肛門ポリープの手術をしました[その2.5]
前回は、手術が終わって退院するまでのお話でした。
入院も手術も完全に計画的に行われていたので、初めての外科の入院に伴ういろいろな驚き以外は特に大きなこともなく、予定通りの帰宅になりました。
この後少し怖い話になるので、その前にちょっとだけ、まとめ的なお話をします。
費用
入院費は3泊4日で10万円でした。
なにがどうなってそんなにきっちり10万円なのかは分かりませんが、たぶんセット価格なのだと思います。
一応明細でてますけど、きっちりになってるってことは何かを調整してるわけなので、あまり深くツッコミは入れませんでした。
そのかわりといってはなんですが、健康保険の「限度額適用認定証」を使いました。
企業の健康保険に入っていると、医療費が高額になって「自己負担限度額」を超えた場合、超えた分の払い戻しが受けられます。
後から申請してもいいのですが、今回のように事前にわかっている場合は先に申請して「限度額適用認定証」をもらっておき、保険証とあわせて会計に出すと、支払いが自己負担額のみになります。
というわけで、今回の実際の支払いは6割程度になりました。
また、生命保険とあわせて入っていた医療保険の給付もあり、最終的には微妙にプラスになりました。
体力
たった3泊ですが、その間絶食があり、丸一日起きてはいけない日があり、外科手術の後なのでそこそこの期間運動もできず、思ったより足腰が弱りました。
あと、体重がそんなに落ちたわけでもないのに、明らかにやつれました。
ものすごく体に出るもんなんですね…。
医者が「簡単なほうですよ!」とは言っても、麻酔と手術はだいぶんダメージがあるんだな、と思いました。
肛門科の専門医なので、お医者さんにしてみればよくあるどころかほぼ毎日の手術なんでしょうけれど、患者の体にしてみたら大事件なんですよね。
そんなつもりではなかったんですけど、だいぶ軽く考えてました。
反省。
患部のようす
腫れが引き、傷もふさがって思ったのが「お尻が涼しい」ということでした。
今回の手術の原因は便秘由来の切れ痔なのですが、肛門ポリープが巨大化する原因になった強烈な便秘は、もしかするとポリープ自体が原因かもしれません。
つまり、常に「尻になにか詰まってる」状態で、排便の感度がどんどん鈍っていったのではないか、と。
ざっくり調べたところでは、加齢で感度が低くなって便秘が悪化することも多いそうで、てっきりそれ由来だと思ってたんです。
でも手術して落ち着いた後、まだ一応下剤は飲んでいるのですが、驚くほど普通に排便があるし、なんなら下剤のせいで回数多いし…。
肛門ポリープ自体はただの腫れ物で、悪化もしないのですが、悪い影響はあったのではないか、と思いました。
というわけで、もうちょっとの前の、細かい補足のお話でした。
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