セッカチは治らないのさ

小さい頃から子どもが好きだった。結婚制度には何かと疑問があったけど、理想の子育てするにゃ結婚しないとだなと思い、結婚した。

仕事が楽しかった。けれど社畜気質なため出産で退社。

さて始まった子どもとの生活だったけれど、ほんと辛かったなあ…

仕事してた時の自分で課した密なスケジュール、毎日の残業なんててんで比べものにならなかった…

なんたって当たり前だけど赤子に目に見える成果がないしね。終わった〜っていう区切りもないし、達成感を持つのも難しい。あと何より1時間のお昼休憩もない！

でも仕事辞めたんだから！ってすごく頑張って子育てしてたなぁ。新たな仕事だと思って。

子どもに良いって感じたら自然療法や食事、いろんな健康法を試した。いや、セッカチなワーカーホリックだったのでのんびり子育てしようという心持ちが最初からなかったのかも。

とにかく、今だったらわかる。のんびり緩やかに育ててるあの柔らかいお母さんの眩しさを。あたしだって優しいお母さんになりたかったよ！でもその時はしょうがなかった。