見出し画像

【手引き】NFTをはじめて買ってみるには〜Konelショップの場合

Konelは、12/1にはじめて自社でNFTショップを開設しました。
その名も「100 COPIED BANANAS」。
バナナを3Dスキャンし、それを3Dプリントし、100回繰り返して作品化したという、ちょっと変わったショップです。

左上が1st COPY、右下が100th COPY。形が徐々に変化していきます。

特に私たちがショップにつかったのが、Mintという新しいプラットフォームだということもあり、

「はじめて購入する気になったけどやり方が複雑なので説明してほしい」

という声を多数いただいたので、なるべく簡単にまとめてみました。

※あくまでKonelが運営する「100 COPIED BANANAS」での購入に関するHow Toです
※OpenSeaなどの大手プラットフォームでの購入については、こちらの記事がわかりやすいのでおすすめです

仮想通貨取引所で口座開設

Coincheck公式サイト


まずはイーサリアムを手に入れるために、仮想通貨取引所で口座開設が必要となります。

はじめて開設される方は、Coincheckがメジャーでわかりやすいのでオススメです。
本家のサイトの解説に沿って口座を開くところから始めましょう。


イーサリアムを購入

「100 COPIED BANANAS」ではNFT(バナナの3Dデータ)をイーサリアム(ETH)という仮想通貨で販売しています。
すべてのバナナが0.1ETHから入札を受け付けているため、2021年12月7日現在のレートでは最低限、6万円分ほど購入いただくのが安全です。

【注意】ETHを使用するためには後述する送金の手数料がかかってくるため、ジャスト0.1ETHだと手続きが完了できないため、多少余裕を持った金額でご用意いただくことをお勧めします。

ウォレットを開設し仮想通貨取引所から送金

イーサリアムをつかって買い物をする際に必要なのがウォレットです。
自分がもっている仮想通貨を管理するために必要な財布のようなものですね。
はじめてウォレットを開設される場合はMETAMASKが使いやすくてお勧めです。

そして、METAMASKの導入方法については、ノアログさんが大変わかりやすく解説されているので、以下の記事をご参照ください。


ここまで進むと財布に通貨を入れた状態にたどり着けますので、NFTショップに進みましょう。

この記事では、2021/12/1〜2021/12/15までオークションを開催している、「100 COPIED BANANA」を題材に解説を続けていきます。

【注意・経験者向け】
現在このショップでは「METAMASK」と「Fortmatic」の2種のウォレットに対応しております。Fortmaticをお持ちの方はMETAMASKの導入は不要ですので、そのまま以下のプロセスにお進みください。

NFTショップでお気に入りの作品を見つける。

※ここから先の操作はPCで「Google Chrome」での操作を推奨します。

まずはこちらのショップを訪れてみてください。

バナナを3Dスキャンし、それを3Dプリントし、100回繰り返して作品化しています。

100個ある作品からお気に入りのバナナを見つけたら「more」ボタンをクリックして詳細画面に進みます。


入札に参加するには「Connect Wallet」をクリックします。
これによってNFTショップにMETAMASKを認識させてお買い物ができる状態をつくります。

こちらも「Connect」をクリックします。

ポップアップが出てくるので「次へ」をクリック。

さらに「接続」をクリックします。


先ほどまで「Connect Wallet」と表記されていたボタンが「Place a Bid」に変わっていますので、クリックします。(入札するという意味です)

表示される画面で入札希望額を入力し、入札を実行します。

入札が成功するとこのような画面が表示されます。

以上で入札は完了です。
右上のアイコンをクリックして、マイページに飛び、入札状況を確認してみましょう。

マイページではこのように入札中のアイテムを確認することができます。

説明は以上となりますが、最後に購入者からイーサリアムの取引にかかる手数料について、貴重なコメントを参考までに記載させていただきます。

【重要】手数料が発生します(ガス代)

イーサリアムの取引においては、「ガス代」と呼ばれる手数料が発生します。
ざっくり言うとネットワークを維持するために活動をしてくれている「マイナー」と呼ばれる方々への報酬となり、ガス代はその時々で変動する性質があります。

実際に7thのバナナを購入いただいた方から、ガス代に関していただいたコメントを共有させていただきます。

今回のトランザクションで発生したガス代は$54.98 / 126k usageでした。ちなみに、私はガス代の存在自体を知らなかったため、CoincheckのWalletからMetamask Walletに2回の送金するはめになり、これだけで$50程度のコストがかかってしまいました。Gas rateに関しては事前に調べられますので、皆さんもこの点はご留意ください。

7th COPYの購入者より

前半でした「入札金額ぴったりではなく余裕を持ったイーサリアムをウォレットにいれておくべき」という説明にはこういった背景がありました。

NFTやイーサリアムに関しては、多くの方が不慣れな状態となっているがゆえに、コストを想定外に感じられるケースも多くあるのだなと、出品者として情報発信不足に反省しているところがございます。

改めてコメントをくださったことに感謝申し上げると同時に、この記事で少しでもわかりやすく取引を進められる方が増えることを願っております。

最後に:なんでバナナをコピーしたの?

How Toに徹してきたため、あまり背景を語りませんでしたが、100 COPIED BANANAというプロジェクトの背景を少しだけ。

「コピーの価値はオリジナルの価値より下がる」
テクノロジーの発達したデジタル時代において、この定説は崩れる可能性がある。
私達はそう考え、3Dスキャン・3Dプリントのコピーサイクルによって、バナナを100回に渡り複製しました。
コピーサイクルの中で生まれた3Dデータ(.stl形式)をNFTとして販売し、それぞれのコピーについた固有の価値を比較することで、定説の反証に試みています。
また、3Dデータが購入されたあと、分岐して2次・3次とコピーのコピーが生まれて流通することも想定し、それらの同行を観察するプロジェクトです。

公式サイトより

詳しくは、発案者でありKonelのクリエイティブ・テクノロジストの都さんのインタビューをご覧ください。

それではみなさま、新しいNFT体験をお楽しみください!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?