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【未来に残したい愛知の祭り】 大野祭り(きたまつり)

山車と巻藁船の共演

写真集に載せる祭りの紹介。今日は常滑市の大野祭り。大野町は私の生まれ故郷で、この祭りは子供の頃から親しんだ祭りです。5月3日の夕刻、橋の上に3台の山車が並ぶと河口の方から巻藁舟がゆっくりとやってきます。夕焼けに浮かぶ巻藁船と山車の提灯の明かりがまるで浮世絵のような美しさで、まさしく絶景が広がります。
大野の町の歴史は古く、有名な話では、戦国時代に浅井長政とお市の方の間に生まれた3人の姫のひとりに江姫がおりましたが、その嫁ぎ先が大野でした。その後、秀吉によって無理やり離縁させられますが、そんな時代から大野の町は栄えておりました。江戸時代には知多半島の他の町がそうであったように、廻船(海運)と醸造で栄えました。今は静かな海沿いの小さな町ですが、祭りの様子からも往時の繁栄を窺い知ることが出来ます。
この写真は2017年のきたまつりの様子です。

数年に一度、隣の西之口と合同できたまつりが開催されます


また、3台の山車にはそれぞれにからくり人形が載っており、2日目の本祭では橋の上でその妙技を披露します。

からくり人形の操作はこんな感じです。

四人がかりでの操作

狭い空間で4人がかりで操作します。からくり人形の種類によって操作する装置も全く異なります。ここは山車の二階になり、この下に囃子方がおり、床板を叩いたりして、合図を送り、からくりの演技を行っています。

山車の中は三階構造になっています。

今回は故郷の祭りを紹介しました。故郷の祭りは誰にとっても格別のものです。これからも愛する故郷の祭りが続くことを願ってやみません。

現在、制作中の愛知の祭り写真集は2023年5月の出版を予定しています。そして10月下旬から、この写真集を全小中学校に寄付するクラウドファンディングを企画しております。こちらのFBページで進捗を随時発信します。

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おことわり
引用の範疇を超えての、写真の無断複製コピーは固く禁じます。引用する場合は作者名と、この記事へのリンクを必ず明示してください。


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