見出し画像

デンマーク教育視察ツアー 2017 Report #2

4日目だった今日(2/27)は、今回の現地コーディネーターであるニールセン・サダコさんが暮らしていらっしゃる地域でもあり、シェークスピアにハムレットの舞台でもある、ヘルシンノアという町を訪ねました。
世界遺産のクロンボー城があり、すぐそばに見える海の対岸はスウェーデンです。

まずは私立学校であるリラスコーレへ。副校長のギッテさんに学校の説明をしていただきました。この学校は、アートの授業をたくさんする他、旅行をたくさん取り入れていること(各学年で、ガンビアやドイツやイギリスなどを訪問するそう)、保護者が運営に参画することなどを特徴としています。説明の後、9年生の英語の授業の一環として、英語で生徒さんたちのスクールライフインタビューをさせてもらい、さらに低学年の授業を見学。お母さんが日本人で日本語を話せる子どもがいたりして、わあ!と盛り上がりました。

画像1

次は、市の補助金で運営されている高齢者のクラブ活動の施設を訪ねました。洋裁、絵画、スポーツ、ミュージカル、パーティなど様々なアクティビティが行われています。食事もとれて、朝からビールを飲むこともできます。明るく楽しい雰囲気にあふれた施設で、生涯学習の理念が貫かれているデンマークならでは…!という感じ。日本から来た私たちには若干衝撃でした…。

画像3

その後、障害者の就労施設も見学し、夕方にデンマーク独自の寮制の成人教育機関「フォルケホイスコーレ」に到着。
ここはフォルケホイスコーレの中でも、国境を越えて様々な国から学生が参加し、違いを越えて学び合うことで、平和な世界をつくることを目指している国際フォルケホイスコーレです。日本人の学生もいます。
ここでは、校長先生から、たっぷりと(と言ってももっと聞きたかった、という声ばかりでしたが…笑)フォルケホイスコーレ全般とこの学校について説明を受けました。成績で競争させたり、体罰で恐怖をあおったりして学ぶことを強いるのではなく、好奇心やよりよく生きたいというポジティブなモチベーションで学ぶべきだと考えられているフォルケホイスコーレ。
ここでは、共に歌を歌ったりご飯を食べたり対話をしたりして、共に生きることを学びます。歌を一緒に歌うという、素敵な経験もさせてもらいました。そして日本人学生3人が協力してくれ、スクールツアーへ。
楽しげな空間に興奮する一行(笑)
さらに、学生さんたちみんなが一緒に夕食をとる場に参加させていただき、短い時間でしたが交流を楽しみました^ ^

画像2

最後に訪れたのは、14-20歳ぐらいのティーンエイジャーの夜の遊び場・居場所・クラブ活動の場である「ユーススコーレ」。
所長のペティナさんが親切に施設説明をしてくれました!
さらに、ここでは多数の授業が行われており、日本語クラスの学生さんや、「Young voiceis」という若者の声を社会に届けようというプロジェクトのリーダーなどが、私たちと意見交換をし、インタビューに答えてくれましたもちろん施設内見学も。
スケボーを思いっきりできる広い空間や、コーヒー・紅茶飲み放題のカフェ、バンド活動にいそしめるスタジオ、ダンスフロアなど、ワクワクする活動ができる環境が整っていて、参加者からは「なにこれー!」という叫び声や、「いいなぁ…」というため息が漏れ聞こえていました。確かにうらやましい限り…。

画像4

長ーーーい1日を終え、電車でコペンハーゲンへ戻りました!
明日も早起きして、3箇所を訪れます。

(2017/02/27)