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クロノスタシスをおしゃれに使いこなす その1:戦闘の一方勝ち【クロノレガリア・クロレガ】

この記事は

・クロノスタシスを使うのに苦手意識がある
・クロノスタシスの強い使い方、パターンを色々知りたい

上記の方のヒントとなるような内容を書きました。



・クロノスタシスは強い


まずはじめに間違いなく言えること。クロノスタシスはめちゃめちゃ強いです。

クロノスタシス 必要ゲージ:大
敵全体に3カウント停止

クロノスタシスは4つのレガリアの中で最も必要とするゲージが多く、それは即ち発動まで最も時間がかかる、ということです。
その分効果は最も強力だと思います。戦況を一気にひっくり返すすさまじいポテンシャルをもっている、といっていいでしょう。

事実、ランク上位帯でのクロノスタシスの採用率も非常に高く、ランカーリプレイでもお互いに時を止め合ってる試合を多く見ることができます。
クロノスタシスが強力である一つの裏付けではないでしょうか。

ところが一方で、ぱっと見でどんな使い方をすればいいのかわからないレガリアなのも事実だと思います。

特になんてことのないタイミングで3カウントを停止させてもそこまでゲームに影響を及ぼしません。
しかし、後述する「戦闘が発生する直前に発動する」など、いくつかの特定のタイミングにおいて、相手だけ3カウント動けない、という効果が大きなアドバンテージを生み出します。
このアドバンテージ量が場合によってはまさにゲームエンド級。相手がひっくり返しようもないくらいの差をつけてしまうことができる。これがクロノスタシスがめちゃめちゃ強いという決定的な理由です。

クロノスタシスは一方的に莫大なアドバンテージを稼ぐことができるから強い。



・いかにしてクロノスタシスを使うか


4/20時点で全国ランキングぶっちぎりの1位、ちょもすさんのブログ「対戦中に突発的な判断をしなければいけない局面を減らし、最初から予測して対応できる局面を増やす」といった趣旨の説明がありました。

クロノスタシスにおいてもこれと全く同様のことが言えます。
強い発動タイミングを予め知っているか知らないか。
現環境では、この差が明らかに勝率と関係してくると思っています。
上位ランカーはその強いタイミング・パターンを相当な数知っていると推測ができます。
クロノスタシスの使い方がイマイチで勝ちきれないといったことも間違いなくあるのではないでしょうか。


その「強いタイミング」をなるべく書き起こしてみようというのが今回の記事の趣旨です。


まずは「戦闘を一方勝ちする」から説明します。


強いタイミング① 戦闘を一方勝ちする


ユニット同士の戦闘になると、3カウント毎に互いの攻撃力分のダメージを与え合います。
このダメージを与えるタイミングにクロノスタシスが発動中だと「相手ユニットは攻撃せず、自分のユニットだけ攻撃できる」状況が成立します。
ダメージを与える2カウント前 or 1カウント前にクロノスタシスを発動することで、この状況を作り出すことができます。

↑画像1

画像1のようなタイミングでクロノスタシスを発動するとどうなるか。
 1. 戦闘発生時、ルカのみがダメージを与えるので、ルカが生き残り、アレクが行動不能になる。
 
2. ルカが戦闘に勝利したのでBREAKが発生し1マス前進する。
 3. BREAKによる全身で敵クロノスまで上陸。そのままダイレクトアタックで60点相手のHPを削る。

クロノスタシスを発動したことで「相討ちのはずの戦闘を一方勝ち」し、更に「敵クロノスのHPを60点削る」ことができました。
MPとカードの消費はゼロで、です。

対戦終盤、相手より1点でも多くHP差、アドバンテージ差をつけたい局面でのこの一撃は非常に強力であることは伝わるかと思います。

以上がクロノスタシスを発動するタイミングとしてもっともポピュラーである、「戦闘を一方勝ちする」です。

ダメージを与える2カウント前 or 1カウント前のタイミングにクロノスタシスを発動することで、戦闘を一方勝ちできる局面を作り出せる。



・クロノスタシスのミラーは「早押しゲー」なのか



お互いがクロノスタシスを採用しているマッチアップだと、この一方勝ちできるタイミングをうまく掴んだ方がそのまま勝ちにつながることも現環境では少なくありません。
両者ともがそのタイミングを模索し合うような状況では、ややもするとクロノスタシスを打つタイミングが完全に重なり、結果的に「発動しようとしたタイミングはたぶん同じで、しかし相手の方がレガリアアイコンを速く押していたので戦闘負けした。」こういった状況に陥った経験がある方は少なくないのではないでしょうか。

クロノスタシス同士の対戦は突き詰めると「レガリアアイコン早押し勝負」なのか...?
これはノーだと思います。

この一見不毛な「レガリアアイコン早押し勝負」は、実は後で振り返るともっと早いタイミングでクロノスタシスを発動していてもよかった。なんてことが結構あるものです。
「戦闘を一方勝ちするタイミング」、これをもう少し掘り下げてみます。


強いタイミング①´ ダメージを与える3カウント前に発動する

ダメージを与える3カウント前にクロノスタシスを発動するということは、戦闘が発生するまでの間の3カウントを自分だけが好きなように動けるということです。
つまり、
 自分だけが道具や魔法で戦闘補助が可能
 〇相手は道具や魔法を使うことができず、詠唱カウントも進まない
という状況を作り出せます。

