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№416 想いを言葉にする練習

さて、今日は
「思い」を「言葉」にするには、
どうすればいいのかしら?というご質問が、ボクの所に届いたので、ボクなりの練習方法みたいなものを少しご紹介してみたいと思います。

これを考えるとき、
まず「思い」とは何かをつきとめなくてはいけません。

皆さん、瞑想をやったことがありますか?

目を閉じて5分くらい座っていると
妄想、雑念、主観、感情みたいなものが次々と浮かんでくるのがわかるでしょう。

瞑想をやると
いかに無駄な「思い」や「考え」が
莫大なエネルギーを浪費しているかわかりますよね。

それを考えてみると、
「思い」を「言葉」にするって、
いかに難しい事かお分かりになると思います。

「思い」とは、
心の中で次々と浮かんでは消えていくものです。

その中から、相手に伝えるのに最も的確な「思い」を選んで、
適切な意味の「言葉」にするのは、
本当に考えている以上に大変なことなのです。

そこで、
「思い」を「言葉」にする練習法です。




書き殴って捨てても惜しくもないような
安~いノートを一冊と、
青と赤のサインペンを用意してみてください。

そのノートは、
「何を書いてもいいノート」です。

人に見せるものではなく、
終われば捨ててしまうものなので、
恥ずかしいことも、
やましいことも、
すべて書き留めるようにしてください。


そして最初にテーマを決めます。

たとえば、
ある会社への転職する志望動機としましょう。

いろいろな「思い」が雑然と浮かんできますね。
「安定している」
「転勤がない」
「休みが多い」
「OBが素敵だった」
「急成長している」
「副業ができる」
「辞めたあとに活躍している人が多い」
等々……。

それを全部書いていく。

自分の心をスケッチしてください。

「たくさんあって大変だよ!」
と思うかもしれません。

でも、心の中の「思い」は
その何十倍、何百倍とあるのです。

もし皆さんが「書き留めよう」と思った時点で、
相当な確率を潜り抜けてきた貴重な心の声だったりするのです。

「思い」は、ものすごい数が浮かんではすぐにまた消えるのです。

だから、人が言った言葉を聞いて
「あ、それ、私も考えていたー!」
「先を越されたー!」と思うのです。

しかし、
「思っていること」と「言葉にして発すること」は、まったく別物です。

「思う」だけならほとんどの人がやっているのです。

今回ボクが伝えたいのは、
「思い」を「文字」にすること、です。

その思いは、
外に出してもいい表面上なものだけでなく、世間には発表できないようなものも含みます。

それらの言葉を恥ずかしがらずに
つかみだして、青のサインペンで走りだして
ください。

できれば単語だけではなく、
文章にすること。

そのほうが自分の「思い」を正確に
つかまえることができます。

書けば書くほどその「思い」は
「言葉」になるのです。

ボクは、
「何を書いてもいいノート」を
これまで何十冊と書き、捨ててきました。

思いの丈を書くだけ書いて、
ノートを丸ごと捨てる快感はこれまた格別だったりするのです。
#変態かよ

自分の「思い」のすべてを
文字化するという訓練を日々楽しく取り組んでみましょー!!!

今の気持ちは、悲しいのか?悔しいのか?情けないのか?本当によくわからないものです。

そして、自分の思いを文字にできないことへの苛立ち。

それを味わうことで、
ゆっくりと自分の言葉は成長していくものなのだとボクは思っています。

自分の中に浮かぶ「思い」をつかまえるのは本当に難しいものです。

ボクは今でも毎晩、
「この思いをなんて言えばいいんだろう?」「どう表現したらみんなに伝わるかな?」
と悩んでいます。


さて、今日から皆さんも
「何を書いてもいいノート」をはじめてみませんか?

家族や世間には絶対恥ずかしくて公表できない「思い」をどんどん書き留めていってください。

そこには自分の知らない自分が
ニョキっと現れるはずです。

それを直視することで、
「思い」は「言葉」に変わっていくものなのです。

まあそんな事いって、
まだまだ修行中の身であるボクが
偉そうに言える立場ではありませんけどね笑

そんな感じで毎日必死になってnoteを書いている現場からは以上でーす。


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