小説ネタ:昼行灯なのに聖騎士⁈

昼行灯という言葉あがる。

もう昔の言葉かもしれないので定義を調べた。

昼行灯は「間が抜けている、ぼんやりした性格」という意味の言葉です。形容詞として使われ、昼行灯という言葉一言で人物を表すこともできる。「昼行灯な性格」「昼行灯な人」という使い方もできる。
読み方は特殊で、「ひるあんどん」と読みます。「昼行燈」も全く同じ意味である。

だそうだ。

まあ、ほとんど使われることはない。

これから書かれることは大小問わず目にすることがある事例だ。

こんなことが良くあるらしい。程度の話である。

普段は仕事をしないおじさんがいるとする。

よく言われるのは
「あの人は昔はあーじゃなかった」などなど
仕事しないのに何故いるのだろうか、
まれに老害なんて言われる。

「窓際レジェンド」少なくとも
その会社なり何かの仕事で功績を
残していたのかもしれない。

仕事で質問するとあーでもない。
こうでもないと答えはくれない。

質問の仕方を2択にしても
あーでもない。こうでもない。
時にはそんな質問してくんなと怒る始末。

そんな、窓際レジェンドの仕事は
普段、昼行灯のように仕事をして、
夜は飲ミーティングを行うことである。

世の中は飲ミーティングで仕事を見つけお金を作る。

そんなチャンスを探して更に飲み続ける。
こともある。

みんなで稼ごうと言うが
その話を仕掛けてきた窓際レジェンドは
その人を誘うことはない。

飲ミーティングの時ですら、
探り合いのことが多いようだ。

そして、必ず子飼を使用する。

よく言えば普段の業務で
見え隠れするところに
人材をストックしている。

そんなこんなで、
仕事はしないがある意味仕事を
している窓際レジェンド達は昼行灯である。

夜もいわゆる飲ミーティングの時ですら、
探り合いのことが多いようだ。

昼行灯で好き嫌いは激しい。

昼行灯ではあるが人当たりは悪くない。

職場で昼行灯「窓際レジェンド」達が
本気で目覚めることがある。

そう昼行灯から聖騎士になる。

自分の部下かそうでないかは別として、
関わりがある人がいるとする。

こそで、例えば、
「セクハラ」が発生し
そして相談されたとする。

そんな時は窓際レジェンドは
問題があってはいけないと思うのだろう。

よくよく、話を聞く。

そして、その訴えが正しいか調べる。

窓際レジェンドネットワークを使用する。

元人事部長、元法務部、元営業等
あらゆる元の窓際レジェンド達が
現職の部長や一般職にヒアリングを
行い情報収集をする。

裏が取れたらやることは
セクハラを受けた人が報復を
受けないように取り計らう。

巧みである。

その相手の立場が弱いなら、
報復度合いが上がる可能性がある。

これは嫉妬の度合いを図ると、
立場が弱いものほど執着する傾向にある。

セクハラ被害者を徐々に引き剥がしていく。

場合によっては引越しを進める。

タイミングを見計らい。

それぞれ、移動させる。

大概はこれで解決されるようだ。

その手際の良さは、
もう昼行灯とは言わせない。

まさに、聖騎士のような動きをする。

どうやら人は人の安全のために
動くことができるらしい。

昼行灯から僅かの間だけ聖騎士になる
窓際レジェンドの物語。

いったん終了とします。