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3年目の壁 明日から3年目に突入 

no+eを始めたのは、2021年4月10日なので、今日で丸二年が経ったことになります。というわけで、明日から3年目です。プレッシャーと戦いながら、何とかここまで、毎日投稿を続けることがができました。別にお金をもらっているわけではないので、いつストップしても誰からも文句は言われないのですが、自分の中で既にno+eの執筆が習慣化したので、辞め時が難しい状況です。

私のno+e三年目は大したことではありませんが、就職に関して言えば、この”三年目”というのには大きな意味があるようです。現在、日本政府は残業時間の是正や休暇取得の推進など、ワークライフバランスの向上を目指しています。これが『働き方改革』と呼ばれているものです。政府主導のもと、多くの企業が職場改善に取り組んでいますが、順調に進んでいるとは正直言えません。

少し古い統計になりますが、厚生労働省が2018年に発表したデータによると、大卒者の就職後3年以内の離職率は31.8%で、10人中3人が転職などのために離職します。そろそろ仕事に慣れてきた入社3年目社員が、転職していくのは会社にとっては痛手です。これがいわゆる”三年目の壁”です。しかし、その壁の原因を作っているのは、会社とそこに勤めている会社員です。

その昔、『三年目の浮気』というデュエット曲がありました。この曲名からもわかるように、新婚でラブラブだった夫婦も、三年経てば冷え切ってしまいます(?)。この3年を無事に超えられるかどうかが、仕事や結婚の別れ道のようです。「石の上にも三年」という諺があります。この諺の意味は、"我慢強く耐え忍べば、必ず成功する/報われる” という意味です。 ただし、実際に石の上に座るのは、10分でも難しいと思いますが・・・。

”3年”を題材とした話に、『三年目』という江戸落語があります。これと同様の話が、上方落語では『茶漬幽霊ちゃづけゆうれい』という不思議な名前の演目になっています。これは、仲良し夫婦の死別の話です。病弱の妻が亡くなる際に、夫が再婚しないように夫の枕元に現れると約束します。しかし、亡き妻は一向に現れません。

その後、夫は再婚して子供にも恵まれますが、三年後にやっと前妻の幽霊が枕元に現れます。夫は「どうして現れてくれなかったんだ?」と前妻を責めますが、前妻の幽霊は「棺桶に入れられた時に頭を剃られたので、お前さんに顔向けが出来ませんでした。三年の間、髪の毛が伸びるのを待っておりました」というオチです。愛ゆえの、結末なのでしょう。

”三年”というのは、何らかの区切りになる年です。自分に向けた決意表明です。「明日からも頑張るぞ!」。

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