ロボットアニメの金字塔『マジンガーZ対暗黒大将軍』公開50周年記念!!「一部復刻!東映まんがまつり1974年夏」開催決定!!7月14日午前0時チケット販売開始!
文●五十嵐浩司(アニメーション研究家)
『マジンガーZ』の50周年を記念して、「東映まんがまつり」を上映するイベントが東京は池袋の新文芸坐で開催されることになった。チケット販売は7月14日の午前0時から新文芸坐の公式サイトで開始される。今回の上映作品は『マジンガーZ対暗黒大将軍』『五人ライダー対キングダーク』『フィンガー5の大冒険』!! 巨大ロボット、変身ヒーロー、大人気アイドルというどこから切ってもお得な3本立てとなる。
「東映まんがまつり」とは
東映まんがまつりは主に東映邦画系の映画館で上映された、児童向けの映画プログラムであり、当時の人気タイトルが集結していることが特徴となっている。今回のイベントはその中でも1974年7月25日公開の「フィンガー5と遊ぼう! 東映まんがまつり」から劇場用に作られた新作3本をセレクションしたものだ。では、その3作を紹介していこう。
『マジンガーZ対暗黒大将軍』
『マジンガーZ』の劇場用新作としては1973年に公開された『マジンガーZ対デビルマン』に続く第2作目となる。本作は公開の約2カ月後、1974年9月よりスタートする『グレートマジンガー』のプロモーションも想定した作品だった。
マジンガーZと新たな敵・戦闘獣軍団との死闘が全編に渡って描かれており、マジンガーZはそれまでの物語では決して見せたことのない絶体の危機に追い込まれる。果たして、マジンガーZは暗黒大将軍から人類を守ることができるのだろうか? やがて訪れるラストバトルのカタルシスは、ロボットアニメの歴史を語るうえで絶対に外すことはできない!!
『五人ライダー対キングダーク』
『仮面ライダーX』の劇場用新作で、5人揃った仮面ライダーが見られる唯一の作品である。テレビにおける5人ライダーの共闘は第27話でイメージ的に描かれたのみなので、本作で待望の集結シークエンスを体験できる。さらに仮面ライダー1号、2号、V3の声をオリジナルキャストが当てているのも嬉しいポイント。また、この映画のみに登場するGOD怪人コウモリフランケンのリアリティあふれる造形や、神敬介の映画限定の変身ポーズも必見だ。銀幕に集った歴代ライダーとの再会を、“おやじさん”こと立花藤兵衛とともに祝おうではないか!!
当時の印刷メディアの盛り上がり
『マジンガーZ対暗黒大将軍』『五人ライダー対キングダーク』の公開は大いに話題を集めており、ほぼ同じタイミングで各社の児童雑誌でも特集が組まれている。
『フィンガー5の大冒険』
さて、夢のヒーロー大集合2作品とともに公開されるのが『フィンガー5の大冒険』。1974年当時の大人気グループ、フィンガー5が主演した作品である。同年3月公開のプログラム「東宝チャンピオンまつり」にも『ハロー!フィンガー5』がラインナップされたことからも見ても、その人気ぶりはたやすく思い浮かぶ。監督は漫画家の石ノ森章太郎先生が務めており、『仮面ライダー』のイソギンジャガー回や『イナズマン』のバラバンバラ回で見せた独特の映像センスも堪能できるのだ。また、石ノ森先生の特別出演や、フィンガー5のピンチを救う「あのヒーロー」のサプライズ登場も見逃せない!! 全編に流れるフィンガー5の名曲も聴きどころとなっている。
ゲストによるトークショーも実施
以上の3本立てに加えて、ゲストによるトークショーも実施される。わたくし五十嵐浩司のほか、声優の本多真梨子さん、稲田徹さん、寺田貴信さん(プロデューサー、ゲームクリエイター)、岡崎聖さん(BANDAI SPIRITS)、早川優さん(音楽ライター)が登壇。3本立てだけに、内容もこれまでの3倍となる特濃トークとなることが予想される。7月21日はぜひ新文芸坐へスクランブルダーッシュ!!
DATA
マジンガーZ 50周年記念「一部復刻!東映まんがまつり1974年夏」
日時:2024年7月21日(日)開演13時~
会場:新文芸坐(〒170-0013 東京都豊島区東池袋1丁目43-5 マルハン池袋ビル)
料金:3,000円(税込)
一般発売:7月14日 午前0:00~ 新文芸坐公式サイトにて販売「一部復刻!東映まんがまつり1974年夏」上映作品
『マジンガーZ対暗黒大将軍』
『五人ライダー対キングダーク』
『フィンガー5の大冒険』イベント問い合わせ先
東映ビデオカスタマーセンター TEL:0120-1081-46
(受付:月曜~金曜 10:00~13:00、14:00~17:00 【土・日・祝祭日を除く】)
関連情報
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