メインはコンボがすぐ揃って勝てました。

サイド
in 《冥途灯りの行進》×4、《真髄の針》×1
out 《ルーンの与え手》×2 《カルドラの完成体》《バネ葉の太鼓》《メムナイト》

何も分かりませんでした。《ウルザの物語》からの《地獄料理書》をディスカード手段にしていたため《冥途灯りの行進》をin。《真髄の針》は遅かったかもしれません。盤面とか除去はあまり関係なさそうだったので《ルーンの与え手》、遅いと思って《カルドラの完成体》、枚数合わせにカードパワーが低いものを適当に抜きました。

サイド後、3本目はそれぞれお相手が初手《ウルザの物語》から3ターン目に《引き裂かれし永劫、エムラクール》が走ってきて負けてしまいました。《冥途灯りの行進》を引けていれば結果も変わったかと思いますが、マリガンしても見つからなかったのでやむなしです。お見事でした。

八回戦:不屈の独創力 0‐2 ××

メインはコンボパーツが揃いはしたものの、うまく妨害されてしまい負けてしまいました。

サイド
in 《万物の姿、オルヴァール》×2、《鍛冶屋の技》
out 《メムナイト》×2、《羽ばたき飛行機械》

サイド後もとくに言うことなく《不屈の独創力》が止められず負けてしまいました。


九回戦:グリーンアスモ 2‐1 ○×○

《アスモラノマルディカダイスティナカルダカール》や《貪るトロールの王》等が入ったフードシナジー主軸のデッキです。

メインは後手トリマリだったものの《カルドラの完成体》が完走して勝てました。

サイド 
in 《真髄の針》《冥途灯りの行進》×4《鍛冶屋の技》
out 《メムナイト》×2《羽ばたき飛行機械》×2《バネ葉の太鼓》×2

ふんわりサイドです。《ウルザの物語》が入っているため《冥途灯りの行進》をフル投入。

サイド後はこちらの重大なミス(※)で狙いが成就せず敗北してしまいました。

※《羽ばたき飛行機械》《バネ葉の太鼓》《ウルザの物語》があって1ターン目《ウルザの物語》で押していくつもりでしたが、何を思ったのか《バネ葉の太鼓》より先に《羽ばたき飛行機械》をキャスト。当然《バネ葉の太鼓》キャストスタックで《稲妻》を当てられてしまいました。

3本目は《真髄の針》で《アスモ》を指定して除去を止めつつ、《カルドラの完成体》と構築物トークンで攻め立てる展開。《エスパーの歩哨》も重ね引けて《純鋼の聖騎士》にたどり着き、カルドラハンマーで勝てました。

総括

今回は最終的に6勝3敗、23位という結果でした。

5‐0からの目無しノープライズが全く悔しくないと言えばウソになりますが、元々まったく自信がなかったアーキタイプで勝ち越しできたことは嬉しいですし、このリストを選んだ理由そのもののような勝ち方が沢山できたことも良かったです。

今回は以上となります。ここまで読んでくださった方々、また対戦相手の皆様、ありがとうございます。







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