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「大将黄猿」について


※私はジャンプ本誌でONE PIECEを読んでいます。単行本派の人はネタバレが含まれる場合があります。

最近のONE PIECEが面白すぎる

ワノ国編が終わり、エッグヘッド編が始まったONE PIECE。毎週毎週面白すぎる。

ずーっと名前だけは出ていて、というキャラクターが続々登場していて、かなり、役者が揃ったような感じがあります。ベガパンクやら、緑牛やら…

ルフィも四皇になり、ゴムゴムの実ではなかったことが明らかになりました。

あと、誰を倒せばいいんだ?という感じでまさにクライマックス。

黄猿の過去

今、物語のキーマンになっているのが、バーソロミュー・くま、ジュエリー・ボニー、ベガパンク、サターン聖、戦桃丸。そして、黄猿

回想で彼らの過去が描かれているところです。

黄猿はこれまで、シャボンディ諸島、頂上戦争で登場していました。

そのときの印象は、「人間味がなく、不気味で絶対に勝てない敵」という感じでした。

何考えているのかよく分からず、能力もピカピカの実の光人間というわかりやすく最強クラス。

しかし、エッグヘッドで描かれている黄猿の過去は予想外のものでした。
こんな、表情するんだ、こんな会話するんだ…

これを踏まえて、シャボンディ諸島のこと考えたらどんな気持ちで黄猿行動していたんだと思うことばかり。

今まで、そういうものと思っていた、黄猿のふらふらしたつかみどころがない感じも、「そんなふうにでもしていないとやってられないでしょ」という感情だったのかな、と感じます。

新情報が出ることで、過去のストーリの趣も深くなる、それもONE PIECEの大きな魅力だと思います。

黄猿の印象が変わったことは

今までの黄猿は、

主人公たちにとって超えられない壁

という役割を物語の中で担っていたのかと思います。

他の大将たちも、超えられない壁ではありましたが、赤犬にせよ、藤虎にせよ、青キジにせよ、人間味は感じられました。感情を露わにするようなシーンもあったと思います。

しかし、黄猿については、そのようなシーンは他の大将より少なかったように感じます。

それは、絶対的に勝てない壁、強さの分かりやすい上限としての機能を明確に持たせるためでもあったんじゃないかと思いました。

ルフィが四皇となり、格上に立ち向かうルーキーで無くなったことで、黄猿は越えられない壁という機能をもつ必要がなくなった。

だからようやく、人間味が感じられる過去が描かれ、魅力がより一層あるキャラクターになったのではないかと思いました。

まとめると、黄猿の過去が描かれたことは、ONE PIECEが、次の段階に進んだことを象徴する出来事でもあるのではないかなーと思います。

これからどうなっていくのか、ますます楽しみです。


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