エモクロアTRPGの憑依判定を理解する
はじめに
エモクロアTRPGには、憑依判定と呼ばれる特殊な判定があります。
本稿では、エモクロアTRPGのルールブックを基に、憑依判定および共鳴者が【憑依】状態へと陥る条件について理解することを目指します。本稿の内容が、エモクロアTRPGを遊ぶすべての方にとって、一つの道しるべとなれば幸いです。
憑依判定の進め方
憑依判定の実施方法は共鳴判定と同じです。共鳴感情に応じた感情マッチング(完全一致、ルーツ属性一致)も発生します。
しかし、以下の点が共鳴判定と異なります。
判定の成否に関わらず〈∞共鳴〉のレベルが1上昇する
極限共鳴が発生しない
上記1により、憑依判定の書式には、原則として上昇値が記載されません。
共鳴者が【憑依】される条件
憑依判定が発生すると、共鳴者は【憑依】状態に陥る可能性があります。この【憑依】には次の2つのパターンが考えられます。
共鳴者が自らの意志とは関係なく【憑依】状態となる
共鳴者が自らの意志によって【憑依】状態となる
共鳴者の意志とは関係なく【憑依】状態となる場合
憑依判定の結果が出たら、共鳴者が自らの意志とは関係なく【憑依】状態となるかどうかを決定します。すなわち、共鳴者がルールブックの【憑依】の条件を満たすかどうかを確認します。
例えば、共鳴者の【😶精神】が3の場合、憑依判定の成功数が3(トリプル)以上であり、かつベース技能〈*自我〉で行った判定が失敗であれば、共鳴者は自らの意志とは関係なく【憑依】状態となります。
共鳴者の意志によって【憑依】状態となる場合
共鳴者がルールブックの【憑依】の条件を満たさなくても、自らの意志によって【憑依】状態になることができます。それが明け渡しです。
ルールブックに記載がある通り、共鳴者が憑依判定に成功していれば、明け渡しを宣言できます。逆に言えば、憑依判定に失敗した場合、共鳴者は明け渡しも行えず、【憑依】状態に陥ることはありません。
例外条件
とはいえ、シナリオによっては、何らかの特殊な条件を満たすことで共鳴者が【憑依】状態となることもあるでしょう。
おわりに
本稿では、エモクロアTRPGの憑依判定と、共鳴者が【憑依】状態に陥る条件について解説しました。【憑依】された共鳴者に起きる変異や【憑依】の解除については、ルールブックの該当箇所をご参照ください。
それでは、素敵なエモクロアTRPGライフを!
引用文献
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