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第一種電工技能試験受けてきました

第二種同様に地域によって出題がバラバラ。

出題にひねりが加えられていた

私の地域ではno.4+条件変更あり、でした。
いやー焦った!
no.4は二種レベルの簡単な問題ですが、実際の出題には捻りが加えられていました。

遮断器に接地???

比較画像です。左が公表問題、右が実際の試験問題。(クリックで拡大)

画像1

変更された箇所は

遮断器→遮断器+接地

これが大きかったかと。他はほぼ公表通りです。

一見すると「接地が増えただけだから、1本多く繋いで終わり」に見えます。が、2つの点で難易度が上がりました。

1、従来であれば遮断器ーボックス間へ接続するのは2Cケーブルだったが、接地線が増えたことで3Cになっている。

2、その接地線が、ボックス内のどこへ結線すればよいのかわからない。(ボックス内接地に使うネジの配布なし)


シースを剥いた後に電線をクロスさせるトラップ

まず1点目。
3Cになって何がまずかったかというと、NにはW(白)、LにはB(黒)を、という単純な接続が、トラップになりました。

遮断器のNを上にした場合、遮断器の並びがNLG(ET)(白黒緑)である一方、右側に接続するVVFの並びはBWG(黒白緑)なので、シースを剥いた後にB(黒)とW(白)をクロスさせる必要がありました。

画像2

これには私も引っかかり、最後の見直しで気づいて慌てて訂正。
見目によろしくなく、「本当にこれでいいのか?」感がひしひしと湧き上がった(笑)

接地線の圧着(参考書に載ってない)

続いて2点目。
上にあげた図の2.0-3Cケーブルが右のボックス内へ伸びるわけですが、3Cのうちの接地線をどう処理したものやらわからない。

また、E付コンから伸びる接地線もあるというのに、参考書や過去問にあるようなボックスへ取り付けるネジは探せど探せど、配布されていない。

「余り者同士で繋いでね」といわんばかりですが、接地線の圧着なんてやったことないぞ。
なにこれ聞いてない。教科書載ってない。過去問でも見たことない。

しかし、放っておくわけにもいかず。
単純にアース繋ぐと思えば圧着してもおかしくはないかと判断して圧着。どうやら正解でした。

対策が難しい今後

とにかく参考書でも過去問でも対策のきかない施工方法が出題された、ってのが大きかったです。

今後もこの傾向が続くようなら、参考書や過去問による勉強法では歯が立たなくなってしまう。電技的な知識がある人なら解けるのでしょうが、なかなかに厳しい試験だったなぁと思います。

おつかれさまでした!

(2016年12月06日)

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