見出し画像

IKEAの青いバッグでバックパックをつくった

IKEAといえば、あの青いナイロンバッグ。
FRAKTA(フラクタ)という名前のあのバッグを使って、シンプルなロールトップバックパックを自作してみました。

U.L(ウルトラライト)/ MYOG(Make Your Own Gear:自作ギア)界隈で使われる生地といえば、X-PAC、スペクトラ、シルナイロン...etc。どれも軽くて強くて高機能だけど...とにかく、高〜い!
ミシンでまっすぐ縫うのがやっとなド素人が、おいそれと使える代物ではないわけです。でもやりたい。バックパック作ってみたい。

FRAKTAは耐荷重25kgのポリプロピレン製。
LサイズのFRAKTAを分解すると、100*50cmくらいの軽くて強い生地と、持ち手から長短各2本のロゴ入りベルトが取れます。
これで 1枚99円(税込!)。
これなら失敗したってぜんぜん平気。うまくできたらラッキー、くらいの気持ちで作業できます。

作ってみる

今回ははじめてのバックパックづくり。
「とにかくなにかしら完成させる」を目標に、細かいことは気にしないことにして型紙やパターンは特にナシ。(「myog backpack pattern」などで検索すると、世界中のMYOGerたちの型紙を見たり買ったりすることができます)
JINDAINJI MOUNTAIN WORKSさんのToad Sackをサイズ感の参考にさせてもらいました。

画像1

サイズと大体の仕様が決まったら、ザクザクと材料を切ってミシンでドカドカ縫っていきます(全部直線縫い)。縫い目がヨレヨレしても気にしない。
「ハーネスにデイジーチェインつけよう!」とか「ロールトップの真ん中にIKEAのロゴが来るようにしたい!」など、その場のノリで仕様を変更しつつ、夜な夜なミシンと格闘すること数日、なんとかバックパックっぽいものが完成!

背負ってみると、すごく軽い(139g!)けど、ハーネスの取り付け位置が微妙なのか背負い心地はあまり良くない。
あと、思っていた以上にIKEAっぽい。や、IKEAなんだけど。
FRAKTAのブルーとイエローのカラー、素材感、そして「思わずDIYさせたくなってしまう」そのパワーが、なんかIKEAっぽい!と感じさせるのかもしれないな。

はじめてのバックパックづくり。
先人たちの工夫と技術をじっくりと観察し、そこから自分でカタチを作っていく作業と時間が、世界の真実(大げさ)とかヒトの進歩のヒミツに一歩近づけたような気持ちにさせてくれました。とにかく楽しかった!
材料はまだまだ余ってるし、次回はもう少し事前に設計してからまた作ってみよう。設計は大事だぞ。


画像2

FRAKTA Rolltop Backpack 仕様
・サイズ:310*600mm
・重さ:139g
・素材:ポリプロピレン

材料
FRAKTA キャリーバッグ Lサイズ:2枚
・20mm幅 ナイロンベルト:2mくらい
・3mm バンジーコード:1.5mくらい
・クッション材つきメッシュ生地(ショルダーハーネス用)
・プラバックル:1個
・プラアジャスター:2個
・バンジーコードアジャスター:1個

FRAKTA以外の材料はトーキョービニールさんで調達。とにかく強靭そうな生地やパーツを小ロットから低価格で販売していて見てまわるだけでも楽しい。(大体のパーツは100均の手芸コーナーでも揃います)