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エルドレインの王権後の黒単について(エルドレインの王権リリース~オーコ等禁止)

お久しぶりです。
ローテーション前だった前回からエルドレインの王権がリリースされ、1か月半程経ってしまいましたがそれまでの調整録として執筆します。
(ちなみに先日のGP名古屋は5-3で初日落ちしてしまいました・・・。)
※11/18の禁止改訂を受け、内容を追記しました。

1.ローテーションによる影響

エルドレインの王権がリリースされると共にイクサラン~M19の4セットが落ち、多くのデッキが影響を受けたように黒単も幾つかのパーツを失うことになります。
しかし軽量生物をはじめ、アグロ向けのパーツは依然として残っておりますし新規カードもそれに沿うようなものが多く収録されていました。

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発売前から検討していたのがこの2枚。《黒槍の模範》は前環境で使用していた《凶兆艦隊の毒殺者》と似たような運用が期待でき、《真夜中の騎士団》は素でキャストしても3ターン目《騒乱の落とし子》への繋ぎになる上《運命の修正》のお陰で後半も脅威を途切れさせることなく展開できます。
ローテーション後の懸念点が2マナ域の薄さでしたが、この2種類はその穴をぴったり埋めてくれることが期待できます。

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3マナ以上のカードについても役者不足ではありません。《残忍な騎士》は新環境の《ヴラスカの侮辱》・・・もっと時代を遡って《英雄の破滅》の後継として運用することが期待でき、《ロークスワインの元首、アヤーラ》は細かくドレインや盤面のリソース交換を出来、《悪ふざけの名人、ランクル》はおまけつき飛行・速攻。アグロを組むには申し分ないラインナップです。

また脚光を浴びたのは新規カードだけではありません。
既存カードに於いても、今まで不採用としていたものも一考の余地が出てきました。

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ローテーション前は《ゴブリンの鎖回し》によって価値を落としていた《どぶ骨》ですが、1マナパワー2相当の生物がローテーションによって落ちたため再評価。また追加の2マナ域でもあり、頭数を稼げる《ラゾテプの肉裂き》も改めて検討することに。いずれも先述の《ロークスワインの元首、アヤーラ》《悪ふざけの名人、ランクル》と噛み合います。

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そして期待の土地、《ロークスワイン城》。
早期ターンに展開し、《悪ふざけの名人、ランクル》でディスカードすることで手札をガンガン消費することになりますが、それをカバーしてくれる便利な1枚。アンタップイン+非伝説+黒マナが出ると非常に優秀ですが、これがダブついてマリガンを余儀なくされることも視野にいれて当初は2枚程度しか採用しておりませんでした。(後述しますが現在は4枚採用しております)

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環境初期段階で作成していたリスト。
相対するデッキもラクドスアグロ等が一定数いたため《オルゾフの処罰者》《軍団の最期》がメインとなっております。前者は《朽ちゆくレギサウルス》への足止めとしても最適でした。

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アグロのみならず、コントロール寄りな構成も試していました。
しかしカードプールが少なく、特に2マナ域の選択肢が非常に乏しいこのタイミングで黒単コントロールは安定して勝てるとはとても言い難く、アグロ路線で調整を続けることに・・・。

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ちなみに《石とぐろの海蛇》は《ハイドロイド混成体》《轟音のクラリオン》《時を解す者、テフェリー》等に邪魔されづらく、それなりに良さげであることを実感しました。また《機械仕掛けの召使い》はライフルーズしない《ファイレクシアの憤怒鬼》のような感触でした。サイズが如何せん心許ないですが、今後似たような構成にするときはまた採用するかもしれません。

2.周囲のデッキ達

初週は各々が思うようなデッキをテストしており、様々なアーキタイプとマッチングしておりました。時間が経つにつれ、リストも洗練されてきておりました。

・赤単

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前環境から人気を博した赤単。ローテーションによって大枠が変化しておりますが、《遁走する蒸気族》《舞台照らし》《実験の狂乱》といったパーツは残っているので現在でも一定の使用率はあります。
何度かマッチングしておりますが、《災厄の行進》を軸にしたものがより多い印象でした。比較的除去されづらい非生物パーマネントからの直接ダメージという点もそうでしょうが、レアリティを抑えられるため比較的安価に組めるデッキでもあるためかと思います。前環境の赤単もそういった理由からか使用率が高い傾向にありました。

