脆弱な社会 世界同時のシステム障害
2024年7月19日、世界的なシステム障害が発生しました。このシステム障害の影響で、アメリカの大手航空会社は運航を停止したほか、一部メディアの放映停止、金融機関での障害などの業務に支障が出ました。
今は夏のバカンスシーズンでもあり、特に空港の混乱は激しいようです。9時台のニュースでは、国内の空港はもとより、世界中の空港で運航停止や欠航が相次いでいました。ニュース番組では週末を利用して旅行や帰省をする人達が写されていましたが、恐らく行き場のない怒りや諦めを感じたでしょう。
システム障害の原因は、マイクロソフトのクラウドサービスのようです。またWindows OSのシステム障害も確認されているようです。もちろん全てがそのせいではありませんが・・・。コンピュータが普及し、様々な手続きがオンラインで行なえるようになりました。昔は紙の航空券がメインでしたが、いまは電子チケットが主流です。しかし、ひとたびシステム障害が発生すれば、電子チケットは確認する手段がありません。
このように便利な仕組みに慣れてしまうと、システム障害で多くの機能がマヒしてしまいます。それほど我々の社会は、”コンピュータシステム”という薄氷の上に築きあげられています。
さすがに時代に逆行して、アナログに戻れとは言いませんが、システム障害への備えをきちんとするべき時が来たような気がします。この記事が書けているという事は、no+eにはシステム障害が無かったようです。少し安心しました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?