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ウ〇コの周りには蝿しか集まらない。

「どうして自分だけこんなに大変なんだろう?」、「どうして私の周りには優秀な部下がいないんだろう?」と仕事で悩んだ時期がありました。その当時の私は、仕事を一人で抱え込んでアップアップな状態でした。こんな時に、あるテレビ番組で、会社や学校での上司・部下の関係にフォーカスした講演が行われていました。その講演者の名前は忘れてしまいましたが、多くの企業や学校で講演するような有名な人のようでした。

詳細は端折りますが、その人の話はこんな感じでした。「ある講演会が終わった後に、会社のエライ人(社長/重役)からこんな質問を受けました。その質問とは、”うちの会社には良い人材がいない。どうしたら良いでしょうか?”と言うものでした。そこで私はすかさず言いました。ちょっと待って下さい。あなたの認識は間違っていますよ。極端な例ですが、ウ〇コの周りには蠅しか集まりませんよと諭しました」。この話を聞いた時に、目から鱗が取れました。

これは、良い人材がいない/集まらないというのは、部下のせいでは無く、あなた自身の問題であるということを気付かせてくれます。本人が役に立たないウ〇コの場合は、悪い人材(蠅)しか集まりません。その反対に、本人が蜜を湛えた綺麗な花なら、良い人材(蜂)は何もしなくても近づいてきます。この話を聞いた時、「なるほど、自分はウ〇コだったので良い人材(蜂)が集まらなかったんだ」と妙に納得しました。

他人を変えることは出来なくても、自分を変えることはできます。この時から私は、脱ウ〇コ作戦を立てて、自分の行動や他者との接し方を改めることにしました。そうすると、少しづつ見える世界が違ってきました。これまで一人で抱えていた仕事を、部下を信頼して任せると、部下はきちんと仕事を覚えるし、私も楽になりました。

このような「ウ〇コと蠅」の負のスパイラルから抜けるには、「花と蜂」の関係を築く必要があります。そのためには、自分から変わる努力をしなければなりません。しかし、一旦「花と蜂」の関係が出来上がれば、負のスパイラルは消滅し、正のスパイラルが生じます。こうなれば勝ったも同然。明るい未来が待ち構えています。

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