黒単側としては相性はさほど悪くありません。
《遁走する蒸気族》《朱地洞の族長、トーブラン》を如何に場に残さないか、こちらの生物を維持できるかが肝になります。
《稲妻の一撃》が無いためタフネス3以上の生物は比較的残りやすく、《ロークスワインの元首、アヤーラ》や《騒乱の落とし子》が維持出来れば有利にゲームを進められます。タフネス5以上の生物を設置すると基本的にカード2枚以上を要求させることができます。

・ジェスカイファイアーズ

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続いては《創案の火》を軸にしたこちらのアーキタイプ。他にもグリクシス等の派生形がありますが、最もオーソドックスとなるのはジェスカイでしょう。
黒単側としては相手がどれだけ除去を抱えているかが肝。《創案の火》を除去することは出来ないため、序盤でライフを詰められる体制を作り、一度全体除去を受けても数ターン以内に残りライフを削ることを目指します。
《願いのフェイ》や《轟音のクラリオン》を乗り越えられる《騒乱の落とし子》が定着することが要となります。サイド後ではハンデスによって除去や《創案の火》を抜き去り、あまり時間を与えずに押し切ることが重要になります。

・エスパースタックス

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ローテーション直後にマッチングし、衝撃を受けたのがこのデッキ。
《予言された壊滅》《ケイヤの怒り》によってクロックを次々失ってゆき、《屋敷の踊り》X=6でチェックメイト。
他にも《思考消去》《ケイヤの誓い》《時を解す者、テフェリー》といった妨害・延命手段も豊富で、出来ればマッチングしたくない相手。
基本的にはサイド後が勝負。ハンデスを追加し、相手の除去札と交換してクロックを維持することを心掛けます。

・ゴロスランプ(バントゴロス、ゴロスファイアーズ)

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2019/10/25に《死者の原野》が禁止され、現在は姿を消しましたがそれまではアリーナのランクマッチでもよく相対し、環境上位に相応しいデッキでした。
相手がどれだけ序盤のマナ加速や《時を解す者、テフェリー》を引けているかで勝率が大きく影響します。こちらが先手で相手が《樹上の草食獣》《成長のらせん》が無い場合は有利に立ち回れますが、それらをしっかり序盤に引かれていて且つ後手の場合は厳しいゲームとなりますが、マッチを通して見ると黒単側が比較的有利です。

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その時のリストがこちら。
軽量生物の枚数が多く、飛行生物も計13枚としている上にメインはほぼ生物オンリーという構成(残忍な騎士は除去カウント)。《ハイドロイド混成体》《不屈の巡礼者、ゴロス》等の生物を落としたいことが多く、ゴロスランプが席巻している時は《強迫》より《ドリルビット》の方が優先度が高かったです。
ちなみにほぼずっとこのリストで10月度はミシックに到達し、細部を弄りましたが上位に食い込んで次回MCQの権利も獲得することが出来ました。

・アドベンチャー(ゴルガリ、セレズニア)

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厳密にはゴルガリとセレズニアでデッキの方向性も異なりますが、どちらとも共通しているのは《エッジウォールの亭主》をエンジンとして各種出来事持ち生物でのアドバンテージ獲得。そのため《エッジウォールの亭主》を早急に除去したいところですが、基本的に除去できるのが2ターン目になるため後手の場合は既にアドバンテージを取られていたり、サイド後は《夏の帳》で弾かれる可能性もあります。(それでも除去を打つしかありませんが)
どちらかと言えば単体除去を当てやすく、出来事カードが少ないゴルガリの方が相手しやすいですが有利とは言えません。序盤の展開力に長け、《巨人落とし》まで有するセレズニアはより厳しいマッチになります。

・ラクドスサクリファイス(ジャンド含む)

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猫かまどパッケージに加え、《忘れられた神々の僧侶》《炎の侍祭、チャンドラ》といったカードを《波乱の悪魔》下で運用し、盤面を掌握したりライフを詰めてくる。こちらにタフネス1が多いため《波乱の悪魔》を優先して処理したいところ。名前に悪魔とあるがデビルなので容赦せず除去する。
ラクドスタイプの場合は《初子さらい》+《忘れられた神々の僧侶》もあるので2体並んだからといって過信は禁物。
飛行が止まりにくいため、このマッチでも《騒乱の落とし子》が重要となる。