以下のような局面はダメージを与える3カウント前にクロノスタシスを発動しても一方勝ちを狙えるものです。


・相手の道具、魔法による補助を阻止する

↑画像2

画像2の局面は相手が何かしらの手を打たない限り次の戦闘でそのままアレクが勝利できます。
このタイミングでクロノスタシスを発動することで相手の道具、魔法を阻止し、確実に戦闘を勝利することができます。


・相手の詠唱カウントを止める

↑画像3

画像3で相手はロッタの回復により継戦しようとしています。
このタイミングでクロノスタシスを発動することで相手の詠唱カウントを進ませず、道具による割込みも許さないためそのまま戦闘を勝利することができます。

画像3のようなケース以外にも、相手のミーシャのデバフやダメージカードに対しても応用ができます。相手の魔法を無駄打ちさせつつ、一方勝ちを狙える強力な一手となります。


・自分だけ道具や魔法で戦闘を補助する

↑画像4

画像4はクロノスタシスを発動している間に《武器用オイル》などでルカの攻撃力を上げることで一方勝ちを狙えるようになります。

武器用オイル コスト:3
味方1体に攻撃力+20

クロノスタシス発動中にミーシャでデバフをかける、ロッタで回復するなど応用ができます。


・先攻のアビリティで確実に戦闘勝利する

↑画像5

画像5はルカが《神器:アルテミスの曲刀》により先攻のアビリティが付与されています。

アビリティ:先攻
戦闘時、先に攻撃する能力。一撃で倒せれば、無傷で戦闘に勝利できる。

クロノスタシスを発動することによってデバフなどの妨害を受けないので、先攻で確実に戦闘勝利することができます。


・「相討ちでも構わない局面」で確実に相討ちにする

↑画像6

「戦闘を一方勝ちするタイミング」とは少しずれますが、そもそも「相討ちでも構わない局面」というのもあると思います。

画像6は自軍の水際で70と高い攻撃力のミーシャに対しアレクで防衛している局面です。
CLIMAX中、このミーシャのダイレクトアタックを通すことでHP差を逆転される、なんて局面だとするならば、このミーシャは何としても止めたいところです。
相手の立場になって考えてみるとこのミーシャを通すために、2カウント前 or 1カウント前にクロノスタシスを発動して戦闘を一方勝ちしようという動きが想定されます。

「相手の2カウント前 or 1カウント前のクロノスタシスを想定して3カウント前のクロノスタシスを先打ちする」

「相討ちでも構わない局面」で一方勝ちを阻止するため、自分のクロノスタシスを先打ちすることで「レガリアアイコン早押し勝負」の土俵に立たずとも相手の逆転の芽を摘むことができます。
見落としがちな局面ですが、覚えておいて損はないと思います。

更に、これを想定した相手が3カウント前のクロノスタシスを発動し、+αバフやデバフなどのカードリソースを吐いて殴り抜けようとしてきた場合はどうするか。
相手が大量にカードリソースを吐いた場合はアドバンテージ差がついてるので、スルーするという選択肢もありますが、「4カウント前」にクロノスタシスを発動することで「相手が1カウント前のタイミングでクロノスタシスを発動しなければ戦闘に勝利」、もしくは「発動されても相討ちに抑えられる」という展開に持っていける可能性があります。

自分は相討ちでもいいという状況は一方勝ちしたい相手と比較して分のいい勝負ができます。これを意識すれば、判断ミスで逆転されてしまった、といった展開を減らせるのではないでしょうか。


以上、戦闘を一方勝ちするタイミングのステップアップ編、「ダメージを与える3カウント前に発動する」でした。

紹介したパターンを複合して「相手の回復詠唱を止めつつ、自分はバフで戦闘勝利する攻撃力まで上げる」といったこともできます。

また、3カウント前にクロノスタシスを発動することをあらかじめ想定して「お膳立て」するという考え方もできます。
例えば
 〇《腐炎の流油》、《追加装甲》などであらかじめ高揚や鉄壁をつけることで、自分だけ3カウント前のクロノスタシスでも一方勝ちできる局面を作っておく。

《腐炎の流油》 コスト:4
味方1体に【高揚Ⅰ】付与、攻撃力+20
《追加装甲》 コスト:3
味方1体に【鉄壁Ⅰ】付与、【発奮】付与

 〇《忘我の宴》などの詠唱時間の長い魔法をあらかじめ発動しておく。

《忘我の宴》 コスト:3 詠唱時間:6
出撃中の敵全体に攻撃力-20


これは僕自身もまだ探り探りな部分なのですが、対戦中にここまで意識することができれば、確実に勝率アップに貢献してくれると思います。

まとめ
・「ダメージを与える3カウント前」にクロノスタシスを発動しても一方勝ちできる局面を見つけ出し「レガリアアイコン早押し勝負」になる状況をなるべく減らす。
・「相討ちでも構わない局面」を見極め、3カウント前のクロノスタシスで相手の逆転の芽を摘む。
・3カウント前のクロノスタシスで戦闘を制することを意識して、あらかじめそのための道具や魔法を仕込む。


一つの記事にまとめようと思っていたらすごい文章量になってしまったので今回はいったん区切ります。

次回はクロノスタシスで「敵クロノスのHPを確実に削る」タイミングについて紹介します。
ソーケンを絡めた動きがほとんどになるので、これからソーケンを使いたい方に向けて書くことができたらと思います。

それでは。

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