アイナナのストーリー未読云々について ZOOLオタクお気持ち

アプリゲーム『アイドリッシュセブン』について、最近ファンの間で「ストーリーを読まなくてもいい派・許せない派」で多数の意見を見かけます。
それについて私も考えてみました。ŹOOĻのオタクからの視点です。

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アプリ開始:2016年8月
ŹOOĻは登場時から好き
2部の終わり頃からリアルタイムでストーリーを追っています。
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発端はŹOOĻ推しのどなたかかが呟いた「ストーリー未読と面と向かって言われる事があるけれど、貴方の好きなŹOOĻとは何?」という旨の内容でした。
この方が直接そういうことを言われて不快だったという内容の、あくまで個人的な出来事を呟いただけかと思うのですが、何故か変に広まって議論に発展していました。
「読んでなくても歓迎だよ!」とか「裏側を知らない向こうのファンと同じ気持ちで推せるってことだよね、最高!」とか「そんなこと言ってたらコンテンツ繁栄しなくない?」とか、この件に関しては新規側に優しい意見が多く見られます。

個人的には、
・好きの程度はそれぞれなので、中身を知らずに推すことがあってもいい。
・でもそれをわざわざストーリーを楽しんでいる人の前で自発的に言うことではない。
(喧嘩売るようなことを言うな。思慮を持て)
という感想ですが、未読歓迎側の意見を沢山見ているうちになんか違うな…と思い始めました。

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そりゃ面と向かってわざわざ未読アピられたら誰だってね…という感じですが、ŹOOĻに関しては未読のまま推している人を見るのも嫌かもしれない。
そこそこ穏健派の自覚があったのですが、これに関しては世間の優しい意見とズレる。
どうしてかな…と理由を深掘っていったところ、ŹOOĻがボロクソに言われていた頃を知っているか否かで感覚が違ってくるのではという結論に至りました。
ざっくり言うと「私達の苦労も知らずに、貴方達は美味しいところだけ楽しめていいですね」というちょっと皮肉めいた感覚です。
頭では皮肉だと分かっているしもっと優しくありたいけれど、気持ちが追いつかないことってあるじゃないですか。

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私の場合はŹOOĻ登場時〜REUNION後の界隈での風当たりが関係しています。
(※REUNION…2019年7月。初めてŹOOĻが公に出たリアルイベントでコンテンツの2ndライブ。出演は声優陣)

物語でヒール役だったŹOOĻの参加が発表された当初(2019年2月)、「来るな」とか「ŹOOĻ出番の時は座ってる」とか「ペンラ振らない」とか、「拡散希望!ŹOOĻの出番のときは〇〇してアンチアピールしましょう」といった内容のツイートも回ったりしていました。
この頃の雰囲気としては、
・ŹOOĻを表立って「嫌い」「犯罪者」「いらない」など言っても容認される
・『ŹOOĻ』と検索すると「嫌い」「いらない」と検索候補が出てくる
・ŹOOĻが嫌いだと公式にリプ凸しても許される空気

こんな感じです。
ŹOOĻがライブに出演することを公式に凸ってる人は沢山いたし、本当にボロクソ言われていて酷かったです。
私は当初からŹOOĻが好きだったので、否定的な意見が多数見られて色々と心配しておりました。
事前通販でŹOOĻのグッズを買ったり、SNSで応援したりして、ŹOOĻ好きがいることを少しでもアピれたら…という気持ちでした。

当日、いざライブが始まったら1日目からŹOOĻさん達のパフォーマンスがめちゃくちゃかっこよくて。ライブ自体私も存分に楽しみましたし、盛り上がって無事に終わって本当に良かったです。
でも1日目が終わった瞬間、急に掌を返して「ŹOOĻかっこいい最高!」という人が何人もいました。「ŹOOĻの参加は大反対だったけれど当日のパフォーマンスで見方変わった!」とか。
(そして1日目のライブ後物販と2日目朝の当日物販でŹOOĻグッズの売り切れが続出)

アプリ登場時からŹOOĻが好きだった人は、ストーリーを追ったうえで好きな人が殆どでした。界隈からの強い風当たりを感じながら、それでも応援していたわけです。それが突然、声優さん達のパフォーマンスでガラッと態度が変わる人達を見て、良く思わないわけないですよね。
REUNIONを見て掌を返した人達、それは本当にŹOOĻが好きなの?
この時のモヤ…を公で口にする人は多くないけれど、ずっと心に抱えている人は一定数いると思います。

つまり、ストーリーがあったからこそ、ŹOOĻはライブに来るなだの嫌いだの散々言われたし、当時のファンはそんな声をリアルで聞いて心を痛めていたわけです。
それをね、「ストーリー未読です!」「読まなくても立派なファンです!」みたいな事をその人達の前で言うって、なかなかに神経逆撫で案件だと思いませんか。当時のŹOOĻファンの気持ちを想像してみてください。

頭では分かっていますよ。ストーリーを知らなくたって、アイドルの彼らだけを見てファンでいてもいいと思います。
推し方も好きの程度も人それぞれ。色んなファン層を引き込んでリアルコンテンツに近づいている今の状態は、運営が当初から目標にしていたことだと思いますし。

でもREUNION以前の空気を知っているオタクが、ストーリー未読のまま大きい顔をしてファンを名乗る人達に「貴方達はのうのうと楽しめていいですね」と言いたくなる気持ちも分かってください。分からなくてもいいですけど、過去にこういう経緯があったということを知識として知っていてくれたら嬉しいです。

というか、ストーリー知らずに推しててもいいよと言ってるオタク達、ŹOOĻを好きになったのってREUNION後の人達が大半だったりします?
今そう言ってる人達の何割がREUNIONで掌を返した元アンチなのかな。

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あとは未読云々を抜きにしても、新規を警戒する古参がある程度いるのもまあ分かります。

いわゆる新規勢って、上で書いたようなことを経験していないじゃないですか。コンテンツに触れたときには既に人気があって、楽曲もキャラクターも周りに肯定する人が多くて。ストーリーも一気に6部まで読めるし、4部が終わってからŹOOĻが仲良くなる5部6部が始まるまで数年かかったこととか知らないし、たった数日でŹOOĻのことを最新まで知れるんです。(それが悪いという事ではないです)
たぶん最初から皆に受け入れられたグループならこんな風になってない。
でもこの数年の間に、古参ファンは色んな感情を抱えてきたわけです。
ŹOOĻが否定されていた頃をリアルタイムで知っているから、それを知らない人達との間に溝が生じるのは仕方のないことですよね。

こんなクサクサしてめんどくさい気持ちでいたくないですけど、でも全部笑って流せるようになるにはもう少し時間がかかるかもしれませんね。
もちろん誰かと争う意思は無いので、普段は心に秘めていますよ。オタク達の平和を願っています。

結論:素人は黙っとれ


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