・シミックフード(バント・スゥルタイ含む)

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11/18までは環境王者だったこのデッキ。今更このアーキタイプについて言及する必要も無いでしょう。
アグロデッキ故に《王冠泥棒、オーコ》《意地悪な狼》は常に脅威となり、何なら《金のガチョウ》も単体で延命されるためあまり無視できません。5マナ目に達して《世界を揺るがす者、ニッサ》《ハイドロイド混成体》まで着地しようものならまず巻き返すことは不可能になります。つまり入っているカードほぼ全てが厳しい。
目下の仮想敵であることは当然ですが、相手の先手2ターン目オーコを返せないとそのまま負けに直結するため対策が必要です。フード側もミラーマッチを想定してメインに色対策を採用しているくらいですし、黒単側としてもそうせざるを得ません。

他にも幾つかのデッキが存在しますが、これまでマッチングした母数が多かったものは上記に記載したものになります。
禁止改訂を受けて一気に母数を増やしたフード系は上述の通り非常に厳しいマッチアップですが、絶対に勝てない相手ではありません。構築だけでなくプレイ面でもある程度相手のカードを意識して立ち回ることが重要です。

3.現在のリストと解説

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メイン
4:《どぶ骨/Gutterbones》
4:《漆黒軍の騎士/Knight of the Ebon Legion》
4:《黒槍の模範/Blacklance Paragon》
4:《真夜中の騎士団/Order of Midnight》
4:《害悪な掌握/Noxious Grasp》
2:《真夜中の死神/Midnight Reaper》
4:《残忍な騎士/Murderous Rider》
4:《騒乱の落とし子/Spawn of Mayhem》
3:《悪ふざけの名人、ランクル/Rankle, Master of Pranks》
2:《夜の騎兵/Cavalier of Night》

20:《沼/Swamp》
4:《ロークスワイン城/Castle Locthwain》
1:《爆発域/Blast Zone》

サイド
4:《強迫/Duress》
2:《ドリルビット/Drill Bit》
2:《軍団の最期/Legion's End》
2:《永遠の終焉/Finale of Eternity》
2:《魔術遠眼鏡/Sorcerous Spyglass》
2:《オブ・ニクシリスの残虐/Ob Nixilis's Cruelty》
1:《戦慄衆の将軍、リリアナ/Liliana, Dreadhorde General》

現在調整中のリストがこちらになります。
基本的な構成はこれまでに登場したリストと似通っていますが、採用理由についてご説明します。


〇1マナ域
・《漆黒軍の騎士》
最強クラスの1マナ生物。アグロ軸ならローテーションまでお世話になる事でしょう。3ターン目にマナを立たせて攻撃→《騒乱の落とし子》絢爛がとても良い動き。
《轟音のクラリオン》が飛んできそうな場合や、食物が無い時に《意地悪な狼》が出てきそうな時は3マナ立てておき、それらから守ることも出来ます。

・《どぶ骨》
弱いタイミングやマッチアップもあれど、1マナを複数固め引いた時の展開力で押し切れてしまう事もあります。
また、《悪ふざけの名人、ランクル》を積極的に生贄モードで使うためにも手軽にサクれる生物が多い方が良いです。

〇2マナ域
・《黒槍の模範》
《漆黒軍の騎士》からスタートした際に《金のガチョウ》相手に突っ込ませてあわよくば打ち取ったり、《探索する獣》の攻撃に合わせて相打ちすることも可能です。
《真夜中の死神》に絆魂を付与すると、pigのドローがダメージなのでライフを失わなくなります。
全体除去有する相手にはこれとランクルを構え、全体除去を打たれてもエンド時着地+ランクルでの最大7点を狙えます。

・《真夜中の騎士団》
ブロック不可のデメリットにより枚数を抑えられがちなカードですが、このカードが複数あれば互いに回収し合え、3ターン目《騒乱の落とし子》へ一番繋げやすく、そのまま飛行クロックとして押し来る事も多々あるため自分は4枚推奨派です。

