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読み聞かせで母は優しくなれたのよ

仕事ばっかしてた人が急に無期限に家にいるってなると、これが結構大変なんだ。今までの目標が「前年度125%UP」だったとしたら「より良い子育て」という曖昧な目標になる。目標立てる必要ないのに。やっと授かった子、幸せだな〜ってニヤニヤしてりゃ良かったんだけど…

その頃の育児日記が怖くて。ウンチした時間や授乳時間、気がついたことがびっしりと細かい字で書いてあった。1カ月くらいは極力家から出なかったし、ちょっとノイローゼぽかったのかも。

たまたま近所に絵本専門店のよちよち屋さんがあって、小さい子どもの集まりのチラシを見たダンナさんが、行ってみたらどうかと勧めてきた。

えー!なんかやだ。母たちいっぱい集まるんでしょお〜って最初は拒否してたんだけれど、ウチの子、子どもが苦手だったので行って慣れさせてみようという気になって参加してみることに。

これがワタシの読み聞かせ人生の始まり。親子ではまったのだ。

読み方を教えてもらって、子どもを膝の上に乗せて読む。絵本は「子どもと本」より選び抜かれたもので言葉が心地良い。一般書店にはない素敵な本ばかりで書いまくった。子どももまだしゃべれないのに読んでほしいとせがむ。もう、なんか嬉しくなっちゃって。

ぐずる時間には教わったわらべ歌があれば抱っこしなくても大人しくなった。キッチンでどんなに役に立ったか。

何より自分が優しいお母さんのような気がしてきた。わらべ歌歌って絵本読み聞かせてるのだけ見たら100%優しそうなお母さんだ笑   こんなセッカチで厳しい母さんなのに!

子どもに、よく本を読んでくれた母だったって記憶だけが残ってくれることを祈る…


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