【現在リニューアル工事中!】川越事業所 今昔物語①
川越なのか?問題
こんにちは。電気興業公式noteです。
いきなりですが、当社には川越事業所という拠点があります。
所在地としては、埼玉県ふじみ野市に位置します。
「『川越』じゃないじゃん!」と言われればその通りなんですけど、
川越市は隣接しているのと、当社も長年その呼称を使用しているので、
まずは、その点、ご理解頂ければ幸いです…
川越事業所とは…
そんなわけで、今回は「川越事業所」についてご紹介させてください。
川越事業所は「川越工場」として1960年に誕生しました。
敷地面積は4万2,251㎡。東京ドームで換算すると0.9個分もありました。
(正方形で換算すると一辺が205m!運動不足の私は息切れする距離…)
設立当初はアンテナ、鉄塔を作っていて、ここが当社電気通信部門のコアとなる生産拠点でした。
1972年に鹿沼工場が建設されアンテナ製造部門を、
また、1981年には川越工場(現)が建設され鉄塔製造部門を移管したことにより、当初の敷地を縮小(2024年3月現在、1万8,489㎡)。
生産拠点としての役目を終え、川越事業所に改名しました。
現在は施工技術部門の事務所としての役割を担いながら、
当時のままの形を残しております。
現在の川越事業所は?
って、ゴメンナサイ…
実は、当時の姿を残しておりません!
というのも、60年ものあいだ雨風に耐え、そして数多の従業員の汗と涙(?)が染み込んだ建物は老朽化が進み、環境負荷が高く、近年の働き方に合わないものとなっていました。
そこで、当社2024年5月10日のリリースの通り、リニューアルが決定し、現在、既存建物の解体工事が進行中です。
そんな工事中の写真を撮ってきました。
え?
「アレ」がない!
Googleマップで2024年2月に似たような場所から撮影された写真と比較すると一目瞭然。
そう。撮影日(2024年7月)には、アレ=大きな建屋=第一工場は無くなってました。
このように、第一工場はひときわ目を引く建物で、
このゲートを通る際には必ず目に入ってくる存在でした。
また、大きな社名看板もあり、地域のみなさまには広くご認識頂いておりました。
それが「ぽっかり」ないとなると、
なんというか、空が広く感じられますね!
せっかくなので、そんな在りし日の第一工場の説明を…
第一工場は延べ床面積2,955㎡の2階建ての構造。
1階は組み立て工場で、2階には「原寸場(げんすんば)」がありました。
原寸場とは、実際の鉄塔のパーツと同じ寸法の絵が描ける大きな黒板が床一面に広がったような場所。
複雑な形状をしたパーツの詳細部分に問題がないかの確認を行う重要な場所でした。
ただ、CADなどに代表される設計ツールの普及とともに、原寸場の必要性は薄れ、その役割を終えました。
そして工事中の写真。
ちょうど、第一工場の基礎部分を解体しているところでした。
長年にわたって第一工場を支え、役割を終えた基礎部分。感謝の念が堪えません。本当にお疲れ様でした!
「新生」川越事業所はどんな感じ?
さて、気になるリニューアル後の川越事業所ですが、このような感じになります!
一抹の寂しさはあるけれど、美観も改善され、働きやすさも向上!
社員間のコミュニケーションも向上し、通信インフラ工事の安全・安心がより高いレベルで担保されることとなります。
また、以下のような環境配慮にも取り組みます。
①屋上に自家消費型太陽光発電設備を設置し、CO2排出量の削減
②空調一括制御による快適な環境と省エネの実現
③照明無線調光システムによるレイアウトの可変性と省エネの実現
④窓ガラスの複層化による断熱性の向上
「新生」川越事業所は地域のみなさま方の安全・安心を第一としながら、2024年11月よりオフィス棟の建設工事に着手し、
2026年5月に竣工、翌6月より稼働開始予定です。
工事の様子や「新生」川越事業所の詳細については、折に触れご紹介していきたいと思います。
続編をお楽しみに!
文:元・川越事業所勤務 編集部「YJ」