・《害悪な掌握》
今環境もはやメイン4枚も珍しくないカード。2ターン目オーコ、3ターン目ニッサを後手から返せる数少ないカードです。

〇3マナ域
・《真夜中の死神》
《意地悪な狼》をはじめ、相手からの除去によるアド損を抑えることが出来る。能動的に自ら生物を生贄にするカードも複数採用しており、それらとの相性も良好。
これが立っている時にニッサで3/3になった土地が殴ってきたら迷わずブロックします。どうせ警戒持ちなので返しに殴っても止められますし、除去札はニッサ本体に当てることになりますからね。
・《残忍な騎士》
たまにペイライフが痛いですが、今の環境は処理しないと負けるPWも多いので4枚から減らすことは無いでしょう。

〇4マナ域
・《騒乱の落とし子》
メインではほぼ3マナ。サイド後は生物を減らしたり除去されたりして3ターン目に出ない事も多いです。ほぼ全てマッチでこのカードを盤面に維持できるかが肝となります。
アップキープの誘発スタックで《迅速な終わり》や《ロークスワイン城》を起動してライフを減らすことでカウンターを乗せるターンを早めることも出来ます。 
・《悪ふざけの名人、ランクル》
こちらは強弱が分かれるマッチが多いカード。《厚かましい借り手》と相打ちになってしまう悲しいサイズですが、他の生物と合わせてライフを詰めに行く時は重宝します。
これだけが攻撃を通せる場面では1ドローモードを選択することで計4点当てることが出来、《漆黒軍の騎士》を育てられます。
またメインで《害悪な掌握》が当たらない相手にはディスカードモードで捨てましょう。

〇5マナ域
・《夜の騎兵》
《破滅を囁くもの》と一長一短。除去能力+絆魂で劣勢から捲り返すこともありますが、《意地悪な狼》《恋煩いの野獣》相手に立ち往生することもあるので今の時点はまだ様子見のカードです。

〇土地
・《ロークスワイン城》
極稀にこれしか初手に無くて已む無くマリガンすることもありますが、基本的にはゲーム中1枚は確実に引きたいので4枚。
・《爆発域》
ゴルガリ/セレズニアアドベンチャーの面展開を一掃することが出来、チャージすることで《ハイドロイド混成体》《ガラスの棺》《牢獄領域》等も狙えます。
土地総数25としているのは4ターン目までにスムーズに4枚土地を並べておきたい事が多いことが第一の理由です。またこの構成であればもし5枚目以降を引いても《夜の騎兵》だけでなく2マナ+3マナ等のダブルアクションが出来ます。特に《真夜中の騎士団》を運用する上ではある程度のマナが必要になります(ランクルを拾って即キャストの際は6マナ必要)。
土地24枚でも試しましたが、マナスクリューがあまり受け入れられないデッキのためこのバランスで落ち着きました。

〇サイドボード
・《強迫》
・《ドリルビット》
サイド後の後手2ターン目は相手も何かしら除去を持っていることが多いため絢爛が狙い辛いです。そのため後手1ターン目からでも打てる《強迫》を優先させ、《ドリルビット》を2枚に抑えております。

・《軍団の最期》
・《永遠の終焉》
アグロ系統やアドベンチャー等にサイドインします。
《永遠の終焉》は特にセレズニアアドベンチャーに効果的です。但し対象を取るため《夏の帳》で弾かれてしまうのは致し方なし。

・《魔術遠眼鏡》
追加のPW用枠。除去札と違って《夏の帳》されません。
手札を確認して《王冠泥棒、オーコ》が見えたら優先して指定しましょう。
(アリーナでは《トリックスター、オーコ/Oko, the Trickster》と間違えないように)
相手の手札によっては《意地悪な狼》の指定もアリです。

・《オブ・ニクシリスの残虐》
《意地悪な狼》スタックで処理したり、青、黒、赤騎兵達を追放させることが出来ます。単純に追加の除去としてインすることもあります。

・《戦慄衆の将軍、リリアナ》
対フードやミッドレンジでインします。
マイナスの除去が広範囲且つ扱いやすかったり《敬虔な命令》されないという理由により《人知を超えるもの、ウギン》も試しておりましたが、奥義が無い分プレッシャーとしてやや弱いこともあったり、純粋に初期忠誠度が低いためこちらに差し替えました。

