【22/23 UEFAユースリーグ第1節】PSG U19×ユベントスU19
22/23シーズンのUEFAユースリーグが遂に開幕、ユベントスU19はPSG U19、ベンフィカU19、マッカビハリファU19と同組となった。
第1節アウェイのPSG U19戦は5-3で敗北し、ユベントスU19はトップチーム同様、黒星スタート。
モンテーロ新監督が就任してから初の敗戦となった。
メンバーリスト
PSG U19
ユベントスU19
得点者
総括
PSG U19
① 流動的で整った、完成度の高い攻撃戦術
5得点を挙げたPSG U19は、とにかく攻撃が流動的だった。
典型的なCFは置かずに、ある意味古典的とも言えるゼロトップ的な戦術。
FWの位置に来た選手がCBを引き連れ下りて簡単にボールを捌き、空けたスペースに2列目以降の選手が一気に入ってくる。
ユベントスU19のエンゾアンゴが何回釣り出されたことだろう。
② 別格のGhabiとBitshiabu
この試合、PSG U19の中で特に目を引いたのが、攻撃的MFのGhabiとCBのBitshiabu。
Ghabiは身体が小さいものの圧倒的なボールコントロール技術で背負ったプレーもいとも簡単にこなし、常にアグレッシブに効果的なパスを狙っていた。
Bitshiabuはディフェンスリーダーとしてチームを支え、屈強なフィジカルと冷静なボールタッチを兼ね備えた現代型CB。
(とはいえフィジカルタイプだとは思う。)
こういった選手を発見できることも、UEFAユースリーグを見る一つの楽しみ。
ユベントスU19
① 助っ人枠について
今節呼ばれたUEFAユースリーグの助っ人枠は、RBムラッツィとCBエンゾアンゴだった。
ムラッツィの予想は大当たり(そもそも助っ人枠を話題にしていたのが僕くらい?)だったが、エンゾアンゴは意外。
今季ユーベU19のCBはハイセン、デッラバーレ、チーティ、ドマニコと枚数もクオリティも揃っているため、わざわざエンゾアンゴを呼ぶ必要があったのか疑問ではある。
また、ムラッツィをRBではなくRM起用した点も個人的には支持し難い。
そもそも僕がムラッツィを助っ人枠に予想したのはユーベU19のRBが手薄かつU19トップレベルで戦うにはまだ早い選手しかいないと考えていたから。
結局ムラッツィを呼んでもヴァルデージやステファノ・トゥルコがRBをやるようでは、問題はあまり解決してないのでは?と思った。
② ノンジェ不発
これまでリーグ戦で素晴らしい活躍を見せていたノンジェも、この試合では不完全燃焼に終わった。
これがトップレベルと戦うにはまだ早いということなのか、単純にコンディションをトップに持っていけなかったためなのかは不明。
後者であってほしい。
③ PKキッカーはハイセン
ユーベU17やオランダU17でPKキッカーを任されていたCBハイセンは、どうやらユーベU19でもPKキッカーを任されるようだ。
今季U19でもCBながらいくつゴールを決めるのか、シーズン通しての注目ポイントの一つとなる。
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