4.11月の禁止改訂を受けて

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先日11/18発表の禁止改訂により、《夏の帳》《王冠泥棒、オーコ》《むかしむかし》が禁止となりました。特に前者2枚には苦しめられてきたので、黒単としても非常に有難い禁止改訂でした。
これにより、これまでメインボードに枠を割いてきた《害悪な掌握》もサイドボードへ下げることになります。その空いた4枠は何が適切かを考えました。
フード系統が蔓延る中、一定の使用率があったアーキタイプは今後も引き続き台頭してくるだろうと考えました。
・ジェスカイファイアーズ
・ラクドス/ジャンドサクリファイス(猫かまどデッキ)
・ゴルガリ/セレズニアアドベンチャー
・ラクドス/マルドゥ騎士等のアグロ
・白青コントロール
・エスパースタックス
等々・・・

アドベンチャー系統やアグロ系統を考慮すると除去手段が欲しくなります。
1~2マナの生物を《残忍な騎士》だけで捌くことは不可能ですからね。

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そう考えた結果、《見栄え損ない》《軍団の最期》をメインへ2枚ずつ採用しました。後者はサイドボードに枠を割いておりましたが、《害悪な掌握》と入れ替わりでメインへ。《見栄え損ない》は後手時に《エッジウォールの亭主》《漆黒軍の騎士》を処理したり《真夜中の死神》も1マナで落とせるのが魅力です。
猫かまどデッキはフード環境でもよく見かけたため、これから更に母数が増えると予想し、メインボードもそれを意識した構成としました。

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メイン
4:《石とぐろの海蛇/Stonecoil Serpent》
4:《漆黒軍の騎士/Knight of the Ebon Legion》
2:《見栄え損ない/Disfigure》
4:《黒槍の模範/Blacklance Paragon》
4:《真夜中の騎士団/Order of Midnight》
2:《軍団の最期/Legion's End》
2:《真夜中の死神/Midnight Reaper》
4:《残忍な騎士/Murderous Rider》
4:《騒乱の落とし子/Spawn of Mayhem》
3:《悪ふざけの名人、ランクル/Rankle, Master of Pranks》
2:《破滅を囁くもの/Doom Whisperer》

19:《沼/Swamp》
4:《ロークスワイン城/Castle Locthwain》
2:《爆発域/Blast Zone》

サイド
4:《強迫/Duress》
4:《害悪な掌握/Noxious Grasp》
2:《ドリルビット/Drill Bit》
2:《魔術遠眼鏡/Sorcerous Spyglass》
2:《オブ・ニクシリスの残虐/Ob Nixilis's Cruelty》
1:《戦慄衆の将軍、リリアナ/Liliana, Dreadhorde General》

猫かまどデッキを意識した変更点は以下の通り。
①《どぶ骨》《夜の騎兵》→《石とぐろの海蛇》《破滅を囁くもの》
②《爆発域》2枚目の採用

①についてはトランプルや飛行戦力の追加により、攻撃をより通しやすくなりました。《石とぐろの海蛇》はプロテクションによって《波乱の悪魔》からダメージを受けませんし、ジェスカイファイアーズ相手でも《轟音のクラリオン》を無視できるのが強みです。

②に関しては《魔女のかまど》を処理する手段として2枚目が欲しいマッチが度々あったためです。《ロークスワイン城》か沼のどちらかを1枚削ることになりますが、前者はやはり最低1枚引きたいのと沼19枚でもプレイに支障をきたすことはそう無かったため沼と差し替えました。

サイドの《オブ・ニクシリスの残虐》は《意地悪な狼》こそ減少しましたが、青・黒・赤騎兵や《波乱の悪魔》への処理手段が欲しいため続投。
もし今後《朽ちゆくレギサウルス》が増えるようなら《壮大な破滅》《殺害》も検討の余地があるかもしれません。

環境が変わり、黒単は立ち位置が良くなったデッキの一つかと思います。
他にも猫かまどや《忘れられた神々の僧侶》軸の構成も存在し、今後の環境の動きによっては更に地位が向上するかもしれませんね。
アリーナで作成するにしてもレア・神話の枚数が多く、紙で作成するにも決して安くは無いですが、この記事を通して少しでも興味を持って下さる方がいらっしゃればと思います。

少し長くなってしまいましたが、今回の記事はここまで。
次回アリーナMCQ等に向け、引き続き調整を続けてゆきます。

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